80年代大ヒット曲を次々とリリースしたことでも知られるイギリスのシンガー、リック・アストリーの最新作『50』が、イギリスの最新チャートで1位を獲得した。
自身にとっては29年ぶりのナンバーワン、さらには先月リリースされ世界中で快進撃を続けているドレイクの『ヴェーズ』を1位の座から落とした結果に。
80年代ユーロビート・ブームに乗って、87年に「ネヴァ・ゴナ・ギヴ・ユー・アップ」「トゥギャザー・フォーエヴァー」の2曲でメガヒットを放ったものの、その後リリースした3作目のアルバム以降はチャートとは無縁の地道な活動を続けて来たリック・アストリー。日本にも80年代のヒット歌手と共にパッケージツアーで度々来日していたが、デビュー当時と変わらない渋みのあるヴォーカルスタイルに磨きがかかり、ヒット曲と裏腹に真骨頂といえるR&Bシンガーとして根強い人気を博してきた。
今回リリースしたアルバム『50』は11年ぶりとなる新作。自身の年齢をもじったタイトルは、アデルの作品タイトルを彷彿とさせるが、長年日の当たらなかった実力派シンガーに再びスポットライトがあたり、イギリス国内のみならず世界中で驚きの声があがっている。
■参照リンク
リック・アストリー 公式サイト
記事提供:AOL News