元DOPING PANDAのフロントマン・フルカワユタカが1stアルバム『emotion』を完成させた。元serial TV dramaの新井弘毅(G)、□□□の村田シゲ(B)、QUATTROのkahadio(Dr)が参加した本作。新たな息吹を感じさせる楽曲とともに来年1月から始まる全国ツアーも楽しみだ。
ーーソロアルバム完成しましたね。手応えとしてはいかがですか?
「制作はこれまででいちばんと言っていいくらい楽しかったんですが、実感とか手応えは出てからじゃないとわからないというか。音楽を始めてからの歴史として考えると、(これを作れたことが)大きなポイントだとはまだ思えないんです。自分の中では(バンドの)解散っていうのが大き過ぎて。曲はずっと作ってましたけど、解散を決めてからの4ヶ月で書いたものは全部捨てました。あまりにも暗過ぎたんで(笑)」
ーーだけど結果的には、全曲日本語でダイレクトに自分の思いを伝える力強い楽曲が生まれたと。
「あの解散ライブがやっぱり大きかったんですよね。淋しい思いもありましたけど、それ以上に思い出したというか。上昇志向が強くて野心に満ちてた頃の自分をね。グッと来るとこもあったけど、3000人がワーッとなってる景色を見て『やっぱこれだよな』『俺はこれが好きだったんだ』っていうのを思ったんです。自暴自棄になって、あの“暗黒の4ヶ月”に作ったものすごくネガティブな曲を自主制作で出してやろうとかとんでもないことを考え始めてたけど(笑)、そうじゃないだろと。俺はここに戻らなきゃいけない、越えて行かないといけないってすごく思った。細かい理由はいろいろあるけど、それで (今年1月の)クアトロ3デイズをやろうって決めて、そのライブのためにメンバーと書き始めた曲が今回の曲なんです」
ーーアルバムの1曲目「too young to die」からもそういう強い気持ちが伝わってきます。
「この曲はまさにこのメンバーでやり初めて最初に作った曲。ちょうど自分のサイトを立ち上げた時だったんですけど、どうしても聴いてほしくて、街のスタジオで録ったこの曲をまず載っけたんです。ガレージっぽいことを始めたって誤解されるよって周りは反対したけど、スタートしますよってことを自分のために言いたくて。その後、会場限定で作ったCDの1曲目もこれだったから今回は曲順を変えようと思ったけど、どうしても違和感があったんです。どう考えても、これが僕にとっての1曲目なんですよね」
ーー次はこのアルバムを引っさげてのリリースパーティー、そして全国ツアーですね。
「ツアーは結構な本数だねって言われるけど、いやいや、もっとやりたいんですよ。以前は俺がスゴいことをやれば広がるんだって傲慢になってたし、不必要に広がるのはむしろカッコ悪いとも思ってた。でも今は広げたいと思ってるし、その覚悟があるんですよね。同業(者)にどう思われてもいい。“自分が震えるもの=カッコいい”でいいんですよ。大切なのはどれだけ今の自分が出せるか、だと思ってます」
2014年1月13日(月・祝) | 渋谷 CLUB QUATTRO | 17:00 開場 / 18:00 開演 | オールスタンディング:3,500円(税込) |
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受付期間:受付中〜11月8日(金) 23:00 ※規定枚数になり次第終了 |
2014年1月26日(日) | 千葉 LOOK | 17:00 開場 / 17:30 開演 | オールスタンディング:3,500円(税込) |
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2014年2月1日(土) | HEAVEN'S ROCK Utsunomiya | 17:00 開場 / 17:30 開演 | オールスタンディング:3,500円(税込) |
2014年2月8日(土) | HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 | 17:00 開場 / 17:30 開演 | オールスタンディング:3,500円(税込) |
2014年2月10日(月) | 水戸 LIGHT HOUSE | 17:00 開場 / 17:30 開演 | オールスタンディング:3,500円(税込) |
受付期間:受付中〜11月13日(水) 23:00 |
1st ALBUM「emotion」
(SMALLER RECORDINGS)
●11月13日(水) ON SALE
フルカワユタカオフィシャルサイト
DISK GARAGE.com フルカワユタカ アーティストページ
フルカワユタカ(2013.11月号掲載 DI:GA interview)