アデル5年ぶりの大規模ツアーすべてがソールドアウト!転売によるチケット価格高騰化が問題に

ニュース | 2016.05.09 13:40

アデル

昨年リリースしたメガヒットアルバム『25』をひっさげて5年ぶりにワールドツアーを行なうアデル。2月にスタートしたヨーロッパでのツアーファーストレグを経て、7月から11月まで北米でのセカンドレグと合わせて56ヶ所と大規模ツアーになるが、すでに全てがソールドアウトとなり転売市場でのチケットの高さが賛否を呼んでいる。

チケット販売大手のチケットマスターでの正規販売価格は39.50ドル(4200円)から149.50ドル(1万6000円)だったアデルのライブチケットだが、世界中で転売市場に流れ、高値で取引されている。

アメリカではニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン、ロサンゼルスのステイブルズセンターなどの有名な会場では最大6公演を予定している彼女だが、これまでになくチケット価格が高騰。ニューヨークの会場で最低価格は178ドル(1万8000円)で、他の席を含めた平均価格は1236ドル(約13万円)、ロサンゼルスも平均で909ドル(9万6000円)とレジェンドと言われるベテランアーティストのレア度の高いツアー以外では異例の高額となっている。

アデルサイドも、ツアー当初は正規価格でのチケット販売をファンクラブのルートで販売するアクションなど、地道な作業を怠らなかったが、結果的に世界規模のツアー・チケットに関しても価格高騰となりお手上げ状態に。

スタブハブのような2次流通市場が確立されている欧米では、個人同士のチケットの仲介サービスの利用が一般化しており、転売目的と個人取引の線引きも難しいため、中々取り締まることも難しいようだ。

記事提供:AOL News