【インタビュー】氣志團團長 綾小路 翔が怒涛の2018年を振り返る!そこから見えてきた2019年のヒントとは…?

インタビュー | 2019.01.18 18:00

──最近の話だと「FNS歌謡祭」で「O.N.C.」を本家のDA PUMPと共演して。すごい話題になってネットがザワついてるのを見て、氣志團のファンは普段からすげぇ面白いものを見てるんだなと思ったし、知らない人はすげぇ面白いものを見逃してるんだなと思いました。

あのマッシュアップが世間の皆様にしっかりとご理解頂けたのが嬉しかったですね(笑)。フェスで披露しても、いわゆる替え歌的なパロディだと思われているようだったので。本家DA PUMPの皆様にも楽しんで頂けて、本当に光栄でした。僕ら元々DA PUMPが大好きで、彼らの快進撃には沢山の勇気を貰ったから。また、テレビという媒体だからこそ学べることも多々あって、非常に有意義なものになりました。「単純明快」ってとても大事だなって痛感しました。そんな経験から、今度のツアーもすごく分かりやすいものが良いのかな?と思ったりもしたんだけど、キッシーズ(氣志團ファンの総称)はそれぐらいでは満足しないと思うし。今、すっごく悩んでます。でも、だから楽しいというのもあって。常に面白いことをやってないと飽きちゃいますしね、僕も(笑)。

──マッシュアップ曲はGIGなどで以前からやり続けてますが、「氣志團万博」でフジテレビのプロデューサーさんの目に止まって、「FNS歌謡祭」の出演が決まったんですよね?

そうなんです。実は他にもSMAP風とか、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE風とか、星野源風とか、ももいろクローバーZ風とか、マキシマム ザ ホルモン風とか、UVERworld風とか、WANIMA風とか、勝手に色んなヴァージョンを披露したことがあるんですけど。改めて制作デモを聴き返した時、「我ながら出来が良いな」と思って、自分でも唸ります(笑)。「御本人様に使ってもらえないかな…」などという図々しいことまで…(笑)。もともとは音楽の可能性を広げて、音楽の様々な楽しみ方をみんなに伝えたいというのがスタートで、それをたまたま観た人が楽しんでくれれば良いなと思ってて。「俺の音楽は古いのか!? いやでもアレンジを変えたら……」ってところで、その時々の流行りの曲とマッシュアップさせることに面白さがあったし、そこにヒントもあったし。世の中の人たちがどのくらいの感じで音楽に触れてるか? どんなものを喜ぶのか? ってことを考えて作ってるんですが。そんなこといくら考えたって、分かってたって出来ないんですよね。例えば僕がもし米津玄師くんみたいな曲を書けと言われたところで、二億年かかっても作れない! ただ、米津玄師くん風の「One Night Carnival」だったら作れるんです!…って、何をえばっているのかという(笑)。

──世のニーズも分かるし、それに寄せることは出来るけど、作ることは出来ないと。

そう。だって僕は所詮綾小路 翔ですから(笑)。大先輩方のような音楽は当然作れないし、2010年台の新進気鋭の才能たちと真っ向から競い合ってもお話にならないでしょうね。でも、我々にしか出来ないことがあるんです。絶対に!…いや、きっと(笑)。

──20年前に作った「One Night Carnival」が、当時でさえメンバーに「こんな古い音楽の焼き直しをしてどうすんだ」と言われてたのに、いまも風化することなく代表曲として残っているって凄いことだと思いますけどね。

20年前に「20年前の曲」って言われてましたから、合わせて40年前の曲ですからね(笑)。当時、「80年代の音楽の醜悪な焼き直しをしてる」って言われた曲を、それから20年経ってもやってるおかしみというか。そういうのもあるんでしょうけどね。

──しかし、こうして2018年の活動を振り返っていただいてると、その一つひとつに次に繋がるヒントが隠されてる気がしますね。

そうですね。昨年から続いていたツアーをきっちり納めて、4月に行った自分の生誕記念特別公演でやりたいことが思い切り出来て、氣志團万博では両日大トリを務めて、それこそFNS歌謡祭でみんなに楽しんでもらえて。ここ何年間、「今の俺達、実は絶好調なんだけどなぁ」と思いつつ、なかなか打席が回ってこなかった。そういう意味では、若干溜飲が下がるところもあったんです。そこで今思う2019年の課題は、「フィニッシュブローを編み出す」ってことで。かつての氣志團の必殺曲「One Night Carnival」を遥かに上回る破壊力の曲を、サクッと10〜12曲、場合によっては28曲ほど作る予定です。

──1月には「氣志團團員生誕記念GIGシリーズ「一日團長」第二弾~早乙女光~編」が開催されますが、10月に開催された“西園寺 瞳編”も大好評でした。一日團長という企画はどこから生まれたんですか?

俺の誕生日はアルバム再現GIGとか、いつも企画GIGをやっていたんで、今年は好き勝手やらせてもらって。俺ね、みんなに誕生日を祝ってもらうのは嬉しいんですけど、サプライズとか、「ハッピーバースデー」を歌ってもらうのとか苦手なんですよ。だから、本当はなるべく避けたいし、自分から企画してるみたいなのが嫌なので。「今年は好きなことをやらせてくれない?」とワガママ言って。来てくれたみんなに感謝を伝えられるプレゼントがしたいと思って、生誕記念公演をやったんです。そしたらすごく楽しかったから「みんなもやってみたら」って言ったんです。この「一日團長」企画は團長の言うことが絶対なので、トミー(西園寺 瞳)の時も「團長の言うことを全部守る」って約束をして、最初から最後まで決められたことを全部やりました。俺のMCが一切無いという演出には、「あれ?もしかして、俺のべしゃり、つまんなかった…?」って一瞬思ったりもしたけど(笑)。「徹底的にいい歌歌うぞ!」とだけ思っていたし、それが一番貢献出来ることだと思ったので。あの日はすげぇいい歌、歌えてたんじゃないかな?と自分でも思います(笑)いざやってみたらトミーの今まで見えなかった部分が見えてきたり、バンド自体に還元されたことも山盛りありましたしね。それぞれに責任感持ってやってもらうことが、いかに重要かが分かったし、それぞれが持つ才能を最大限に引き出すことこそが團長の仕事なのだなと勉強になりました。1月の早乙女 光團長公演もどうなるか想像も付かないですけど、面白いことになれば良いなぁと期待してます。

──そして最後に3月から始まる全国ツアー『氣志團現象V「暴走元年 ~今日から俺たちは!!~』について。<氣志團現象>を再始動したツアーの展望を聞かせて下さい。

永遠の16歳が16年ぶりに始動させる<氣志團現象>ですが(笑)。まず、新元号をまたぐというのが大きなテーマです。僕がロックに夢中になり始めた中一の冬休みに新元号の“平成”が施行されまして、そこから一気に時代が変わって。昭和で育ち、平成を生き抜いたヤンクロックバンド・氣志團の底力をお見せします。内容的には21年間で培ったもの、そしてこの1年間で新たに得たものをすべて余す事なくお届けします。

──こうして2018年振り返りのお話を聞くと、一つひとつが糧になっていそうですもんね。

そうですね。かと言って、大きく変わることはないと思うんですけど、プロレスの巡業をしながら地下格闘技でも戦って、マスのリングにも上がれて。時にキックボクシング、時に総合格闘技でって闘いが出来るオールラウンダーぶりを見せていければ良いなと思っています。もう、本当は今すぐ内容を全部説明したいぐらいで。内緒ですけど、僕、このアイデアを思いついた時、自分が天才なんじゃないかと思ってしまいました(笑)。この発言にピンと来た人はもちろんのこと、カチンと来た人にもぜひ、自分の目で確かめに来て欲しいですね。氣志團と同じ時代に生まれた奇跡、必ず体験させてみせます。OK、照れずに言うよ。「俺んとこ、来ないか?」みなさん、春に逢いましょう!

「週末番長」MV

PRESENT

サイン入り氣志團カレンダーを1名様に

受付は終了しました

公演情報

DISK GARAGE公演

氣志團團員生誕記念GIGシリーズ「一日團長」
第二弾~早乙女 光~編

2019年1月24日(木) マイナビBLITZ赤坂
チケット一般発売日:2019年1月12日(土)

氣志團現象Ⅴ「暴走元年 ~今日から俺たちは!!~」

2019年3月14日(木) 埼玉 川口総合文化センター リリア(メインホール)
2019年3月16日(土) 山梨 東京エレクトロン韮崎文化ホール
2019年3月21日(木・祝) 宮城 仙台銀行ホール イズミティ21 大ホール
2019年3月23日(土) 岩手 北上市文化交流センターさくらホール 大ホール
2019年3月29日(金) 三重 鈴鹿市民会館
2019年3月30日(土) 静岡 焼津文化会館
2019年4月6日(土) 神奈川 厚木市文化会館 大ホール
2019年4月14日(日) 千葉 千葉県文化会館
2019年4月19日(金) 北海道 北見市民会館 大ホール
2019年4月21日(日) 北海道 札幌市教育文化会館大ホール
2019年4月26日(金) 広島 アステールプラザ
2019年4月28日(日) 京都 ロームシアター
2019年5月6日(月・祝) 大阪 オリックス劇場
2019年5月11日(土) 福岡 福岡市民会館
2019年5月12日(日) 鹿児島 鹿児島市民文化ホール第2
2019年5月18日(土) 香川 サンポートホール高松
2019年5月19日(日) 愛媛 西条市総合文化会館
2019年5月25日(土) 岡山 岡山市民会館
2019年5月26日(日) 島根 安来市総合文化ホール アルテピア
2019年5月31日(金) 石川 金沢市文化ホール
2019年6月2日(日) 長野 ホクト文化ホール・中ホール
2019年6月8日(土) 大分 宇佐文化会館
2019年6月9日(日) 福岡 ユメニティのおがた
2019年6月14日(金)15日(土) 東京 中野サンプラザホール
2019年6月22日(土) 愛知 愛知県芸術劇場
チケット一般発売日:2019年2月2日(土)

イベント出演情報

ニッポン放送オールナイトニッポン presents ALL LIVE NIPPON 2019
2019年1月19日(土) 横浜アリーナ

出演:
《MC》新内眞衣 (乃木坂46) / 山下健二郎 (三代目 J Soul Brothers)
《出演者》氣志團 / Creepy Nuts / けやき坂46 / 三四郎 / SUPER BEAVER[NEW!] / Toshl(龍玄とし) / 四千頭身(※五十音順)
チケット一般発売日:2018年12月15日(土)
>>公演詳細はこちら

ウルフルズ「ウルフルズ 対バンツアー2019」
2019年2月26日(火) Zepp Tokyo

チケット一般発売日:2018年12月23日(日・祝)
>>公演詳細はこちら

RELEASE

「週末番長」

NEW SINGLE

「週末番長」

(影別苦須 虎津苦須)
NOW ON SALE
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