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PAPER DI:GA

織田哲郎(2013.10月号掲載 DI:GA interview)



織田哲郎

2013.10.9 up

作曲家としても数多くの大ヒット曲を提供してきた織田哲郎がソロ・アーティストとして今年デビュー30周年を迎えた。音楽活動も活発化していて、10月30日には約6年半ぶりのアルバム『W FACE』発表予定。


「重箱の隅を突くように何度もやり直して、丹念に作ったのが前作『One Night』だったんですが、その作り方をやりきって、気が済んだことで、今度は瞬発力のある作品を作りたくなった。初期衝動そのままでOKがテーマ。プロデューサーとしての自分が文句を言っても、作り手の自分が“だから何?”って無視するという(笑)」


30年やってきた今、こんなフレッシュなエネルギーが詰まった作品を作れるところが素晴らしい。「FIRE OF LIFE」は情熱がほとばしる曲。“もう一度 命の火を燃やせ”というフレーズに胸が熱くなる。震災を踏まえて制作された作品でもありそうだ。


「自分の中でも震災以降、変わった部分はあって。色々な思いが詰まった作品になったことは確かですね。この曲は同世代への応援歌というニュアンスも込めています」


中島みゆき作詞、彼が作曲という夢のコラボレーションが実現したのは「Winter Song」。疾走感と爽快感があって、ポップで強靱。冬の冷気の背後から生命力がほとばしる名曲が誕生した。


「昔からみゆきさんの大ファンなんですよ。それだけに作詞をお願いするのをずっと逡巡していて。でも今回は“だから何?”というスタンスだから、“よし、頼んでみよう!”って。素敵な歌詞を書いてくれて、しかも自分からは出てこないフレーズの数々に衝撃を受け、歌ってても新鮮でした」


2枚組で多面的な魅力に富むことから『W FACE』と命名された。1枚は価値観がロック、もう1枚はポップ、バラード。彼は以前、声帯を痛めているのだが、この新作ではシャウトも堪能出来る。その歌声には不屈のロック・スピリッツが宿っている。


「Gより上ははまだ出なくて、ロックを歌うには致命的だと思っていたんですが、出ないなりのロックがあってもいいかなって。なにしろ今回は“だから何?”ですから(笑)」


彼が影響を受けたキャロル・キングのカバーなども収録。彼のルーツが見えてくると同時に、30年の活動の成果も最新の息吹きも見えてくる。11月には『ソロデビュー三十周年大感謝!されどいまだ未熟者、先は長いっす。』というツアーもある。


「今回はサックスの古村敏比古以外は若いミュージシャンばっかりなんですよ。仮バンド名は“親父2人と子ども達”(笑)。近い世代だと、価値観の共通点がたくさんあるから、やりやすいし、居心地がいいんだけど、そうすると逆に居心地が悪くなる。価値観の戦いがないと、つまらなくなるんです」


ツアータイトルは一見、謙虚だが、実は超アグレッシヴ。こんな言葉が不敵に響く。


「ライブばっかりは思ったとおりにいかないんですよ。録音物の再現で良しではないし、そのチームでやってみないと、わからない。まるで読めない。だからこそ楽しみですね」


インタビュー/長谷川誠

織田哲郎Live Tour 「ソロデビュー三十周年大感謝!されどいまだ未熟者、先は長いっす。」

2013年11月17日(日) SHIBUYA-AX 17:00 開場 / 18:00 開演 全席指定:6,800円(税込) Member:古村敏比古(Sax) / 佐治宣英(Drs) / 櫻井陸來(Bass) / 宮崎裕介(Key) / 奈良悠樹(Gtr)
一般発売日:NOW ON SALE
織田哲郎Live Tour 「ソロデビュー三十周年大感謝!されどいまだ未熟者、先は長いっす。」 公演詳細はこちら


アーティスト情報

NEW ALBUM「W FACE」
(キングレコード)
●10月30日(水) ON SALE


織田哲郎(2013.10月号掲載 DI:GA interview)

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