星川サラ、初ワンマンライブ開催!星くずたちとの絆を再確認した一夜【にじさんじ4daysライブレポ】

ライブレポート | 2023.06.26 19:01

星川サラ1st LIVE「星くず Shining Day -きみがみつけた一番星-」
2023年6月10日(土) KT Zepp Yokohama

にじさんじ所属のVTuberアーティスト、星川サラが6月10日、KT Zepp Yokohamaで初めてのワンマンライブ「星川サラ1st LIVE「星くず Shining Day -きみがみつけた一番星-」」を開催した。
2019年秋にライバーとして活動を開始し、キュートなルックスと(たまに)毒舌キャラのギャップ、そして、表情豊かなボーカルによって多くのファンを惹きつけてきた星川サラ。初のワンマンライブには、彼女の活動を支えてきたフミ、山神カルタ、叶、不破湊、犬山たまき(のりプロ所属)、夏色まつり(ホロライブ所属)がゲストとして登場。これまでのキャリアを辿りつつ、華やかでエモーショナルなステージを繰り広げた。

ライブ本番前にはライバーの樋口楓による生配信を実施。会場に足を運んだ“星くず”(星川サラのファンの名称)とトークしながら、ライブへの期待を高める。さらに星川自身による影アナ、「Zeppで輝く!?」「一番星!」というコール&レスポンスで盛り上げた後、ついにライブがスタートした。
朝のお出かけの準備、「やっば!もうこんな時間。今日、みんなに会えちゃうのか」というセリフによるオープニング映像に続く1曲目は、今年4月にリリースされた1stアルバム『きみとのShining Days』の収録曲「恋の押し売り」(作詞・作曲/HoneyWorks)。「ハートマーク作って/届け届け届け」というフレーズを響かせ、観客は星型のペンライトを振りまくって歓声を送る。曲中の「もっともっとかわいくなっちゃうから、みんな、これからも星川を好きでいてね!」というメッセージも心に残った。さらに「小悪魔だってかまわない!」(作詞・作曲/HoneyWorks)では、「365回ドキドキさせちゃうぜ」「バッキューン!」という大合唱。冒頭から気持ちいい一体感を生み出した。

星川サラ

観客の恋愛相談に乗る「恋愛研究所」の後(“付き合ってる人に嫉妬しちゃう”“異性を好きになるときのポイントは?”)は、星川の活動を支えてきたゲストが次々と登場。まずは“バーチャルホスト”不破湊。星川と不破がゲームをしながら「星川、ソロライブが上手くいくか不安で…」「俺に任せて」というトークを繰り広げる映像を挟み、不破がステージに登場。ユニット“ホシミナイト”でもおなじみの二人は「にっこり^^調査隊のテーマ」(作詞・作曲/じーざす)を披露。コミカル&ポップなサウンドで会場のテンションをさらに引き上げた。

続いてのゲストは、フミ、山神カルタ。星川、フミ、山神カルタが召喚した戦闘キャラクターで“社長”こと加賀美ハヤトと対決する映像の後、ステージ上で織姫星(星川、フミ、山神によるユニット)オリジナル曲「わがままらぶちゅ」(作詞・作曲/Junky)をパフォーマンス。愛らしいボーカルとダンスで観客を魅了した。「(ライブが始まる前)緊張してたよねー」など“同期生”ならではのフレンドリーなトークも楽しい。

さらに“ホロライブの清楚担当”VTuberアイドルの夏色まつりとのデュエットによる「私、アイドル宣言」(作詞/shito,Gom・作曲/shito)、“男の娘VTuber”犬山たまきとのコラボによる「ロウワー」(作詞・作曲/ぬゆり)へ。そして最後のゲストは、“超癒し系男子”叶。銃を持って登場した二人は“バン!”と会場に向けて発射したり(ステージ前方からスモークが上がる)、「スキャンしまーす!」(バトルゲーム「Apex Legends」で戦術アビリティ“全能の目”を使うときに星川が発する決めゼリフ)を合図に観客がオレンジ色のペンラを掲げたり、リラックスしたステージを展開。披露された楽曲は「打ち上げ花火」(作詞・作曲/米津玄師)。夏の情景を描き出す映像とともに、切ない感動を生み出した。

DJブースが現れ、「愛ゆえ」「POPPIN’」などをリミックスしたトラックで会場をダンスフロアに変貌させたここからライブは後半へ。
2020年12月の“3D初お披露目”でも披露された「ダダダダ天使」(作詞・作曲/ナユタン星人)、可愛くてカッコいいダンスを魅せた「ダーリンダンス」(作詞・作曲/かいりきベア)、大人っぽい雰囲気のラブソング「チェリーなシークレット」(作詞/やぎぬまかな・作曲/宮野弦士)と幅広い楽曲によってシンガーとしての魅力をアピールした。
本編ラストは、アルバム『きみとのShining Days』のなかでも特に“星くず”への想いが込められた「きみいろ」(作詞・作曲/秋浦智裕)。手渡すように歌われた「きみが全部なんだ、笑えるくらい」というフレーズは、観客ひとりひとりの胸にしっかりと届いたはずだ。

アンコールの1曲目は「誇り高きアイドル」(作詞/shito,Gom・作曲/shito)。アイドルとしてのプライドを強く反映したこの曲は、星川サラの活動のスタンスにも直結している。
記念の集合写真を撮った後、星川は手紙を朗読。
「初配信からずっと言ってる“一人でも多くの人を幸せにしたい”という思いは日に日に強くなってます。それはみんなが毎日、幸せをくれるからです」「デビュー時は低評価がとんでもなくて、嫌われ者だった星川にたくさん優しくしてくれてありがとう。こんなに幸せにしてくれてありがとう」
ラストはアルバム曲「こころミルキーウェイ」(作詞/宮嶋淳子・作曲/小幡康裕)。星くずとのつながりを想起させる歌詞を強い想いを込めて歌い上げた。最後にフミ、山神が花束とケーキを持って登場し、ライブの成功を祝福。記念すべき初ワンマンライブはエンディングを迎えた。

SET LIST

01. 恋の押し売り
02. 小悪魔だってかまわない!
03. にっこり^^調査隊のテーマ [ゲスト:不破湊]
04. わがままらぶちゅ [ゲスト:フミ/山神カルタ(織姫星)]
05. 私、アイドル宣言 [ゲスト:夏色まつり(ホロライブ所属)]
06. ロウワー [ゲスト:犬山たまき(のりプロ所属)]
07. 打ち上げ花火 [ゲスト:叶]
08. ダダダダ天使
09. ダーリンダンス
10. チェリーなシークレット
11. きみいろ

ENCORE
01. 誇り高きアイドル
02. こころミルキーウェイ

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