今年86歳を迎えた、今が一番面白い、ミッキー・カーチスの芝居と歌をフィルムに残すべく立ち上がった企画、短編映画『運命屋』が、11月2日(土)より札幌・シアターキノにて先行公開、11月8日(金)より東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開されることが決定した。
本作は、人生において1番大切なものとは何かを自身に問う元ミュージシャンの老人・時雨 奏(ミッキー・カーチス)が、人の記憶と命を管理するという〝運命屋〟の女性・イオリ(広山詞葉)と出会い、最期の決断を前に起きる奇跡の瞬間を描く物語。
企画・プロデューサー、そしてイオリを演じるのは、ミッキーを人生の師と仰ぐ広山詞葉。脚本・監督を務めるのは、映像作家として数多くの実写作品・アニメ作品を手掛ける森田と純平。そして〝ミッキー・カーチス〟を語るために欠かせない音楽については、ミッキー自らが主題歌の作曲を細野晴臣に、劇伴を SUGIZO にオファー。旧知の仲である細野晴臣作曲のメロディーにのせ、86歳にして主題歌として新曲「面影ノスタルジア」を完成させた。
解禁されたポスタービジュアルは、本作の舞台となる北海道名寄市の広大で美しい空の下、ミッキー演じる時雨の姿が描かれている。
「俺は歌うよ、あいつのために」というコピーと共に、年老いてもなお力強い眼差しでブルースハープを奏でる瞳には、音楽と共にあった彼の人生が刻まれており、最期の決断を前に奏でる音楽の心髄が物語の中でどう描かれるのか、期待が高まるビジュアルとなっている。
また、ビジュアルと併せて 30 秒の予告映像も解禁。
「あなたは 7 日後に寿命を迎えられます」と謎めいた女性・イオリが時雨に運命を告げるシーンから始まる。SUGIZO が手掛ける劇伴のノスタルジックなギターの音色と共に、時雨の人生が音楽と愛と共にあったことが語られており、ミッキー・カーチス、広山詞葉に続くキャストには、日本のドラマ・映画界に欠かせない名バイプレイヤーの甲本雅裕。ミッキーとは「やすらぎの刻~道」(EX)での共演以来「80歳を過ぎてからできた親友」となった橋爪功が名を連ねている。
そして予告の最後には、細野晴臣が作曲を手掛けた 12 年ぶりの主題歌「面影ノスタルジア」の一部も先行して公開。
大切な人の思い出と、大切な歌で満たされた男の人生に残された時間は7日間。彼の選択する運命を通して描く、ミッキー・カーチス86歳の人生賛歌に期待したい。2024年11月2日(土)札幌・シアターキノにて先行公開、11月8日(金)よりシネスイッチ銀座他全国順次公開。続報も楽しみにしてほしい。