Base Ball Bearのメンバーが語る、地元「小岩・大井町・浦和」の話

スペシャル | 2019.10.18 15:00

編集部:Base Ball Bearのみなさん、地元の思い出やエピソードを教えてください。
小出祐介(Vo,Gt)僕は東京の小岩ってとこなんですけど。実家が小岩で金物屋をやってまして。小岩、ほんとにひどい街ですね。
堀之内大介(Dr,Cho)(笑)いやいや、おいおい!
関根史織(Ba,Cho)小岩、最近よくテレビでね──。
小出そうそう、最近『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系列・月曜深夜放送)とかで、めちゃめちゃピックアップされてて。でも僕、全然驚かないというか、「そうそう、これこれ」っていう感じで。あの番組で小岩の話になるたびに出てくる、駅前のパチンコ屋さんの前で、お爺さんが──。
──ああ! 何度も観ました。
小出変なポーズをしていて、「何してるんですか?」って訊くと「こっち(右手=パチンコ)にするか、こっち(左手=競馬)にするか、迷ってる」っていう。あれ、駅前のでかいパチンコ屋なんですけど。あんなおじさん普通にいるし、全員歯がないしね(笑)。高校を卒業してから出ちゃったから、もう18年ぐらい、外に住んでますけど。正月くらいは帰るんですけど、帰るたびに「ほんとにろくな街じゃないな」と思う感じですね。犯罪、多いし……ちっちゃい時から、治安が悪い街に住んでいるという自覚はあって。親がとにかく門限に厳しかったんですけど、それは、躾とかじゃなくて、夜はマジで危ないから外に出るなってことなんです。高校生とかになると、夜まで遊びたくなってくるじゃないですか、友達と。それくらいになってやっと、夜の小岩っていうのを知ることになるんですけど。高校生で、制服で歩いてんのに、呼び込みの人が「お兄さん、おっぱいどうですか?」って言うんですよ?(笑)。
堀之内高校時代、一回遊びに行った時に、小岩の駅前に、防弾チョッキを着た警察官がすげえいっぱいいて。あれ、怖かったなあ。
小出何があったんだろうね。あ、でも、ライブハウスもあって。こないだ関根がね、sticoで出たらしいですけど。
関根そう、出ました。
小出もともとは別のところにスタジオがあったんです。たしかライブもできたと思うんですけど。そこがなくなって、近くの空き地に新しく、ライブハウスとスタジオを併設した店ができて。そこで関根がライブをやった。最近、身近なバンドもけっこう出てるんですけど。
──ああ、小岩ライブシアターオルフェウス。
小出そうそう。なんですけど、まあ、ろくでもない街。身近な人達が割と来てるから心配になる(笑)。 僕と中村一義さんを生んだろくでもない街(笑)。中村さんちの近所にある墓地には、うちのお祖父ちゃんが眠ってます。毎回通る、お墓参りに行くと。
──はい、では堀之内さん。
堀之内話しづらいわ!(笑)。ええと、僕は、東京の大井町というところなんですけど、品川区の。今もそうなんですけど──。
──あ、実家も、自分の家庭も?
堀之内そうです。結局ずーっと住んでますね。なので、普通にいるんですよ、同級生がみんな。懐かしんで地元の話をするっていう感じではまったくない、みんなずっといるから。みんな出て行かないんですよね。結婚してからも、自分ちを二世帯にしたりとか、実家を出ても大井町に家を借りたりとか。だから、僕も地域密着な感じで。友達がやってるバーで、同級生たちが集まって、いまだに飲んでる感じです。ずっと同じメンツですね、びっくりするぐらい。小学校の同級生と、いまだに家族ぐるみで付き合ってる。
──で、それぞれ結婚して子供がいたりするわけですよね。
堀之内そうですね。だから女性は嫁いでいかれる方も多いんですけど、旦那さんを説得して住む人も多いですね。
──居心地いいんだ?
堀之内居心地いいですね。電車だったり飛行機だったりクルマだったり、全部アクセスよくてラクなんですよ。不便がない、だから出ていくつもりもないっていう。俺、典型的な、大井町のおじさんかもしれないです(笑)。
──では最後、関根さんは──。
関根私だけ埼玉県で、浦和出身なんですけど。今やすっかり浦和レッズ、サッカー推しなんですけど、意外と、鰻の街でもあって。同級生に鰻屋さんの子がいたり、鰻屋さんがすごいいっぱいあるんです。昔は自分で荒川で鰻を釣って、それを鰻屋さんに持って行くと500円で買ってくれたらしいです。
堀之内安っ!
関根いや、すごい昔の話ですよ? これ。
堀之内どのぐらい昔?
小出200年ぐらい前?
堀之内その時代の500円なんてすげえ高えじゃん(笑)。
関根いや、でも絶対、昭和の話です。
小出それでも高いじゃん。
関根だと思うんです。だから鰻屋さんがすごいいっぱいある。今でも時々浦和に帰って、鰻を食べるんですけど。みなさん、浦和に来たら鰻を食べてください。
堀之内急にPR(笑)。
編集部:際どいお話からほっこりするエピソードまで、かなり濃密濃厚な地元トークでした(笑)。
Base Ball Bearの皆さん、ありがとうございました!
  • 兵庫慎司

    取材・文

    兵庫慎司

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