PiXMiX メジャーデビューチャレンジ最終試験「運命の瞬間(とき)」をレポート!

ライブレポート | 2019.09.03 17:00

PiXMiX メジャーデビューチャレンジ最終試験 "運命の瞬間(とき)"
2019年8月24日(土) Shibuya WWW

長澤まさみや浜辺美波ら名だたる女優陣が所属する、「東宝芸能」秘蔵のアイドルグループ「PiXMiX」が2019年8月24日、渋谷WWW(渋谷区)でメジャーデビューチャレンジ最終試験「運命の瞬間(とき)」を開いた。ステージ終盤には、メジャーデビューの可否が発表されるとあり、ファンが集結。6人の“運命の瞬間”を見守った。

開演時刻の午後4時に幕開けたステージ。メンバーの写真が次々に映し出されるオープニング映像に合わせて、手拍子が大きくなっていく。映像の最後に「運命の瞬間」の文字が映し出されると、「うぉーっ」という歓声が会場に響いた。

舞台に姿を現した6人を、拍手が包む。始まった『Don’t Worry』では歌に合わせ、愛らしいダンスでフロアを盛り上げた。曲間のダンスではTOWAKOが「あっ、間違えちゃった!」と顔を赤らめると、すかさずメンバーが「みんなで名前を呼んであげよう!」とコールし、ファンと共に「TOWAKO~!」と声援。声を受けて元気を取り戻したTOWAKOは「ありがとう!」と元気いっぱいに手を振った。

最初のMCでは、まとめ役のMISAKIが緊張で口が回らないハプニングも。しっかり者のMISAKIを励まそうと、いつもかむことが多いAIRIが「昨日は眠れなかった」とフォロー。KARENも「本当に緊張しているんだよ」と泣き出しそうな顔を見せた。

緊張でこわばっていた顔も、メロディーが流れると一転。ファンの声に応えようと元気いっぱいの6人に戻った。『青い桜』では花びらが舞うように、手をひらひらとさせながら情感たっぷりに熱唱。『コイワズライ』では甘酸っぱい初恋に揺れる乙女心を、切なく歌い上げた。

メジャーデビューを賭けたチャレンジは、6月29日に東京・白金高輪SELENE b2で行ったライブで公表。6人のtwitterとInstagramのフォロワーの合計を7万人以上にする「目指せ!ファン倍増!フォロワー7万人チャレンジ」を皮切りに、都会から離れた大自然の中で3日間キャンプ生活を行う「6人で生き抜け!真夏のキャンプチャレンジ」など数々の課題をこなしてきた。

「ちょっと振り返ってみよう」と回想したTOWAKOは「お化け屋敷がつらかった」と顔をしかめ、「出た後に、手にあざができていたの。お化けの仕業じゃなくて、(ペアを組んだメンバーと)手を握り合っていたから」と思い出し、手をさすると痛そうな表情。KOHIMEは「TOWAちゃんが一番怖かったよ。すごい声で泣いていたから」と話していた。

この日のライブが最後の試験。MISAKIは「今日、最終試験まで来られまして、この後、課題曲を歌います。頑張りましょう」と気合い。決意表明するようにMISAKIが一歩前に出て歌った『アイオライト』では、AIRI、TOWAKOらメンバーが、終盤にかけて声を合わせ、歌をふくらませていく。仲間が増え、一人じゃないと奮い立たせる歌詞に、心情が重なったのか、感極まったMISAKIの目に涙があふれた。涙声で歌うMISAKIの肩に、AIRIがそっと手を置きいたわっていた。

しゅんとした空気を一変。「お前らいくぞ!」と始まった『Milky way』ではフロアを激しくあおっていく。『ミルキーウェイ』の歌詞に合わせて人さし指と親指で輪を作る場面では、小悪魔のようないたずらっぽいしぐさで観客を魅了した。KOHIMEを先頭に会場に対して垂直に一列に並んだ『学園スローモーション』では「せーの!」の声に合わせてファンとかけ声をあげて一体になった。

中盤のMCでは、1曲目に披露した『Don’t Worry』のミュージックビデオが配信になったことを報告。暑い夏の日に、2日間をかけて行った撮影では、両肩が見えるワンピースで臨んだため、MISAKIが「肩だけ日に焼けてしまった」とうなだれ、「中でもITSUKIが一番焼けていて、着替えた瞬間『いややーーー!!!』って言っていた」と暴露。「いややーーー!!!」と叫んだITSUKIをまね、『いややーー!!!』と言い合うのがメンバーの中で流行語になったと苦笑い。KARENは「寝転がって撮影する場面で、太陽を直視して、目が日に焼けてしまった」と振り返り、「目が真っ赤になって、3日間コンタクトを付けられなかった」とともに“痛い”思い出を明かしていた。

「小さく前ならえ、なおれ!」の号令でスタートした『約束』では着物をモチーフにしたミニドレスを身にまとったメンバーが、たもとを揺らしながらダンス。「サイリウムを持っていきましょう!」と声をかけた『君に届け』では、冒頭、TOWAKOのサイリウムだけが赤く点灯し、慌てるシーンも。無事に6人のサイリウムを青く輝かせると、右足を跳ね上げる独自のステップを見せ、聴衆を沸かせた。

「声出ししよう!」と盛り上げた『Pump It Up!』ではポップな電子音楽に合わせて、フロアを所狭しと回りながらキュートに踊り、真っ赤に染まった『ノア』では激しいドラム音が響く音に合わせ、「オイ!オイ!オイ!」と声を出していく。全てを貫いていくような力強い一面を見せ、フロアを圧倒した。

拳を振り上げ、ボルテージが最高潮になった舞台から6人が姿を消すと、『全てはここから始まった』の文字が背後に浮かび上がった。

それは6月に聞かされた『メジャーデビューチャレンジ』の映像。サイレンが響く中、6人が『目利きチャレンジ』や『肝試しチャレンジ』に臨む様子が映し出されていく。涙あり、笑いありの日々。成長を続ける6人を愛おしそうにファンが見つめていた。

おそろいの黒いジャージーで、山登りなどをしたキャンプ体験の最終日に、この日披露する課題曲『その先へ』の存在を知らされた6人。渡された歌詞を読み込むと、「かわいい」「耳に残る」「間奏が長いから、めっちゃ踊るんじゃない」「歌詞が今のうちらにぴったり」「本番で絶対泣くわ」「一人が泣いたら、みんな泣くよね」「歌詞が染みた」と感想が止まらない。最後の課題に向けITSUKIは「キャンプでこれだけみんなで協力して乗り越えられることが分かったから、これから何でもできるよね」とメンバーを見渡した。信頼し、深まった絆に確信を持っているようだった。

映像が終わると、白い仮面を付けた謎の男が登場し、「会場の中には6人の審査員がいます」と公表。メジャーデビュー最終試験は、課題曲のパフォーマンスを見た審査員全員の投票が必要で、一人でも欠けていたら失敗という過酷な条件を明かすと、会場がざわついた。

着物ドレスから、ミントグリーンのレースが付いたオフホワイトのワンピース姿で戻ってきた6人。MISAKIが「メジャーデビュー課題曲、聴いてください」と一礼すると、中央で背中を合わせたTOWAKOとKOHIMEがエアギターを弾くパフォーマンスでキメてみせた。クールにスタートした『その先へ』では、2人一組や、6人が横一列になって踊るなど、縦横無尽の動きで魅了。『夢の場所まで駆け出したい!』と歌う歌詞通り、メジャーデビューに向け一直線!という熱意を感じさせた。

「全力で頑張ってきた」。白い仮面の男のもとに、黒い箱が運ばれてきた。「さぁ、ボールを数えましょう」。「1、2、3・・・」。数を重ねるごとに大きくなる歓声。「さぁ、最後のひとつが入っていれば、チャレンジ成功。入っていなければ失敗です」。固唾を飲んで見守る会場。箱から抜いた手には、青いボールは無く「6つ目のボールは入っていませんでした」と告げる声に、崩れるメンバー。MISAKIは声をあげて泣いた。

まさかの展開に沈むメンバー。そこに「レコード会社の者です」と“天の声”が聴こえてきた。「とても魅力的ですが、メジャーアーティストとしてお客さんを楽しませるためには、まだまだ経験を積まなくてはいけません」。6つのボールはそろわなかったが、審査員と話し合い、「アンコール用に用意した『飛ばせ!紙ヒコーキ』で再審査をします」と、急きょ、再チャレンジの場が与えられることに。

白い仮面の男に「再審査を受けますか?」とたずねられた6人は「受けます!!」と即答。MISAKIは「私たちが見せたいのは、泣いている姿じゃなくて、笑顔!」とステージの中央で円陣を組み、気合いを入れた。代表曲『飛ばせ!紙ヒコーキ』は歌い出しからファンが手拍子で応援。歌に合わせ、メンバー名をコールしたり、ジャンプをするなど、ステージも会場もひとつになって、共にある時間を楽しんでいた。『飛ばせ紙ヒコーキ』と歌う場面では、ステージからフロアへ。ファンから6人へ。共に手作りの紙ヒコーキを飛ばし合い、思いを交換。泣きやんだ6人の顔には笑顔があふれていた。

歌い終えると再び緊張の瞬間が。AIRIは「泣いて歌えないかもと思ったけど、みんなの顔を見ていたら励まされた」と笑顔。KOHIMEは「1年分くらい泣いてしまった」とまだ赤い目を潤ませていた。左手にファンから受け取った紙飛行機を手にしたTOWAKOは「リハーサルの時は6つ入ってるって言われて練習してたのに。6個入っていたんだもん、練習の時は。だから今度は絶対6個入っているもん」とだだっ子のように話すと、隣にいたKOHIMEが「そうだよね」とTOWAKOの肩を抱き、2人で「入っているよね。うんうん」とうなずき合っていた。

デビューの扉が開くか。夢と散るか。白い仮面の男が、再び青いボールを箱から取り出していく。「1、2、3・・・」と数える間、肩を寄せ合って6人が祈る。「6つ・・・入っていたよ」と声を掛けられると、一斉に崩れ落ちた。フロアに「メジャーデビュー おめでとう」と書かれた横断幕を見つけたMISAKIは、まだ立てないメンバーの背中をさすり、「見て!」と客席を指さした。今度はうれし涙の6人。10月23日にキングレコードからメジャーデビューし、さらに前日の10月22日は、活動2周年とデビューを祝うライブを東京・恵比寿ガーデンルームで行うことも公表。アンコール曲を歌いきってしまった6人は、メジャーデビューの表題曲に決まった『その先へ』を再度、熱唱。ファンと喜びを分かち合った。

KOHIMEは「ファンのみなさんがいたから頑張ってこれた」。ITSUKIは「(チャレンジ期間中の)2カ月間は悩むことも多くなって、たくさん考えて泣いたりもした。メンバーも体調を崩しながら頑張ってきました。どうなるか分からない時もあったけれど、ここまで続けてきて良かった」。KARENは「チャレンジは一人だったらできなかった。みんなともっともっと上に行くことができてうれしい」。AIRIは「課題曲をやる前は、ステージそでで、心臓がバクバクでした。1回目で成功できなかったけれど、いつも支えてくれるみんながいたからかなえることができた」。TOWAKOは「ここにいるファンのみなさんの笑顔のおかげで頑張ることができた」。MISAKIは「私たちが頑張れる理由はみなさんです。たくさんの人の愛があって、今ここに私はいます。メジャーデビューはゴールじゃなくて、スタートライン。もっと上を目指して6人で突っ走っていきます!」とさらなる飛躍を誓っていた。

いくつものチャレンジを突破し、絆を強くした6人。念願のメジャーデビューへ。快進撃は続く。

SET LIST

01. Don’t Worry
02. 青き桜
03. コイワズライ
04. アイオライト
05. Milkyway
06. 学園スローモーション
07. 約束
08. 君に届け
09. Pump It Up!
10. ノア
11. その先へ(新曲)
12. 飛ばせ!紙ヒコーキ
En. その先へ

公演情報

ディスクガレージ公演

PiXMiX 2周年&メジャーデビュー記念ワンマンライブ

2019年10月22日(火・祝)  恵比寿ザ・ガーデンルーム

※女性限定エリアを設置

チケット一般発売:2019年9月21日(土)

MARQUEE祭 Vol.42

2019年10月10日(木) TSUTAYA O-WEST

出演:天晴れ!原宿 / FES☆TIVE / 真っ白なキャンバス / Devil ANTHEM. / PiXMiX / アキシブproject / READY TO KISS / なんキニ! / 群青の世界 / キミイロプロジェクト / 空想と妄想とキミの恋した世界 / タートルリリー 

RELEASE

「その先へ」

(KING RECORDS)
2019年10月23日(水)SALE
※初回限定盤(CD+DVD)、通常盤(CD)
「Pump It Up!」

1st SINGLE

「Pump It Up!」

(TOHO ENTERTAINMENT RECORDS)
2019年1月9日(水)SALE
  • 西村綾乃

    取材・文

    西村綾乃

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