『ニュー・シネマ・パラダイス』こそ、シネマ・コンサートにぴったりの作品♪大ヒットの仕掛け人が語る映画公開秘話

ニュース | 2018.09.10 12:10

©1989 CristaldiFilm

2018年9月15日から17日にかけて、映画『ニュー・シネマ・パラダイス』シネマ・コンサートが東京・大阪で初上演される。同作品のシネマ・コンサートは世界に先駆け、ここ日本で初めて開催される。

映画『ニュー・シネマ・パラダイス』は1989年12月にシネスイッチ銀座で公開された。客席数200人足らずのミニシアターであったが、公開されるや口コミで評判が広がり、27万人超を動員し、40週に及ぶ異例のロングラン上映となる大ヒットとなる。これは日本国内における単一映画館での興行成績として未だに破られていない記録だ。

この作品は世界中でヒットしているが、日本での人気は突出している。『ニュー・シネマ・パラダイス』を日本で最初に見つけ、紹介したのは当時、配給会社ヘラルド・エースで入社6年目の若手社員であった吉田佳代だ。彼女が同作品に初めて出会ったのは1989年のカンヌ国際映画祭。一般にはあまり知られないが、カンヌ国際映画祭には世界中の映画人が買い付けを行う巨大なフィルム・マーケットが併設されており、映画祭上映の前に各所で新作の試写が関係者向けに上映される。カンヌ国際映画祭に先駆けて、ヘラルド・エースにイタリア映画の試写の案内が届いた。新人監督で、有名な俳優も出ていない作品であったが、吉田は音楽がエンリオ・モリコーネというのが引っかかったという。試写室に入ると人は少なく、日本人はヘラルド・エースチームのみ。期待を遥かに上回る出来栄えに、見終えた途端「素晴らしい!!」と吉田は唸り、買い付けを即決したという。その年のカンヌは、スティーヴン・ソダーバーグ監督の『セックスと嘘とビデオテープ』や、スパイク・リー監督の『ドゥ・ザ・ライト・シング』といった話題作が目白押しの中、『ニュー・シネマ・パラダイス』は他の日本の映画会社に先駆けて動いたヘラルド・エースが配給権を得た。

©1989 CristaldiFilm

作品内で描かれる師弟や親子関係のエピソード、舞台となったシチリアの美しさ、愛らしいトト少年の表情、そして何よりもモリコーネの感動的な音楽。そのいずれもが日本人の琴線に触れると確信した吉田は、帰国後、宣伝PR活動に奔走する。映画評論家や記者が集う試写会では、全員が涙を流して試写室を出てきた。いわゆるインフルエンサー的な著名人たちが、作品の素晴らしさをあちこちで発信。噂が噂を呼び、大勢のプレス関係者が試写会に訪れ会場に入れないほどに膨れ上がった。何よりも映画評論家の淀川長治氏が「これはまさに僕の映画!トトは僕だよ!」と絶賛したことが、前評判に拍車をかけた。公開されるや、口コミでさらに広がり、吉田の予想を大きく上回る入場者がシネスイッチ銀座に足を運び、40週のロングラン上映となる大ヒットを記録したのだ。

もし、あの時、カンヌで吉田が『ニュー・シネマ・パラダイス』を観ていなければ、ここまで支持され、愛される作品になっていなかったのかもしれない。
この映画のシネマ・コンサートの企画を聞いた時、吉田は「まさにぴったり!」だと答えた。むしろ、なんでもっと早く演ってなかったのか!とも思ったそう。特に、メインテーマ音楽は知っているけど、映画をまだ観てないという方にこそ「映画を観ながらあのメロディを生で聴く」体験をして欲しいとも語った。

©1989 CristaldiFilm

『ニュー・シネマ・パラダイス』シネマ・コンサートは、9月15日(土)&16日(日)に東京国際フォーラム、9月17日(祝)に大阪・オリックス劇場で上演される。
チケットは絶賛発売中。当日券も発売される予定だ。

吉田佳代

シネマ・コンサートとは…

“大スクリーンでの映画全編フル上映×生演奏による音楽”でお届けする今注目のライブ・エンタテインメントが「シネマ・コンサート」。
映画のセリフや効果音はそのままに、劇中に流れる音楽をフルオーケストラが演奏。映像・音楽の迫力は、臨場感を増幅させ、記憶に残る名シーン・登場人物の心理模様までもがより鮮やかに響いてくる。
ヨーロッパやアメリカで人気を博し、日本でも『ゴッドファーザー』『バック・ トゥ・ザ・フューチャー』『E.T.』『インディ・ジョーンズ』『タイタニック』
『ハリー・ポッター シリーズ』『美女と野獣』『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』『ラ・ラ・ランド』『STAR WARS』など、珠玉の名作が上演され、公演を重ねる度に熱烈なファンを築いている。

公演情報

ディスクガレージ公演

『二ュー・シネマ・パラダイス』シネマ・コンサート
Nuovo Cinema Paradiso -CINEMA CONCERTO

2018年9月15日(土) 東京国際フォーラム ホールA
開場16:00 / 開演17:00
2018年9月16日(日) 東京国際フォーラム ホールA
開場12:00 / 開演13:00

<大阪公演>
2018年9月17日(月・祝) オリックス劇場
開場16:00 / 開演17:00

料金:全席指定 S席 ¥9,800(税込) / A席 ¥7,800(税込)
※3歳未満入場不可

チケット一般発売日:2018年7月21日(土)10:00~

上映作品
『二ュー・シネマ・パラダイス』 (劇場公開版) / 1988年イタリア公開
※イタリア語上映・日本語字幕付き/2時間24分(休憩20分込)

音楽(作曲):エンニオ・モリコーネ / 監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
出演:フィリップ・ノワレ、ジャック・ペラン、サルヴァトーレ・カシオ

指揮:ティアゴ・ティべリオ
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団

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