フレンズが新宿でひろせがわがままを言う!超満員のツアーファイナル

ライブレポート | 2019.07.09 17:00

青春チャレンジツアー ~ひろせの生まれた街でひろせのワガママを聞いてもらう日~
2019年6月29日(土)新宿BLAZE

6月29日(土)、東京・新宿BLAZEで開催された『青春チャレンジツアー 〜ひろせの生まれた街でひろせのワガママを聞いてもらう日〜』。“まだお客さんがいらっしゃいます!一歩ずつ前に詰めてください!”と開演直前までスタッフが声をかけなければ、スタンディングのフロアーに入りきらなかったほど超満員の観客が手拍子で迎える中、演奏はライヴのオープニングに相応しいポップナンバー「パーティーしよう!」で始まった。

“渋谷区神泉から来ましたフレンズです。よろしく!もっとぶちあげよう!手を挙げてくれ!”というひろせひろせ(MC&Key)の呼びかけに、観客全員が早速見事なワイパーで応えた。ステージの5人(+サポートのズッ友キーボード 山本健太)は観客のシンガロングを誘った「夜にダンス」、関口塁(Dr)が叩くモータウン風の頭打ちのビートが印象的な最新シングル「楽しもう」をつなげ、楽しむ気満々の観客の気持ちを一気に盛り上げていく。

ひろせが“メンバーが青春を過ごした町、それぞれにチャレンジしたい町を回ってきて、本日、最終日。ソールドアウトしました!” “(ライヴのサブタイトル通り)セトリ、構成についてわがままを言わせてもらいました。みんなが聴きたい曲は大体やるけど、チャレンジしたいこともあります。最後まで付いて来てください!”とこの日のライヴのテーマを伝え、観客の興味と期待を煽る。

ひろせひろせ(MC&Key)

関口塁(Dr)

『青春チャレンジツアー』と銘打ち、池袋、長崎、北浦和、松本とメンバーそれぞれの出身地を回ってきた今回のツアーは、各地の出身メンバーの提案で、バンドがさまざまなことにチャレンジしながら、これまでとは一味違うライヴを繰り広げてきた。そして最終日となるこの日は、お馴染みの曲はもちろんのこと、いつも以上に充実したライヴとなった。中でも観客を沸かせたのは、「NIGHT TOWN」と「夜明けのメモリー」をしっとりと聴かせてから行なった中盤の“長島涼平(Ba)のプレイはどれだ?”コーナーだ。

長島涼平(Ba)

長島に加え、えみそん(Vo)、ひろせがステージの裏で「fisherman」のワンフレーズを弾き、どれが長島のプレイか観客が当てるというこのコーナー。見事、長島のプレイを当てれば、そのまま「fisherman」をプレイ。当てられなかったら、観客が選んだメンバーがベースを弾き、“ヴォーカルだけは絶対やらない!”と決めている長島が代わりに歌うというゲームなのだが、結局、観客は見事、長島のプレイを当てたにもかかわらず、“ここで(ライヴの)サブタイトルが効いてきます”というひろせの一存で、難を逃れたと安心しきっていた長島が歌う羽目に。ある意味で理想の展開となり、もともとベーシストだったえみそんのベースプレイも含め、大きな観どころのひとつだったはず。

えみそん(Vo)

三浦太郎(Gu)

しかし、ひろせが用意していたこの日一番の観どころは、「タイミング~Timing~」のカバーからキラーチューンの数々につなげ、観客を存分に踊らせてシンガロングさせたあとのアンコールにあった。

その1曲はえみそんがピアノだけをバックに歌い上げたMISIAの「Everything」。かつて、バンド仲間たちとたまたま行ったカラオケで、えみそんが歌う「Everything」を聴き、“歌の上手さに震えたことがフレンズ結成のそもそものきっかけだった”と語ったひろせは、自分のワガママがきいてもらえるこの日、どうしてもえみそんが歌う「Everything」を観客にも聴いてもらい、自分と同じように震えてほしかったようだ。

そして、2曲目に選んだのは、長島が曲の良さに惚れこんで“バンドをやろうよ”とフレンズのメンバーを集めるきっかけになった、ひろせ作曲の“大切な思い出の曲”「ベッドサイドミュージック」。敢えてパーティー調に盛り上げずにバンドの物語とともに感動を届けたツアーの大団円もまた、この日のチャレンジだったのかもしれない。

“フレンズは5年目も突っ走っていきます!”という想いが込められた演奏を、観客がじっと聴きいる姿がとても印象的だった。なぜなら、それはフレンズのライヴに新たに加わった光景だったからだ。 

また、フレンズは11月から『シチュエーション・コメディー season4』と題したワンマンツアーを開催することと、来年1月12日にLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)でツアーファイナルを迎えることを発表。この日、800人規模の会場でライヴを行ない、観客の熱気を間近で感じた経験は、これからフレンズが“東京ドームワンマン公演”という目標に向かってどんどん規模を拡大していく中で、大いに生きてくるに違いない。

距離が近いせいか、客に対するアプローチがいつも以上に熱かったひろせのみならず、ギターで観客とコール&レスポンスを繰り広げた三浦太郎(Gu)、そして本編ラストの「Love, ya!」を、観客ひとりひとりの顔を見ながら歌ったえみそんなど、メンバーそれぞれに観客との距離の近さを楽しんでいたように見えたことを、最後に付け加えておきたい。

SET LIST

01. パーティーしよう!
02. 夜にダンス
03. 楽しもう
04. iをyou
05. 地球を越えても
06. Hello New Me!
07. 常夏ヴァカンス
08. 夏のSAYにしてゴメンネ♡
09. NIGHT TOWN
10. 夜明けのメモリー
101. 元気D.C.T 〜プロローグ〜
12. fisherman
13. タイミング~Timing~ フレンズcover ver.
14. 塩と砂糖
15. ビビビ
16. Love,ya!
EN
01. Everything / MISIA
02. ベッドサイドミュージック

公演情報

ディスクガレージ公演

「シチュエーション・コメディー season4」

2019年11月1日(金)福岡・DRUM LOGOS
2019年11月13日(水)仙台・Rensa
2019年11月24日(日)大阪・サンケイホールブリーゼ
2019年11月28日(木)北海道・札幌 ペニーレーン24
2019年12月8日(日)愛知・名古屋市公会堂
2020年1月12日(日)東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)

その他出演情報はオフィシャルサイトにてご確認ください。

  • 取材

    山口智男

  • PHOTO

    Ray Otabe

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