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PAPER DI:GA

久保田利伸(2013.7月号掲載 DI:GA interview)



久保田利伸

2013.7.23 up

7月3日にアルバム『Parallel World II KUBOSSA』をリリースする久保田利伸。Parallel Worldシリーズとは、久保田の真骨頂であるR&Bやソウルと並行して彼の音楽的こだわりに特化した作品であり、今回は91年にリリースされた『Parallel World I KUBOJAH』に続く第2弾となる。前回のレゲエに対し、今回はボサノバを選択。ボサノバ・クラシック、R&Bカバー、セルフカバー、新曲という要素で構成されている。


「選曲は時間をかけました。優しい曲を選びたかったのでボサノバ・クラシックの『Corcovado』は決まりましたが、ボサノバではない曲をリメイクするのが醍醐味なので、R&Bの名曲の中からこれをやったら面白いかもという候補を絞り込んで。アイズレー・ブラザーズの『Between The Sheets』で冒険してみたんですが、原曲よりも色っぽい曲になったと思います。ボサノバとR&Bの両方にリスペクトすることを心がけました。そして、新曲では明るさを加えるためにややライトなナンバーを選んでいます」


セルフカバーは「Dance If You Want It」「a Love Story」「雨音」を収録。原曲と異なるアレンジが施されたサウンドだけでなく、歌い方もガラッと変えてみせたそのアプローチが今回の最大の収穫だったと語る。


「僕のヒット曲であり、かつボサノバと相性のいいものということで選んだ3曲です。ただ、オリジナルは思いっきり歌っているんですけど、ボサノバは思いっきり歌ってはいけないんです。やればやるほど難しかったですね。マイクの前に立つとどうしても強いエモーションを入れてしまって。あくまで優しく、グルーヴが無くて楽器が浮遊しているところに漂うように声を乗せないと違和感が出てしまう。慣れるまで時間がかかりました。でも、その歌い方でアコースティック・ライブに向かえるので、いいバランスでできそうです」


今回は、ソロライブとしては初となる野外ライブ中心のツアーであり、さらに初となるアコースティック編成。初めてづくしということもあって、新鮮な気持ちで臨むことになりそうだ。


「アコースティック楽器中心なので音もシンプルですから、歌が今までで一番まっすぐに届くのは間違いないと思います。音楽を聴いているというより声を聴いている感じになっていくと思うんです。野外じゃないと味わえない声の質を楽しんでいただければ。以前に野外イベントで歌った時、この声がどこまで伸びていくんだろうっていう気持ち良さがありましたから。会場は大きくても野外なので、いつものライブより親近感が出るでしょうね。しかもアドリブの効く楽器ばかりじゃないですか。イントロやエンディング、曲のサイズも自由に変えてやるかもしれないです。バンドの決め事、ステージセットも極力シンプルにして、開放感のあるライブにしたいですね。当日は台風が来ないよう、日頃の行いに気を付けたいです(笑)」


インタビュー/岡本明

Toshinobu Kubota Special Tour with Acoustic Band ★ in the Universe ★

2013年9月21日(土) 22日(日) 河口湖ステラシアター 17:00 開場 / 18:00 開演 全席指定:7,800円(税込)
一般発売日:7月28日(日) ON SALE
Toshinobu Kubota Special Tour with Acoustic Band ★ in the Universe ★ 公演詳細はこちら



アーティスト情報

NEW ALBUM「PARALLEL WORLD II KUBOSSA」
(SME Records)
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久保田利伸(2013.7月号掲載 DI:GA interview)

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