ASH DA HERO、首振りDollsによる熱く胸高鳴る対バン!『MUNETAKA Vol.9 -SURVIVAL-』をレポート!

ライブレポート | 2019.06.25 12:00

「いつもの毎日に、胸高鳴る音楽を」というコンセプトで2018年12月にスタートしたディスクガレージ・プレゼンツのシリーズ・イベント『MUNETAKA』の『Vol.9』が、6月12日(水)渋谷CYCLONEにて開催された。出演はASH DA HEROと首振りDolls。首振りDollsは当イベント3度目の出演(1回目の時のレポはこちら。2回目は6月11日 川崎Serbian Night)、イベントのサブタイトルもその時と同じ『SURVIVAL』と付いている。

首振りDolls

先攻は、現体制になってから(=ベースのショーン・ホラーショーが加入してから)初めてのアルバム『アリス』を、5月22日にリリースしたばかりの首振りDolls。『アリス』収録の「黒い太陽」と「カラリカラマワリ」を含む全9曲をプレイする。
ナオ(Dr./Vo.)、「黒い太陽」をやる前に、「新しいアルバムのリードトラック“黒い太陽”、渋谷スクランブル交差点(のビジョン)で流れとったの、観てくれましたか? 観てないな! 知らない人のためにやってやるよ!」と叫んだり、その次の「イージーライダー」を終えたところでのMCでは「すごいツーマンだと思わない? でも見たところによると、ほとんどがキョトン顔でございます!」「私たち、悪の軍団でございます。このあと正義のヒーローが出て来ます!」と言ってみたりと、自虐的な言い草で爆笑をとる瞬間が多かったのだが、すみません、私、最初から逆の印象でした、この日の渋谷CYCLONE。
このキャパでこの2マンなので、それはまあASH DA HEROのファンの方が多いだろうな、と予想していたし、実際もそうだったのだが、にもかかわらず、SEが鳴ってジョニー・ダイアモンド(Gt./Vo.)→ショーン・ホラーショー→ナオの順で首振りDollsが出て来ると歓声が飛ぶし、「ロックンロール」でライブが始まるとハンドクラップも起きているし。要はASH DA HEROのファンにもウケていたわけです、大いに。
あくまで僕の推測だが、「どんなバンドか知らないけど観てみたらよかったので盛り上がった」というよりも「どうもすごいらしいということは耳に入っていて、いざ観たら期待以上だったので盛り上がった」みたいな空気感だった。
ラストは1曲目と同じく「ロックンロール」。ナオの「ロックンロール好きですか! ジョニーのギターが聴きたいか!」という号令で、ギターを弾きまくるジョニーを見つめるオーディエンス、みんな弾けそうな笑顔だった。

ナオ(Dr,Vo)

ジョニー・ダイアモンド(Gt,Vo)

ショーン・ホラーショー(Ba)

SET LIST

01. ロックンロール
02. ニセモノ
03. 黒い太陽
04. イージーライダー
05. PSYCHO CLUB
06. サンドノイズ
07. カラリカラマワリ
08. 悪魔と踊れ
09. ロックンロール

ASH DA HERO

そしてASH DA HERO。やはりというか当然というか、渋谷CYCLONEのパンパンのフロア、頭からラストまで──赤いフラッグを担いで登場し、「渋谷に帰って来たぜ!」と叫んで「HERO IS BACK2」でライブが始まってから、「どうもありがとう、明日からまたがんばっていけるか? また会おうぜ、あなたのヒーロー!」という雄叫びから突入したラスト(8曲目)の「Prologue」まで──それはもう超高温でヒートしっぱなしだったのだが、そのあっつい反応以上に、ASH DA HERO自身の、パフォーマーとしての徹底的な誠実さに、なんだかとてもやられてしまった。
「ロックンローラーとしてはだっさいかもしれないけど、振り付けやってみない?」「どうよ、このマヌケな振り付け。みんなでやったら楽しいと思うんだよね」などと言いながら「JAPANESE ROCK STAR」の恒例の振り付けをベイビーズ(彼のファンのこと)以外のオーディエンスに教えて一緒にやってみせたり。7曲目「HERO」の“さざなみ”(これも恒例。フロアの前から後ろにウェーブが起きる)でも、「初めての人はノリでやっちゃって!」とあおったり。それ以外の瞬間も、「ひとりも置いて行くつもりねえから!」と叫んだり、端っこの方から観ているオーディエンスに話しかけたり、「さあ首振りファンもベイビーズも全員で暴れちまえよ!」とアジテートしたり。
とにかくもう、ひとりでも蚊帳の外な人がいるのが我慢できない感じ。劇場に出ている芸人は、どっかんどっかんウケていても、ひとり笑ってないお客がいるとすごく気になるものだ、という話を昔インタビューでビートたけしがしていたが、ついそれを思い出すほどだった。
中盤に「名前だけでも覚えて帰ってください、なんてつもりさらさらないんで。がっつりファンになって帰ってください!」と言っていたが、そういうことをMCで言いたくなるのがよくわかるくらい、そんなASH DA HEROの全開の情熱が、フロアの隅々にまで届いていた。

それから。ラストの“Prologue”の最初に熱いMCをしている時。前の「HERO」のサークル中に、誰かが落としたアクセサリーみたいなのを拾った男の子が、それを掲げて持ち主を探しているのに気がついたASH、その瞬間に「おい、貸せ貸せ、あとで届けてやる」と、その子に投げさせて受け取り、MCに戻った。うわあ、この人いいわあ、と、つくづく思った。せっかく熱いこと言ってるのに話の腰が折れる、とかよりもそっちの方が大事なんだな、反射的にそういうふうに身体が動く人なんだな、という。

SET LIST

01. HERO IS BACK2
02. You Gotta Power
03. JAPANESE ROCK STAR
04. Layla
05. 反抗声明
06. YELLOW FEVER DANCE
07. HERO
08. Prologue

というわけで、とにかく2アクトとも、とてもとてもいい時間だった。
なお、次回『MUNETAKA』は7月5日(金)渋谷GARRET udagawaにて開催。サブタイトルは『LOCK ON YOU』、hy4_4yh/color-code/Skip theChips/ラップオバケ、の4アクトが出演する。
そして、その次、7月23日(火)川崎Serbian Nightと24日(水)SHIBUYA REXは、首振りDollsの異種格闘技二番勝負(って、誰とやっても異種格闘技になる気もするが)。23日はGacharic Spin、24日はKOKIと対決する。

公演情報

ディスクガレージ公演

MUNETAKA

vol.10 -LOCK ON YOU-
2019年7月5日(金) 渋谷GARRET udagawa
出演:hy4_4yh / color-code / Skip the Chips / ラップオバケ
チケット一般発売日:2019年4月27日(土)

vol.11 -SURVIVAL-
2019年7月23日(火) 川崎Serbian Night
出演:Gacharic Spin / 首振りDolls
チケット一般発売日:2019年6月1日(土)

vol.12 -SURVIVAL-
2019年7月24日(水) SHIBUYA REX
出演:KOKI / 首振りDolls
チケット一般発売日:2019年6月1日(土)

vol.14 -IDOL COLLECTION- 「温故知新」
2019年7月25日(木) duo MUSIC EXCHANGE
出演:群青の世界 / マリオネッ。 / raymay / SOL / Devil ANTHEM. / FES☆TIVE / Pimm’s / PiXMiX
チケット一般発売日:2019年6月29日(土)

MUNETAKA SPECIAL 2019

2019年8月24日(土) duo MUSIC EXCHANGE,TSUTAYA O-WEST,TSUTAYA O-crest,TSUTAYA O-nest,7th floor
出演:新しい学校のリーダーズ / Absolute area / 綾野ましろ / OverTone / Omoinotake / ORESAMA / GOOD BYE APRIL / KOKI / Skip the Chips / THREE1989 / SOLEIL / TaNaBaTa / とけた電球 / ハシグチカナデリヤ / BuZZ / Half time Old / HAND DRIP / ましのみ / ムノーノ=モーゼス / 村屋光二(ex.redballoon) / メロウ・イエロー・バナナムーン / Mellow Youth / 弓木トイ / ЯeaL / Ryu Matsuyama Duo / …and more!!(50音順)

チケット一般発売:2019年7月27日(土)

OFFICIAL WEB

首振りDolls
https://kubihuri.com/

ASH DA HERO
https://ashdahero.com/

  • 兵庫慎司

    取材・文

    兵庫慎司

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  • 東 美樹

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    東 美樹

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