Ryoko、Fumiha、Aikaが語る、地元大阪でのЯeaL誕生&スパルタ特訓ヒストリー!

スペシャル | 2020.02.20 18:00

──地元のエピソードを教えてください。

Fumiha
(Ba./Cho.)

私とAikaは地元が一緒なんですけど。なんもないんですよ(笑)。

Aika
(Dr./Cho.)

リズム隊の2人が初めて立ったステージは地元の学校の学園祭でした。

Fumiha

その話しにしよう。中学のときに文化祭出たいねってことで、Aikaをドラムに誘ったんですよ。

Ryoko
(Vo./Gt.)

「太鼓の達人」がうまかったんでしょ?

Fumiha

そう!ゲームセンターに一緒に行ったとき、めっちゃうまかったんです。

Ryoko

いまでも音ゲー、めっちゃうまいです。ビビるぐらい。

Fumiha

それで、「ドラムやりぃや」ってAikaにいったら「うん、分かった」って。

Aika

私とドラム、どう関係あるんやろうって疑問を持ちながらもその日に電子ドラムを買いに行って。
──買うかな。そこで(笑)。

Aika

物は試しやと思って。それで、文化祭に向けて練習して。

Fumiha

地元は大阪の四条畷なんですけど。そこのちっちゃいスタジオに一緒に入ったら「お!できてるやん」と。普通に、軽音部の1年生よりもできてたんです。

Ryoko

Aikaはセンスがあるんですよ。

Fumiha

それで中学の文化祭に出て。

Aika

それが初めてのステージ。
──バンド名は?

Aika

みんなの苗字をとってつけたんですけど。

Fumiha

ЯeaLも1回メンバーの頭文字とろうかって。

Ryoko

なった(微笑)。

Fumiha

ЯeaLになってよかった。
──ステージではどんな曲をやったんですか?

Fumiha

SCANDALの「瞬間センチメンタル」をやりましたね。持ち時間3分ぐらいしかなかったから。

Aika

1曲だけ。制服着て、スタジオから楽器運んで。

Fumiha

めっちゃ運んだな。そのためだけに。それが地元の唯一の思い出。

Aika

あっちゅう間すぎてなんも憶えてないです。

Fumiha

緊張する、緊張する、あ、終わったって(笑)。

Aika

でも、気持ちいいなというのは思ってましたね。

Ryoko

なのに、バンド結成のときは1回断ってきたんですよ。Aikaは。

Aika

受験やったんで。誘ってきたときは。

Ryoko

Fumihaが「いい人おるから」って紹介してくれて。最初2人で会ったら断られて。それをFumihaにいったら、いまから電話してみようってことになって電話したんですよ。

Aika

詐欺ですよ、詐欺。めっちゃかわいいアニメの声みたいな高い声で、すごいうまい話があるんやけどって(全員笑)。

Fumiha

だははは(笑)。勧誘やん!

Aika

でも、それでこれはやるしかないと思って、お父さんに「バンドやっていい?」って聞いたら「ええよ」っていわれたんで「やります」って答えて。
──詐欺にひっかかった、と(一同笑)。

Ryoko

そこはFumihaもそうでしょ?

Fumiha

私はネットやったんで、男か女か同い年なんかもプロフィールにはそう書いてはあるけど、会うまで分からんかったんですよ。それで電話で話したら、男と女の中間みたいな声やったから「こいつ絶対おっさんや」と思って。

Ryoko

それで、心斎橋で初めて会って。

Fumiha

心斎橋とか都会やから行ったこともなくて。電車も乗ったことなかったんですよ。もしかしたらおっさんかもしれない人に会うために、人生で一番勇気を振り絞って心斎橋に会いに行ったんです。

Ryoko

それで初めて会った日にスタジオに入って、弾き語りを聴かせたんです。

Fumiha

その頃はこんな声じゃなかった。猫かぶってたから。
──だはははっ(笑)。

Aika

声はめっちゃかわいいのに、会いに行ったらめっちゃドクロでトゲトゲがついてて「それ、どこで売ってんねん」って洋服着てて。

Fumiha

四条畷では見たことない服やった。

Ryoko

ドクロにトゲトゲの鋲がついた服で厚底はいて。

Aika

めっちゃ派手で、声と違うやんって。

Fumiha

理解できんかったもんな?

Aika

こういう人も世の中にいるんやって感情でバンドやってましたね。
──Ryokoさんの地元はどこなんですか?

Ryoko

私は堺なんですけど。地元が苦手やったんです。学校におる時間で私は何者かになれるのに、なんでこんなとこにおるんやろうっていうので学校に行かなくなってしまって。それで、ずっと難波とか心斎橋を中学の頃からふらつき出して。地元が嫌すぎて、服装とかもそういうとんがった格好をしてたんです。そういう格好して、毎日難波とか心斎橋行って、音楽を目指してる子を探してつるんでは、平日からカラオケ行ったりして。地元の子はバカにする訳ですよ。学校にも行かずにそんなことしてる私を。こっちは「お前らみとけよ。いつか見返してやるから」っていってたんですね。その延長線上で、メンバー募集のサイトに“私についてきたら売れるし、売れるためにやります”と書いているのに、連絡してきてつながったのがFumihaで。ネットで知り合った子たちと、中2の頃から私はずっと仲間を見つけるために後々に自分が入る芸能系の学校のオープンキャンパスに通ってて。入学してからはЯeaLってものができたから、逆にその学校には行かなくなったんですけど。そこで出会った仲間はいまでも親友です。その学校というのが後のOSM(大阪スクールオブミュージック高等専修学校)なんですよ。
──2人は別の高校に通ってたんですか?

Ryoko

2人は普通科の高校に行ってたんで、私だけが自由に動けたんですよ。2人が動けない分、平日に一人で東京に行って新人開発の部署にCDを渡しにいって大人と打ち合わせしたりしてたんです。自分の音楽人生の始まりの場所ですね。心斎橋、難波、学校があった四ツ橋は。

Fumiha

ЯeaLの始まりの場所も心斎橋やしな。

Ryoko

スタジオも全部心斎橋やったし。高校に入ってからは四ツ橋にある高校のスタジオを使わせてもらってたんです。夏休みは12時間とかスタジオに入ってて。授業まったく受けてないのに(笑)。だけど、それを在学中にメジャーデビューを決めることですべて清算しました。
──さすがですね!

Ryoko

いまだに英雄扱いです(笑)。職員室に行くとポスターやCDが飾られてて。

Aika

利用されてる?(笑)

Ryoko

広告塔っすね(笑)。まあでもスタジオも使わせてもらったので。

Aika

そこは大分お世話になりました。夏休みはずっとそこにいたんで。

Ryoko

毎日12時間練習が定番やったんで。

Fumiha

朝の9時から夜の9時まで。

Ryoko

同じ曲をリピートして、1回でも間違えたら挙手して、間違えずに終わるまで延々やってました。
──スパルタ過ぎ(笑)。よく2人は辞めなかったですね。

Aika

いまやれっていわれたら無理ですね。でも、あれがあったからいまがあるので。

Ryoko

全員バンドやるために楽器を始めたので、やるしかなかった。初心者を無理やり底上げしていくにはそれしかなかったんです。そういうなかでめっちゃ喧嘩して四ツ橋の下のロッテリアで泣いたり。自分とЯeaLの青春はすべて難波、心斎橋、四ツ橋にあります。

編集部:青春時代に結ばれたアツいЯeaL誕生ヒストリーでした。
Ryokoさん、Fumihaさん、Aikaさん、ありがとうございました!

公演情報

DISK GARAGE公演

ЯeaL debut 4th anniversary special oneman

2020年3月29日(日) 渋谷CLUB QUATTRO

チケット一般発売日:2020年1月26日(日)

RELEASE

「Unchain My Heart」

配信限定シングル

「Unchain My Heart」

(SME Records)
2019年10月2日(水)SALE

※MOMIKEN(SPYAIR)が歌詞プロデュース!

INFO

「#ЯeaL渋谷クアトロワンマンやるってよ」

2020年3月29日(日)開催のデビュー4周年記念ワンマンに向けて、SNS、YouTubeを中心に様々な企画をお届け!
毎週月曜、水曜、金曜、日曜 21時にアップロード予定!

  • 東條祥恵

    取材・文

    東條祥恵

    • ツイッター

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