角松敏生が語る、人生初のステージ。 “ギターヒーロー”になった小学校6年生のときの謝恩会。プロ初ステージの話も!

スペシャル | 2017.05.30 12:00

角松敏生が初めて立ったステージは?

CHAR25
編集部:角松敏生さんが始めて立ったステージを教えてください!

アマチュアとしての初ステージは、小学校6年生のときの謝恩会。僕は4年生のときからギターを弾き始めたんですけど、学校にギターを持っていって弾いたら、人気者になって。その後、何人かギターを始めたやつがいて、そいつらと一緒にクラスで演奏したんです。それが先生の間で話題になって、学年全体の謝恩会でもやることになって。ビートルズの「ヘイ・ジュード」なんかを歌ったんだけど、なぜか音楽の先生が入ってきて、本番でもピアノを弾いたんですよね。ふだんは堅いことばっかり言ってた先生だけど、あれはきっと一緒に演奏したかったんでしょうね、たぶん。 プロになってからの最初のステージは、葉山でやったコンベンション・ライブ。『SEA BREEZE 2016』のライナーにも書いたんだけど、自分の気持ちとは裏腹に、すごく派手にデビューさせられたんですよ。制作、宣伝のお金もかなりあったみたいで、葉山の「ラ・マーレ」というフランス料理屋でジャケットの撮影をして、そこで媒体の人たちを100人くらい呼んでライブをやったんです。しかも一泊二日。フランス料理を食べて、泊まって、次の日はテニスかゴルフか釣りを選べるっていう。いまでは考えられないですよね。 ファンの前でやるライブとはまったく違うし、僕もどうしていいかわからなくて。観てるほうもたぶん、適当だったんじゃないかな(笑)。一応盛り上がって、アンコールもかかったんだけど、そのときに何気なく「プロよりもアマチュアのほうがシビアですよね」って言ったら、それが大ウケで(笑)。「楽して儲けろ!」って声援が飛んできたのを覚えてますね。

CHAR25
編集部:音楽が繋ぐ、先生との素敵なコミュニケーション。規格外のスケールのコンベンションライブ、貴重なお話でした(笑) 角松敏生さん、ありがとうございました!

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