フレンズ、5周年ライブ「フレンズの曲って、みんなの声がないと成立しないんだよね。いつか、フレンズのライブで、みんなと“イエーイ!”とか“Say、Ho!”って言いたい」

ライブレポート | 2020.11.16 18:00

5周年だよ!いったん集合!
2020年11月5日(木) duo MUSIC EXCHANGE

5周年を迎えたフレンズが2020年11月5日、東京・duo MUSIC EXCHANGEで行われた観客を入れたワンマンライブは、今年1月の東京・LINE CUBE SHIBUYA公演以来、約10ヶ月ぶり。久々のライブでメンバー5人は、多彩なポップネスを反映した楽曲、エンタメ性に溢れたパフォーマンスをたっぷりと体現してみせた。

この日のライブは2部制。20時に始まった第2部のオープニングナンバーは「ビビビ」。「最後まで楽しんでいきましょう!」(えみそん/Vo)という言葉とともに、ゆったりと心地いいバンドグルーヴ、恋の始まりを描いた歌詞が会場全体に広がり、観客も楽しそうに手を鳴らしはじめる。“5周年、5周年”というコーラスも気持ちいい。さらに軽快なサウンドと“dancing the night/through the night”というサビのフレーズが絡み合う「夜にダンス」、三浦太郎(Gt & Cho)の軽快なギターカッティングに導かれた「iをyou」(ドラマ「きのう何食べた?」エンディングテーマ)と序盤から人気曲を披露し、会場のテンションを徐々に上げていく。「僕たち久々のライブなので、“手上げて”“クラップ・ユア・ハンズ”とかメッチャ言うと思うけど、一緒にやってくれますか?! 最高に楽しい1日にするので、よろしく」(ひろせひろせ/MC & Key)という言葉からも、このライブに対する強い思いが伝わってきた。

えみそん(Vo)

ひろせひろせ(MC & Key)

「“5周年だよ!いったん集合!”に集まっていただき、ありがとうございます!久しぶり!」(えみそん)という挨拶から最初のMCへ。
「MC中は扉を開けて換気してます。僕がスベっても換気されます(笑)」(ひろせひろせ)と笑いを取り、来場者特典の「5周年記念どこでもイェーイボタン」(ボタンを押すと、メンバー、ファンの“イェーイ”という声が再生される)でひとしきり遊んだ後は、“カバー・メドレー”。「A.S.A.P.」(Little Kiss)、「Timing」(ブラックビスケッツ)、そして、これが初披露となる「フレンズ」(REBECCA)。バンドのルーツである80年代〜90年代のJ-POPの名曲をフレンズ流のアレンジで楽しめる貴重なシーンだった。
この後は、フレンズの幅広い音楽性を体感できるコーナーへ。シックな手触りのサウンド、えみそん(Vo)の透明感のある歌声が絡み合う「DIVER」、冬の東京の夜を舞台に、“好きだっていって/怖がらないでいいの”という歌詞が響く「NIGHT TOWN」、そして、夏の終わりの切ない恋愛模様を映し出す「8月31日の行方」。ポップスの奥深さ、楽しさを反映した楽曲を生々しく表現する演奏も絶品。豊かなフレージングで表現豊かに演奏のボトムを支える長島涼平(Ba)のベース、心地よいグルーヴをたたえた関口塁(Dr)のドラム、キャッチーなフレーズで楽曲に深みを与える三浦のギターを中心にしたアンサンブルは言うまでもなく、フレンズの大きな魅力だ。

長島涼平(Ba)

三浦太郎(Gt & Cho)

関口塁(Dr)

“ステイホーム期間、何やってた?”というトークを繰り広げ(関口は25kgのダイエットの成功、三浦は鉄道の魅力に目覚めて電車を見ることにハマり、長島は家庭菜園に凝り、えみそんは韓国ドラマを見て、お菓子を食べまくっていたそうです)、和やかな雰囲気のまま10月に配信された新曲「いいんじゃない?」を初披露。ホーンを取り入れたダンサブルなサウンド、“自分をさらけ出して、好きという気持ちを伝えようよ”というメッセージを含んだ歌詞が一つになったこの曲は、ライブでのリアクションも最高。今後、フレンズの新たな代表曲として浸透しそうだ。
そして、観客のハンドクラップが響き渡ったポップチューン「楽しもう」からライブは後半へ。ラップを取り入れたハッピーモード全開のダンスチューン「Love,ya!」、「まだまだ躍らせてくださいよ!」(ひろせ)という煽りから始まったライブアンセム「塩と砂糖」を続け、会場のテンションは一気に上昇。えみそん、ひろせ、三浦、長島が自由にステージで動き、演奏と歌と笑顔とダンスで観客を魅了しまくる。フレンズの多幸感に溢れたステージは、やはり唯一無二だ。

ライブ終盤、ひろせはゆっくりと観客に向かって話し始めた。
「フレンズの曲って、みんなの声がないと成立しないんだよね。今は言えないけど、いつか、フレンズのライブで“イエーイ!”とか“Say、Ho!”って言いたいし、そういうつもりで今日のライブをやりました」「フレンズの5周年を祝ってほしいし、俺たち、また一歩ずつ踏み出すので。またフレンズに会いに来てきてくれますか?」
このライブに至るまでの感情を真っ直ぐに届けた後は、「地球を越えても」。オーディエンスが高く手を挙げ、手拍子と<懐かしいリズムが鳴って/あの日がやっと動き出す>というフレーズが共鳴する場面は、この日のライブの素晴らしさを象徴していたと思う。
「ウチらはいつもみんなの近くにいるから。どんなことがあっても、元気になってほしいし、“ズッ友”関係、忘れないでね」「みんなが毎日、超楽しくなるように、輝く未来になるように、いい夢を見れるように、最後にこの曲を歌わせてください」(えみそん)という言葉に導かれたのは、「ベッドサイドミュージック」。バンド結成のきっかけとなった楽曲が美しく広がるなか、ライブはエンディングを迎えた。

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