吉川晃司の約3年9か月振りのアルバム『SAMURAI ROCK』は、大震災以降彼が自分の体で感じたことを音楽化した作品だ。リアルなメッセージがぎっちり詰まっていながらも、スリリングなエンターテインメント作品としても成立している。ツアーもまもなく始まる。この時代をどうサバイバルするか。そのヒントは彼のシャウトの中にある。
——東日本大震災以降、最初のアルバムということになります。
「震災後、すぐに作るのではなくて、自分が体験する中で感じたことを時間をかけて咀嚼して制作したのが良かったと思います。ヘンに力むことなく作っていけた。心がけたのはヒステリックにならないこと、押しつけがましくならないこと、重苦しい気持ちにさせないこと。楽しみながら元気になってもらえる作品を目指した。直接的なメッセージを言うのは簡単なんだけど、いかにエンターテインメントとして表現していくか。そこはかなり工夫を凝らしました」
——「Do the JOY」、「絶世の美女」など、様々な解釈が可能な歌詞が並んでいます。
「歌詞は松井五郎さん、jam君とも徹底的に詰めていった。ダブルミーニングのパスワードを散りばめたり、響きのおもしろいフレーズを入れたりしたので、そこも楽しんでもらえたら。例えば、『I'm Yes Man』の“Drink'in the 清濁”って最高でしょう。“清濁併せ呑む”だと重いけれど、ちょっと変えるだけで、笑えるし、音符に乗った時により強い響きになる。アルバムを作る中で感じたのは言葉のパワーのすごさ。それゆえにおもしろいものでもあるし、怖いものでもあるなと」
——これまで以上にギターサウンド全開のロックンロールが目立っています。
「楽しく激しく歌いたかった。言葉にしない方がいいこと、言葉にで出来ないエネルギーやパッションの表現はギターにやってもらおうと思っていました」
——エノコウジさん(the HIATUS)、谷中敦さん(東京スカパラダイスオーケストラ)、元papaの椎野恭一さんと笠原敏幸さん、大黒摩季さんなど、様々な人たちが参加しています。
「自分と気持ちの近いところにいる方々にもたくさん参加していただいて、みなさんのパワーを結集した作品になりましたね」
——アルバムタイトルを『SAMURAI ROCK』としたのは?
「日本人が持っている精神性の強さの象徴として、サムライという言葉を使った。本当の強さって、己が無力であると知ること、己の身の程を知ることによって、宿るものなんじゃないかなと。しっかり現実と対峙していきましょうという思いも込めました」
——ツアーもまもなく始まります。どんなツアーにしようと考えていますか?
「最新アルバム『SAMURAI ROCK』が軸になるのは間違いないですね。収録曲はほとんどやると思うので、このアルバムを聴いた上で参加していただけたら。新しいメンバーも加わって、すでに気合いが入っています。みんなで楽しく激しく盛り上がろう」
2013年8月17日(土) | 日本武道館 | 17:00 開場 / 18:00 開演 | 全席指定:7,350円(税込) | 【託児所を設置します】 ※詳細は公演詳細ページまで |
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受付期間:受付中〜5/23(木)13:00 |
2013年5月12日(日) | オリンパスホール八王子 | 17:30 開場 / 18:00 開演 | 全席指定:7,350円(税込) 立見:6,800円(税込) |
TOUR サポートメンバー Guitar: 菊地英昭 Guitar: 伊藤可久 Bass: 小池ヒロミチ Keyboards: ホッピー神山 Drums: 青山英樹 |
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2013年5月19日(日) | 鎌倉芸術館 大ホール | 17:30 開場 / 18:00 開演 | 全席指定:7,350円(税込) | |
2013年5月26日(日) | 大宮ソニックシティ 大ホール | 17:30 開場 / 18:00 開演 | ||
2013年5月31日(金) | 中野サンプラザホール | 18:30 開場 / 19:00 開演 | ||
2013年6月2日(日) | 東京エレクトロン韮崎文化ホール 大ホール |
16:30 開場 / 17:00 開演 |
New Album「SAMURAI ROCK」
(ワーナーミュージック・ジャパン/SAMURAI ROCK)
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