ZIGGYデビュー35周年ライブツアーファイナルで不滅のロックンロール・ナンバーを披露!

ライブレポート | 2023.06.09 17:00

ZIGGY Debut 35th anniversary TOUR
「EARLY DAYS Vol.3」
2023年6月3日(土)Veats Shibuya

 4月22日からスタートしたZIGGYのツアー、ZIGGY Debut 35th anniversary TOUR「EARLY DAYS Vol.3」が6月3日ファイナルを迎えた。東京・Veats Shibuyaでのライブをレポートしよう。

 オープニングは、キーボードの佐藤達哉がピアノで「BORN TO BE FREE」のフレーズを弾き始めると、メンバーが次々に登場するという導入部。会場の大きな拍手に迎えられて各々のポジションにつくと、森重樹一が「TOKYO!」と叫び、そのまま「BORN TO BE FREE」でライブはスタートした。

佐藤達哉

 ドラムのCHARGEEEEEE…のタイトなビートに乗せたロックンロールで一気に会場が盛り上がり、曲のエンディングでは森重がマイクスタンドを蹴り上げ、見せ場を作る。「I’Ⅿ JUST A ROCK’N ROLLER」では分厚いコーラスとギラついたサウンドと共に森重が観客を何度も煽る。
「みんな、元気だったか?嬉しいね。『EARLY DAYS Vol.3』、いよいよ最終日となりました。この日を俺達5人と一緒に盛り上げよう!」

CHARGEEEEEE…

 カトウタロウの滑らかなスライドギターが曲にドライブ感をもたらす「928」、森重がハープ・ソロを聴かせ、観客一人一人を指さすようなアクションで曲を届ける「FEELIN’ SATISFIED」、そして歌も演奏も最強に熱量の篭った「La Vie en Rose」と、迫力のナンバーが続く。
「いよいよ俺も60歳が迫ってきたけど、まさかこの歳までやってると思わなかった。こういうバンドって短命ですぐに解散したりするんだけど、幸いに解散もしてない。活動休止こそ10年間、させてもらいましたけど、こうやってまた新たなメンバー達と新しい音楽を作っています。今日はEARLY DAYSという事で、古いナンバーばかり演りますけど、新曲も素晴らしいので楽しみにしていて下さい」

 そして、8月28日にリリースされるニューアルバム『SO BAD,IT’S REAL』について触れ、同日にFC限定のライブZIGGY MORISHIGE,JUICHI 60th BIRTHDAY FC LIVE「DIAMOND JUICHI」が新横浜NEW SIDE BEACH!!で開催される事を発表。また翌29日にはZIGGY MORISHIGE,JUICHI 60th ANNIVERSARY LIVE「SO BAD」がZepp DiverCity(Tokyo)にて開催されることもアナウンスされた。
「ようやくみんなが声を出してライブを観戦する事ができるようになって、本当に嬉しく思ってます。そして、コロナ禍の厳しい状況でも応援し続けてくれた事を誇りに思うし、感謝しています。ZIGGYは初期の頃はストレートなロックンロールをプレイしていましたが、アルバム3枚目が転機になって、ガラっと違った雰囲気が入ってきます」

 そんな曲紹介で、16ビート的なニュアンスが加わった「GYPSY BLOODED」、シャッフル調で妖しいメロディを歌い上げる「WHAT CAN I DO?」などをピックアップ。当時の彼らの音楽性の広がりが窺える、興味深いセレクトになっていた。

カトウタロウ

「来年でバンドを作って40年になります。ロックは“ドント・トラスト・オーバー30”だったけど、俺は変えたい。“トラスト・オーバー60”。60歳過ぎまでやったら立派なものだろうって(笑)。昔、ロックはティーンエイジ・ミュージックだったはずだけど、見当たらないね(笑)。皆さん、よき年齢を重ねられて、素敵な男性・女性になられましたね(笑)。21歳か22歳の頃に作った曲をこのシルバーエイジ間近に歌わせて戴きたいですが、いかがでしょう?」
そんなMCで始まったのは、この季節を意識したのか、「6月はRAINY BLUES」。エモーショナルなメロデイをじっくりと歌い、森重のシンガーとしての魅力と実力が最高の形で発揮され、サビのラララ~を観客が一緒になって歌う感動的な光景も見られた。

 ミディアム・テンポの「I WANT YOU TO KISS ME ALL NIGHT LONG」では森重もギターを持ち、ギターと歌のみで始める。ここでもサビで合唱が起こるなど、一体感が増して行く。Toshiのベースリフで始まる「HIGHWAY DRIVING NIGHT」はブルージーな空気に満ちていて、スイングしながら絡んで行くボーカルとギターのバランスが絶妙。

Toshi

「ここからロックンロール・タイムにしたいんだけど、どうだろう?行けますか!」
 森重が叫んでラストスパートに突入すると、「それゆけ!R&R BAND」「ONE NIGHT STAND」「LAST DANCEはお前に」と、どの曲も大合唱が沸き起こる。時代を超えて愛されている名曲達がこうして立て続けに聴ける事を、観客全員が感動と共に受け止めているのが伝わって来るようだ。

 再び森重がギターを持ち、「みんなに質問があるよ、僕に必要なものは何だろう?I NEED WHISKY!」というMCから、「WHISKY, R&R AND WOMEN」に繋いで行く。ステージの先端まで接近して観客と掛け合いをする森重の姿がどこまでもパワフルだ。
 そして、最後は無限に上昇するかの様な熱気と興奮のまま、彼らの代名詞と言える「I'M GETTIN' BLUE」「GLORIA」で締め括った。全く色あせる事のない名曲が詰め込まれ、しかも強烈な存在感と強靭な喉を持った森重樹一の鮮やかさが刻まれたライブだった。

 アンコールに応えて再登場したメンバー達。東京スペシャルという事で、森重が「今日は1曲多く演っちゃうよ!」と嬉しそうに語り、「DON’T STOP BELIEVING」「BOOGIE WOOGIE TRAIN」と、ここでも不滅のロックンロール・ナンバーを披露。さらに、どっしりとした「MAYBE I’Ⅿ A FOOL」で重厚感を漂わせる。

「みんな、本当にどうもありがとう。また集まって下さい。ありがとうございました」
 ラストを飾ったのは、彼らのファースト・アルバム1曲目にあたる、超アッパーな「EASTSIDE WESTSIDE」。その切れ味は変わる事なく、不滅のままだ。
 デビュー35周年。コロナ禍もくぐり抜け、さらにバンドが前進を続けて行こうとする意志の強さを感じさせる森重樹一の雄姿を余す事なく目に焼き付けたライブだった。

SET LIST

01.BORN TO BE FREE
02.GOIN' CRAZY
03.I'M JUST A ROCK'N ROLLER
04.928
05.FEEELIN' SATISFIED
06.La Vie en Rose
07.GYPSY BLOODED
08.WHAT CAN I DO?
09.TOYKO CITY NIGHT
10.6月はRAINY BLUES
11.I WANT YOU TO KISS ME ALL NIGHT LONG
12.HIGHWAY DRIVING NIGHT
13.それゆけ!R&R BAND
14.ONE NIGHT STAND
15.LAST DANCEはお前に
16.WHISKY, R&R AND WOMEN
17.I'M GETTIN' BLUE
18.GLORIA

ENCORE
01.DON'T STOP BELIEVING
02.BOOGIE WOOGIE TRAIN
03.MAYBE I'M A FOOL
04.EASTSIDE WESTSIDE

公演情報

DISK GARAGE公演

LIVE情報

ROCKGUILD 15th ANNIVERSARY LIVE
「森重と共に15年やってきました ~ZIGGY事務所最長記録更新中~」

2023年6月13日(火) 新横浜NEW SIDE BEACH!!
開場 18:30/開演 19:00

ZIGGY 北海道TOUR 2023「その先の、ZIGGYへ。」
2023年6月16日(金) 苫小牧ELLCUBE
開場 18:30/開演 19:00
2023年6月18日(日) 帯広MEGA STONE
開場 16:30/開演 17:00

「その先の、ZIGGYへ。- しっぽっぽEDITION -」
2023年6月20日(火) 釧路Veiled cafe
開場 18:30/開演 19:00

ZIGGY MORISHIGE,JUICHI 60th BIRTHDAY FC LIVE「DIAMOND JUICHI」
2023年8月28日(月) 新横浜NEW SIDE BEACH!!
開場 18:30/開演 19:00

ZIGGY MORISHIGE,JUICHI 60th ANNIVERSARY LIVE「SO BAD」
2023年8月29日(火) Zepp DiverCity(Tokyo)

開場 18:00/開演 19:00

RELEASE

『SO BAD, IT’S REAL』

NEWアルバム

『SO BAD, IT’S REAL』

2023年8月28日(月)SALE
  • 岡本 明

    取材・文

    岡本 明

  • 撮影

    麻生とおる

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