ライブ、イベント、コンサートのチケット情報・先行予約・一般発売・当日券ならDISK GARAGE(ディスクガレージ)

トップページ

主なカテゴリ

PAPARE DI:GA

UNCHAIN (2012.11月号掲載 DI:GA s.p. interview)

UNCHAIN

2012.11.28 up

来春アルバムリリース決定!ライブごとに進化を続ける彼らの今を目撃せよ!

傑作アルバム『Eat The Moon』のリリースとツアーの成功、新たな自主イベントのスタート、そして初のアコースティック・ツアーと、2012年はUNCHAINにとって大きなターニングポイントとなる年だった。バンド結成16年目にして「今が一番楽しい」と言いきる言葉と行動は、音楽に託されて、きっと多くの人の心をハッピーにしてくれるはずだ。UNCHAINを知る人にも知らない人にも今こそ言おう、「UNCHAINを聴こうぜ!」

ーー最近、ライブが多いですよね。

谷川正憲(Vo&Gt)「多いですね。制作もしつつなんですけど、バランスを見つつ、結局多くなってしまうといういつものパターンで」

マネージャー「今年は60本ぐらいです」

谷川「それでも60本か。多い時は80〜90本ぐらいの年もあったので」

ーーちょっと早めに今年を振り返ると。2012年はUNCHAINにとってどんな年でした?

谷川「いろんなことが定まってきた年かなと思います。あっちこっち手を出してきたUNCHAINだったんですけど、自分たちが無理せずできるやり方を話し合いながら少ずつ狙いが定まってきたので、今はすごく楽しいです」

ーー「狙いが定まってきた」というのは?

佐藤将文(Gt)「今まではライブにしても音源にしても、やりたいことをある程度形にしたらまた壊して、それがカッコいいと思っていた部分もあったんですけど。最近は“つなげていく”という意識が強いので」

谷川「もちろん挑戦もありつつ、今まで培ってきたものをしっかり出すことも大切にし始めた時期です。16年目です(笑)」

佐藤「今まで積み重ねてきたものを見せた上で新しいものを見せるほうが、ちゃんと感じてもらえるなということを実感しましたね。16年目です(笑)」

ーー結成16年でやっと気づきましたか(笑)。

谷浩彰(Ba)「バンドマンは誰でも通る道だと思うんですよ。こないだも大阪の先輩バンドと対バンして、“久々におまえらの懐かしい曲が聴けたよ”とか言われて。“先輩らもそういう時期、あったじゃないですか”“まぁ、しゃあないなー”みたいな」

佐藤「この前、インディーズ時代から見ててくれた人が“変わったね”って言ってくれて。“あの頃は頭でっかちなライブをしてた”って言われたんですけど、自分でもわかる気がする」

谷川「“いい粗さが出てきたね”って、その人は言ってくれたんですけど」

佐藤「昔は“理解できないやつはどっか行けよ”という考え方だったので。それが最近は“どうか聴いてください”っていう姿勢になっている(笑)」

佐藤「どっちが正解というわけじゃないけど、今のやり方が僕らに向いてたということに気づいた16年目ですね(笑)」

ーー寡黙な吉田くんもひとこと。今のUNCHAINはどうですか。

吉田昇吾(Dr)「すごくいい感じだと思います。すごく楽しくなってきました。いろいろ考えすぎてきたのが、楽しんでやれるようになってきました」

ーー最近のライブのエピソードというと?

谷川「最近はギターの佐藤くんがMCをしゃべるようになったりして、ちょっと面白いです」

佐藤「すべるのを分担するという(笑)。あと、谷がラップをやるようになった」

谷「セットリストにその曲があれば。やりたいことをやったらいいかなと」

佐藤「前へ前へという感じはすごく出てきたと思います。今までは“ボーカル谷川をどうぞ”というふうになりすぎてた部分があったんですけど、“こいつも見てよ”って」

谷川「誰が目立っても、UNCHAINはバンドだからいいんですよね。何やってもいいんだって思うようになってきた」

佐藤「ナシなものがすごく減ってきました。ほどよくふざけて、きちんと歌って」

ーー新しい自主イベントも始めましたね。その名も「Mr.VIRUSOUL」(ミスター・ヴィルソウル)。

谷川「“VIRUS”(ウィルス)とソウルを掛け合わせた造語で、僕たちの音楽が爆発的に蔓延するという意味をこめてつけました。不定期ですけど、ずっと続けられるイベントにしたいなと思っていて、次は来年の2月15日にやります。UNCHAINと一緒にやるバンドとのつながりが見えるようなもので、お客さんが一緒に楽しめるようなイベントにしていきたいです。そして少ない友達を増やしていければ(笑)」

ーーそして12月12日には東京キネマ倶楽部でアコースティック・スタイルのワンマンライブが。これ、前は対バン形式のイベントでしたよね?

谷川「そうです。アコースティック・イベントはここ数年やっているんですけど、“ワンマンでやったらどうなるだろう?”と。3回目になりました」

谷「今回は11月から初めてアコースティック・ツアーをやるので、ファイナルのキネマ倶楽部は脂の乗ったいい感じになってると思います。アコースティックは“静けさの中の楽しさ”みたいな、そこじゃないと味わえない感じがあるので。やってて新鮮ですし、楽しいですね」

谷川「普段のロックなアレンジとは180度違っているので、曲を知っている人はより面白いと思います」

ーーアコースティックだと、特にリズムの感覚が全然違うでしょう。

吉田「そうですね。だからあんまり余計なことはしないように」

佐藤「消極的だな(笑)」

谷川「すごいセンシティブで、ちょっとの強弱が目立つので、逆にそれが面白い。バンドの底力が出るというか、しかも遊びやすいので、何してもいいという気持ちになれるんですよ」

ーーこれからライブ1本分、十数曲のリアレンジをするんですか。

谷川「もう2年やってるので、リアレンジした楽曲はけっこういっぱいあるんですよ。ただUNCHAINでも一番有名なぐらいの曲を今までやってなかったんですけど、それを今回のツアーで押していきたいので、ぜひ聴きに来てほしいですね。あと、来年2月にカバー・アルバムが出るんですよ。この前配信で出した6曲にプラス4曲で、CDにパッケージしてリリースします。その中からもできるといいですね」

ーーあのカバー、面白かったです。邦楽と洋楽が3曲ずつで、UNCHAINのルーツや好みがよく見えて。

谷川「特に椎名林檎さんの『丸の内サディスティック』は大好評をいただいて、PVがYouTubeで10万回行っちゃったみたいな。カバーを出して、それをクッションにしてまたオリジナルアルバムに行きたいなと思ってます。『Eat The Moon』みたいにソウルミュージックの強いカラーが、UNCHAINが今やろうとしていることなんですけど、回帰っぽい部分もありつつ、今までやってきたこと全部を混ぜ合わせて今があると思うので、やっとたどりついた感がありますね。メンバーもスタッフもみんながいいと思っているこの感じを、大切に育てていきたいです」

ーー来年はさらに楽しいことが待っているかも?

谷川「徐々に大きくしていきたいですね、いろんなことを。会場もそうだし、自分たちの人間そのものももうちょっと大きくならないと駄目かなと思うので」

佐藤「身長も?」

谷川「最近はこのぐらい底の厚い靴を履いてますけど」

佐藤「武道館でやるにはまだちっちゃすぎるもんね、オレら。背が(笑)」

●インタビュー/宮本英夫

INFORMATION

■LIVE
UNCHAIN presents Get Acoustic Soul Special “UNCHAIN × 東京キネマ倶楽部”
12/12(水)東京キネマ倶楽部
●NOW ON SALE

UNCHAIN presents Mr. VIRUSOUL -2nd Operation-
2/15(金)LIVE HOUSE FEVER
●12/15 ON SALE
GUEST:あり

小林太郎「VS Short Tour」
1/19(土)八王子RIPSにゲスト出演!
●12/1 ON SALE

■EVENT
LIVE DI:GA JUDGEMENT2012
12/31(月)Shibuya O-WESTに出演!
●12/1 ON SALE

UNCHAINオフィシャルサイト

DISK GARAGE.com アーティストページ

<PR>

ページトップ