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PAPER DI:GA

奥田民生×斉藤和義 GOOD FELLOWS対談(2013.10月号掲載 DI:GA interview)



奥田民生×斉藤和義 GOOD FELLOWS対談

2013.10.16 up

先月約1年8ヵ月ぶりにニュー・シングル「風は西から」を発売し、来年ソロ20周年を迎える奥田民生と、今年20周年のアニバーサリーイヤーに突入し、今月『斉藤』と『和義』というオリジナルアルバムを2枚同時に発売する斉藤和義。10年以上前に知り合い、最近ではステージ以外に奥田の最新シングルのC/W、ビールのCMでも共演を果たした二人が誌面をジャック!


−−−ギター弾きという点以外にも、共通項がいろいろあるお二人ですが。自分になくて羨ましいなと思ったりするところは?


斉藤「この自由な感じと、趣味がいっぱいあるところですかね。釣りだったり車だったりオーディオだったり……。音楽以外のことで時間をつぶす術を知ってるから。俺はそういう趣味が全然ないから、休みができても飲むしかないな〜ってなるんだけど」


奥田「俺は女性の友達が多いところが羨ましいよ(笑)。俺の80倍ぐらいいるでしょ?」


斉藤「いやいや、そんなことないですよ。そんなにいてもやらしてくれる訳じゃないし」


奥田「まあね(一同爆笑)」


−−−今回奥田さんのシングル「風は西から」のC/Wには、お互いの持ち歌を二人がセッションしている音源が収録されてましたが。


奥田「そうなんです。たまたまね、C/Wどうするんだって言ってるときに某ライヴがありまして。コレ使うのはありなの?って」 


斉藤「実はこっちも同じことを考えてたんですよね。なので僕もいずれは使いたいです。でも、あのとき俺は歌詞を間違えちゃったんですよね。『息子』を歌ったんですけど」 


奥田「間違えててもいいよ。それはそれで。俺のほうも『歌うたいのバラッド』を自分の曲のように歌わせてもらってありがたかったんで。これね、普段のライヴから客のウケが悪いとき(この曲のカバーを)使わせてもらってますから(笑)。これやると客をつかめるんで、いまやライヴの武器ですよ」


斉藤「こっちは『息子』をそんな感じでやるんですけどね。すると、自分の曲よりも歓声が大きく上がるときがあって。“なんだよ”って思うときもあるんですけど」


奥田「だいたいそうでしょう。人の曲をやったほうがウケる。予定になかったものが聴けた気がして嬉しいんじゃないかな」


−−−二人ともカバー好きというところも共通してるんですね。


斉藤「カバー、楽しいんですよ」


奥田「うん楽しい!本当はカバーで暮らしたい。もういらないんですよ。これだけ世の中に曲はあるんだから。でも、それだと商売にならないからイヤイヤ作るんだけど(笑)。でも、自分もたくさん曲を作ってきたんで、そろそろもういいかなと思わなくもない(笑)」


斉藤「それは俺も思いますよ〜」


奥田「コレ(アルバム『斉藤』『和義』)作った後だからなおさら痛感してるでしょ?」


斉藤「本当に。曲作りのことなんて今日現在1㎜も考えてないですからね。さすがにしばらくは曲作りからは離れたいなと思いました」


−−−斉藤さんのアルバムは20周年に出すから2枚組仕様にしたんですか?


斉藤「ううん。ここんところのシングルが溜まってたんですよ。CDが売れないこのご時世、シングルのC/Wだけでしか聴けない曲を作っても可哀想なんで、じゃあC/Wもアルバムにも入れないとと思ったら、それだけで1枚できちゃったんですよ。でも、それだけだと手抜きしたなと思われそうだから(笑)、レコーディングしてた新曲を集めてもう1枚作ったの」


−−−今回、お互いの新作に一人ですべての楽器を演奏した音源が収録されてるところも共通してたんですが。こういう一人多重録音をやりだしたきっかけというのは?


奥田「アマチュア時代から趣味として」


斉藤「ラジカセ2台用意して、1台を鳴らしながら自分で歌ったりギター弾いた音をもう1台のラジカセで録るっていうのを中学生ぐらいの頃にしてたでしょ?」


奥田「したした!」


斉藤「シャーっいう周りのノイズも入っちゃうんだけど、音を重ねて録れるというのが感動的で楽しかったからいまだにそれをやってるだけ。いまの若い子たちは最初からパソコンで作っちゃうみたいですけどね」


奥田「ノイズを知らない子供たちなんだ」


斉藤「そう。そこは世代の違いを感じるな」


−−—逆に奥田さんが今回自分のヴォーカルや自分が演奏した楽器のトラックを素材ごとに分け、マルチトラックデータとして収録したのはいまの時代ならではのやり方。


奥田「この先いつまでもCDはないだろうから、そこを見据えた上での実験なんだけどね」


斉藤「じゃあ俺が例えばこのドラムのトラック使って曲を作ったとしたら、民生さんにはスタジオ代を払えばいいの?」


奥田「それはいらないよ。ただ、俺の宣伝はちょっとぐらいはしといて(笑)」


−−−この後はそれぞれ全国ツアーがスタートするお二人ですが。今後一緒にやってみたいことってなにかありますか?


奥田「俺的には斉藤和義のツアーにドラムで参加させろというのは言ってるんだけど。そこはたぶん二人とも同じ事を言うと思います」


斉藤「そうなんですよね」


−−−では最後に読者のみなさんにメッセージをお願いします。


奥田「CDが何年後かには無くなるかもしれないとか変わりゆく世の中ですが、ライヴというものはまだそんなには変わりません。当然僕のライヴにも来て欲しいんですけど、僕じゃなくてもいいので、みなさんにはライヴをいっぱい観て欲しい」


斉藤「一緒です。以下同文で(笑)」


インタビュー/東條祥恵

奥田民生 INFORMATION

奥田民生 2013ツアー “SPICE BOYS”

2013年10月18日(金) 三郷市文化会館 大ホール 18:00 開場 / 18:30 開演 全席指定:6,300円(税込)
2013年10月28日(月) 29日(火) 神奈川県民ホール 大ホール 18:00 開場 / 18:30 開演 全席指定:6,300円(税込)
立見禁止席:6,300円(税込)
2013年11月5日(火) 府中の森芸術劇場(どりーむホール) 18:00 開場 / 18:30 開演 全席指定:6,300円(税込)
2013年11月27日(水) 28日(木) 中野サンプラザホール 18:00 開場 / 18:30 開演 全席指定:6,300円(税込)
奥田民生 2013ツアー “SPICE BOYS” 公演詳細はこちら


アーティスト情報

NEW ALBUM「O.T. Come Home」
(Ki/oon Music)
●11月27日 ON SALE


斉藤和義 INFORMATION

KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2013-2014 “斉藤 & 和義”

2013年10月26日(土) サンシティ越谷市民ホール 大ホール 17:00 開場 / 17:30 開演 全席指定:6,000円(税込)
2013年10月27日(日) サンシティ越谷市民ホール 大ホール 16:30 開場 / 17:00 開演 全席指定:6,000円(税込)
2013年10月30日(水) 神奈川県民ホール 大ホール 18:15 開場 / 19:00 開演 全席指定:6,000円(税込)
立見禁止席:6,000円(税込)
立見:5,500円(税込)
2013年12月11日(水) ベイシア文化ホール 大ホール(前橋) 18:30 開場 / 19:00 開演 全席指定:6,000円(税込)
2014年2月7日(金) 宇都宮市文化会館 18:15 開場 / 19:00 開演 全席指定:6,000円(税込)
2014年2月8日(土) 桐生市市民文化会館シルクホール 17:00 開場 / 17:30 開演 全席指定:6,000円(税込)
2014年2月15日(土) 日本武道館 17:00 開場 / 18:00 開演 指定席:6,000円(税込)
立見:5,500円(税込)
2014年2月16日(日) 日本武道館 16:30 開場 / 17:30 開演 指定席:6,000円(税込)
立見:5,500円(税込)
2014年4月4日(金) 市川市文化会館 大ホール 18:30 開場 / 19:00 開演 全席指定:6,000円(税込)
2014年4月6日(日) コラニー文化ホール(山梨) 17:00 開場 / 17:30 開演 全席指定:6,000円(税込)

GET TICKET先行受付

2月7日(金)15日(土)16日(日)4月4日(金)6日(日)
受付期間:10月19日(土) 12:00 〜10月30日(水) 23:59
※規定枚数になり次第終了
KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2013-2014 “斉藤 & 和義” 公演詳細はこちら


アーティスト情報


20周年第3弾シングル「かげろう」
(SPEEDSTAR RECORDS)
●10月16日 ON SALE


20周年記念アルバム2枚同時発売
「斉藤」「和義」(SPEEDSTAR RECORDS)
●10月23日 ON SALE


奥田民生×斉藤和義 GOOD FELLOWS対談 (2013.10月号掲載 DI:GA interview)

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