SURFACEが初の無観客生配信ライブを2days開催!2日目をレポート!

ライブレポート | 2020.09.01 18:00

SURFACE LIVE 2020「HANDS #2」ONLINE LIVE
2020年8月30日(日)神田明神ホール

※2020年9月2日(水)23:59までアーカイブ視聴可能。これからご覧になる方はレポート本文にセットリスト、内容の記載がございますのでご注意ください。

2020年8月29・30日、SURFACEが自身初の無観客生配信ライブを行った。新型コロナウィルスの感染拡大状況を考慮して中止した『SURFACE LIVE 2020「HANDS #2」』を、改めて、こういう形で行うことを決定したもので、当初ライブを行うはずだった東京・神田明神ホールから、2daysで配信。
1日目は、オフィシャルファンクラブ「FACES」会員限定の配信で、2日目は制限なし。「FACES」会員限定の2daysチケットを買った人は特典映像を観ることもできる、という仕様だった。
以下、その2日目のレポート。

神田明神ホールのフロアのまんなかで、椎名慶治と永谷喬夫のふたりが向かい合っている。椎名慶治は高めのスツールに腰掛けて、ブームスタンドに固定されたマイクに向かい、永谷喬夫はPCを傍らに、どっしりと低めに座ってギターを構えている。
頭から最後まで、そのふたりきりによるライブ。ただし、永谷喬夫が弾いているのはアコースティック・ギターだが、「アコースティック・ライブ」とか「アンプラグド」という形容では足りない、その枠を大きくはみ出していくようなパフォーマンスだった。
ボーカル、アコースティック・ギター、リズムマシン、シェイカー。そして、椎名慶治がサンプリング・ルーパー(その場で録った音をループさせるエフェクター)を駆使して重ねていく、時にドラム代わりにリズムを刻んだり、時にコーラスの役割を果たしたりする、自身の声。
それらが渾然一体となったり、ギター1本と歌だけに戻ったり、PCからのバック・トラックに歌とギターを合わせたり──というふうに、1曲1曲がバラエティに満ちた、そして1曲1曲が連なってストーリーを描いていくような、とても豊潤な時間だったのだ。

中盤、バック・トラックに合わせて「LAST BIRTHDAY」(2020年10月7日リリースのニュー・アルバム『PASS THE BEAT』の収録曲)を始めるが、なぜかアナログ・シンセの音だけ出なくて中断する、というハプニングが発生。
椎名慶治、「昨日普通にできたことが、今日できないって怖いよね。リハーサルでもなんともなかったのにね」。
永谷喬夫がスタッフとやり取りしてPCを再起動したりする横で、椎名慶治、観ている人たちのツイートをタブレットで読みながら、「永谷、こんなヒューマン・エラーじゃないトラブル、めずらしいよね」。心なしか楽しそう。予期せぬアクシデントがあるとテンションが上がるタイプのようだ。でも、トラブルが解決し、無事トラックが鳴り始めると、何事もなかったようにスッと曲に入り込み、エモーショナルな歌を聴かせる。

その後も、「君の声で 君のすべてで. . .」に入るところで、またPCトラブルが発生。何度かのトライで曲を完奏するも、その後またインターバルが開き、椎名慶治がMCでつなぐ。
通常のライブならでは不可能なふたりのポジショニングや、自在なカメラアングルなどを鑑みると、スタジオで演奏を収録したテレビの音楽番組のように見える瞬間もあるが……というか、そう見えたって何も悪くないのだが、ただし、こんなトラブルがあると、今この瞬間をリアルタイムで共有していること、つまり、これがライブであることを実感する。
いや、当事者は大変だと思うが。永谷喬夫は。でも、椎名慶治は余裕っぽいし……と思いながら観ていたら、「切り拓けマイセルフ」「R.O.S」の2曲をものすごいテンションで歌い終えてひとこと、「いやあ、2日連チャンやっちゃいけない、このライブは」。あ、こたえてたのか。

ニュー・アルバムに先行し、永谷喬夫44歳の誕生日である9月10日にデジタル・リリースされることがここで発表になった「指切りしよう」、「パソコンの前でも気持ちは届くので。みなさん、画面の向こう側で一緒に歌ってください」という言葉から始まった「NANANA」で、この日最高のピークを迎えてフィニッシュ……と思ったら、椎名慶治、「あんなにトラブルあったのに、(スタッフが)アンコールやっていいって」。
というわけで、追加されたのは、「やりたい事をやって 暮らしてるなんて言って 実は やれる事だけ やってただけでしょう?」という必殺の一行を持つ「なにしてんの」、男のグズグズな気持ちを威勢よくアッパーに歌う「さぁ」、ループもリズムマシンもバック・トラックもなし、歌とギターだけで表現された「夢の続きへ」、の3曲だった。

最後に「俺たち、昨日終わったあとに聞かされたんだけど、この2日間、収録してるんだって」。というわけで、映像作品としてリリースされる可能性があるという。椎名慶治、「2日目が終わってから言ってほしかったよね」。確かに。でも楽しみに待ちたい。

SET LIST

01:空っぽの気持ち
02:Is life beautiful?
03:やってみようよ
04:死が二人を分かつまでは
05:御褒美
06:でてくるなよ
07:ちりつもたれつ
08:LAST BIRTHDAY
09:また僕はうなずく
10:君の声で 君のすべてで. . .
11:ふたり
12:切り拓けマイセルフ
13:R.O.S
14:頭の中の3LDKライフ
15:指切りしよう
16:NANANA
17:なにしてんの
18:さぁ
19:夢の続きへ

RELEASE

「PASS THE BEAT」

SURFACE 8th Original Album

「PASS THE BEAT」

(ソニー・ミュージックダイレクト)
2020年10月7日(水)SALE

※初回盤A・B、通常盤の3形態

INFO

■再始動後の2019年に行われたSURFACE LIVE 2019からDVD2タイトル『SAIKAI II』『ON~two as one~』、CD1タイトル『ON~and on~』を同時リリース!

■アルバムリリースに先駆けて、収録曲「指切りしよう」を9月10日先行配信決定!

≫ 詳細はオフィシャルサイトをご確認ください。

  • 兵庫慎司

    取材・文

    兵庫慎司

    • ツイッター
  • 撮影

    High Wind Production

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