女王蜂・アヴちゃんの、女王蜂としての初ライブの思い出

スペシャル | 2020.03.18 18:00

編集部:女王蜂の初ライブについて教えてください。
2009年に、神戸の、ドン・キホーテの横のVARIT.ってライブハウスのイベントで、初ライブをやりました。ぶっ飛びましたね。初めてハイヒールを履いてステージに立ったんだけど、自分の脚の形がこんなんなんだ、っていうことが初めてわかって。もう稲妻がズバンて降りてきたような気持ちでした。
あと、ライブが決まって、そのライブハウスにフライヤーをもらいに行った時に、なんか下着の中が痒くて、何か入っててゴソゴソしてる、「なんかいる!」と思って、そーっと手を入れてパッと出したら、カブトムシのメスが入ってて(涙)。みんなギャハハハって笑って、店長に「あなた、絶対売れるね」って言われた(笑)。昔からそうなんですよ。海で泳いでたら、水着の中に魚が入ってたりとか(笑)。動物に愛されているのかな?その頃のライブで、いちばん打ちのめされたのは……女王蜂がエンジンかかったのは、それもVARIT.で。KING BROTHERS、ザ50回転ズ、毛皮のマリーズ、ELECTRIC ELL SHOCKが出るイベントがあって。私たちがオープニングアクトで出たんですよ。結成して2,3ヵ月だったと思うんですけど。
その時のバンド、みんな脂が乗りきってて。KING BROTHERSもすごくて、マリーズもマジックかかってたし。そのライブを観て、「あ、これから、この人たちとタイマン張っていかないといけないんだな」って、すごく覚悟が決まったというか。この人たちをギャフンと言わせるライブをしなくては、と思って、第一エンジンがかかりましたね。そういう血なまぐさい根性の入る瞬間はいっぱいありましたけどね、最初はその時だったかな。

編集部:カブトムシのエピソードは大爆笑でしたが、ライブハウスの店長さんの予言、当たりましたね!
アヴちゃん、貴重なエピソードを教えてくださってありがとうございました!

ニューアルバム『BL』収録曲「P R I D E」Official MV

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