TAKUTO(トヨナガタクト)、初のファンミーティングで新曲披露!「BOYS PLANET」後の進化した“サンナムジャ”光る

ライブレポート | 2023.05.30 16:00

2023 TOYONAGA TAKUTO FANMEETING IN JAPAN ~START~
2023年5月28日(日)昼公演 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)

2023年5月28日、LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で 「トヨナガタクト ファンミーティング」が開催された。トヨナガタクトは、韓国で放送されているアイドルオーディション番組「BOYS PLANET」の出演をきっかけに人気を博し、番組内で披露された数々のパフォーマンスがSNSを中心に広がりを見せている、将来が最も期待される若干15歳の日本人アイドルだ。
番組内では、あどけなさと純粋さを武器に多くの視聴者の心を射抜き、その場に居合わせた大人達を次々と骨抜きにさせていた。話題の「トヨナガタクト!トヨナガタクト!」という名前ラップ、これは 彼がアピールタイムやエンディング等で 随所に魅せてきたパフォーマンスが元ネタとなっている。
「BOYS PLANET」の出演が終了した後も人気はとどまることを知らない。そこでまずは海を隔てて熱い声援を送り続けてきた日本のファンのために、昼夜2度のファンミーティングを開催する運びとなった。むずかわゆい緊張感の漂うPR動画からも既にお宝感がダダ漏れしているトヨナガタクトの本公演!その貴重な瞬間を昼公演を通してしっかりと伝えたい。

2公演予定にも関わらず、会場は多くのファンで埋め尽くされていた。心拍数が上がる中、日本語バージョンで撮り下ろされたPR動画がオープニングで流れ、すぐさま二人のダンサーを引き連れたトヨナガタクトが勢いよく登場した。興奮が沸点を越えるまでに時間は全くかからなかった。お馴染み「Here I Am」のパフォーマンスをセンターで披露。パステルカラーのプリズムが踊る。画面越しで何度も見つめた あの光景 「BOYS PLANET」が目の前にあることを自覚する。トヨナガタクトを見つけたあの日、トクン、という脈が胸に触れたあの瞬間を誰もが蘇らせたことだろう。
「今日は僕の人生初のファンミーティングに来てくださり本当にありがとうございます!」
トヨナガタクトは、埋め尽くされたファンの温かい歓声に嬉しさと感謝を笑顔で応えた。歓声が、沸いた。

「BOYS PLANET」出演時はトヨナガタクトをリアルに感じ取ることができていたが、出演後から今日まで会えない日々が続いた。彼は一体どんなふうに過ごしていたの?そんなファンの思いを汲み取るかのように、トヨナガタクトはまず、写真を通して話してくれた。
幼少から好きだという山登りへ出掛けて出会ったかわいいリスの写真、ポケモン(特にピカチュウ推しだという)イベントの写真、韓国の所属事務所近くのラーメン屋さんの写真。そこから、犬やパンダ、ライオンも可愛いと思うことや、ポケモンの他にもドラえもんが好きだということ、ラーメンの中でも硬めの豚骨ラーメンが好きだという情報も膨らませて話してくれるからファンは嬉しいばかりだ。
嫌いな食べ物がないのだというトヨナガタクト。お母さんの手料理が一番だという屈託のなさもシンプルにたまらない。お袋の味ベスト3はカレー、肉じゃが、ベスト1は茄子の煮物だと聞いて、誰もが脳内インプットしたことだろうと思う。
「BOYS PLANET」での思い出もイラストで表現してくれた。トヨナガタクトの絵心もまた、小学生のように、かわいい。合宿中に熊が出たという警報を聞いて、咄嗟に香水を手に持ってしまったこと、ジェイ(BOYS PLANET共演者)と同部屋になり、片言の英語で応答したこと。ささやかな仕草や言葉に敏感に反応するファンの声援が、トヨナガタクト本人に等しく眩しく感じた。

その後、大歓声の中で「Danger」のイントロが脈打った。「BOYS PLANET」では大勢の中でリズムを刻んできたこの曲だが、本日のバージョンは、トヨナガタクトのソロステージに相応しく、センターでの堂々たる披露となる。「Super changer」に続いていく中で、よりキレと男性性がブラッシュアップされている進化に驚き、慶ぶ。ステップにもダダ漏れしていたあどけなさが大人に染まっていく…!パフォーマンス後の「BOYS PLANET」アーカイブを振り返りながらも、同時に進化するトヨナガタクトの未来をオーバーレイで感じるだった。

ピンクのベレーが印象的なカラフル衣装を身につけて、再びトヨナガタクトが登場した。今度は「可愛さ」全開で、会場参加型のゲームを楽しむ時間だ。
最初のゲームは、観客が3チームに分かれ、ハイタッチ権をめぐってチームの代表者3名ずつがトヨナガタクト本人と協力してゲームを競うというもの。中でも一つの縄跳びで一緒に跳ぶ競技はむずキュン必至。ここまででも贅沢であるというのに、参加を躊躇したファンがいたとしたらさぞ後悔するのであろう プレミアムな企画がこの後も目白押しだ。
トヨナガタクトのプライベートを題材にした二択クイズでは、愛用品をプレゼントされるだけでなく、参加するだけでトヨナガタクトのプライベート情報が得られるというもの。朝はパン派なのか?ラインのプロフィール画像は?シャワーを浴びる時はどこから洗うのか?等、未だ世に出ないレアな情報ばかりだ。(この辺りの詳細は参戦した人々に敬意を込めて割愛しよう。)
続いて「タクトがやる!コーナー」では、トヨナガタクトがけん玉などのゲームに挑戦して、成功しなければ罰ゲーム(ファンへのリクエスト)を叶えていく、というもの。しかしながら、成功してもしなくても叶えてくれるのが、トヨナガタクトファンミーティングのニクいところなのだ。

気になる罰ゲームの内容は、可愛いポーズや男前ポーズ、ハートポーズ三種セットのフォトタイム、兼ねてより我々の心を掴んで話さなかった「さよならという言葉の代わりに」のダンスカバー生披露!特にフォトタイムは、撮影禁止を覚悟していたファンにとってはサプライズ感たっぷりで、溢れ出る興奮が目に見えるようだった。
アドリブで 両手を振りながら愛を伝えるトヨナガタクト。その度にトキメキを受け取るファンとのハートフルなコール&レスポンス。ささやかな仕草や視線が我々に力をくれる。トヨナガタクトの中にスター性を感じずにはいられない。

最後はトヨナガタクトがその場で手作りをしたビーズストラップを抽選で一名の方にプレゼントする企画だ。製作中はファンがリクエストを書いたスケッチブックを司会者が読み上げながら会場をつないだ。集中してヒモにビーズを通しながらも不器用に顔を上げてリクエストに応えようとするトヨナガタクト。「愛してます」! ―かわいい!それでも、どれだけ受け取ってもまだまだ彼から欲しいのだ。ファンのリクエストが止むことはない。だってそれだけで明日からまた頑張れるから。ストラップが完成し、時間いっぱいまでリクエストに応えようとする。最後のリクエストである極上の「うさぎ耳ポーズ」をキメて、フィナーレ「Peach Peach」へと向かった。
この日のために作られた新曲「Peach Peach」。かわいいさに加えて男前スタイルがふんだんに組み込まれた洗練されたダンスでながら、真似したくなるようなキャッチーさが盛り込まれており、心を引き込まれる。更に代名詞である「トヨナガタクトラップ・ポーズ」からハートにつながるなど、トヨナガタクトを見つめてきた者のセンサーに必ず触れる フリや歌詞の全部入りだから、もう。もちろん、得意のウィンクにも期待以上のときめきを受け取ることができる。瞬きもせず、見届ける。

こうして、トヨナガタクトの初のファンミーティングは大盛況の中で幕を閉じた。BOYS PLANET出演の後も本ステージのために相当な準備をしてきたと話していたが、パフォーマンスの切れ味や視線から、それは一目瞭然だった。“サンナムジャ(男の中の男)”に磨きがかかったトヨナガタクト、次に会った時は美しい羽を広げた蝶と化すのか、それとも大迫力の孔雀と化すのか。末恐ろしささえ感じる日本初のスーパーアイドル性に大いに期待したい。

SHARE

TAKUTO (トヨナガタクト)の関連記事

アーティストページへ

最新記事

もっと見る