——12月18日に1st EP『Soundtrack For Your Lonely View』をリリースしたALL OFF。ライブには何か変化ありました?
松浦奏平(vocal)---以下同---「その前に6月にミニアルバム『Follow Your Heart』を出して、ライブが激変して。それまで聴かせる曲も多かったんですけど、今は“ALL OFFのライブは盛り上がる”と口コミで広がるほどで。今作は盛り上がる曲もありつつ、原点回帰的な聴かせる曲も見つめ直したので。セットリストも幅が出て、より強力なライブを見せられると思ってます」
——前作ではどんな意識の変化があった?
「同じシーンで戦ってるラウド系のバンドが、ライブの盛り上げが上手くて。僕らも負けてられないってところで、ライブを意識して作ったのが前作で。これまでちょっと真面目すぎたところがあったんですけど、今は吹っ切れたところでライブや作品に取り組めていて。そしたらお客さんの反応も全然違うし、それが自信にも繋がったんです」
——今作もライブと作品が直結しているのを感じて、ライブが観たい!と思いました。
「前作で出来なかったことを踏襲しつつ、一発で頭に入ってくるメロディの質とか、一辺倒ではないサウンドのカラフルさとか、前作では出来なかったことを突き詰めたのが今作で。わずか半年でのリリースはかなりキツかったですけど、色んな制約や周囲の期待があるなかで、自分たちのベストを越えることが出来たことで、初めて自分たちのことを“プロだな”と認められた気がするんです」
——『Soundtrack For Your Lonely View』と作品を通じて伝えたいことを込めたタイトル通り、ラウドな曲やダンサブルな曲に秘めた苦しみや哀しみといったリアリティがしっかり伝わるのも素晴らしいです。
「自分がいちリスナーだった時、表面的なノリの良さだけのバンドに疑問を感じて、“そうじゃないバンドを作りたい”と思って始めたのがALL OFFで。今作もノリの部分は重視しつつ、根幹にあるメッセージ性は失わせなかったというか。今作に収録した5曲は深層部分に、“孤独”と“別れ”というテーマがあって。『PARTY ANTHEM』にしても、“騒いでる時は楽しいけど、本当はみんな孤独なんだよね”ってことを歌ってて。孤独って陰なイメージがあるけど、孤独を感じている人の背中を楽曲で押してあげたいんです」
——2014年2月には、東名阪でのツアーファイナルシリーズが控えています。
「昔は“ライブに気持ちを込める”って意味が全然分からなかったんですけど。最近、“他のバンドに絶対負けない!”って不退転な気持ちが芽生えてきて、“これが気持ちを込めるってことか”とやっと分かったんです。そしたら今、負ける気がしないくらいの“無敵感”が生まれてて。今回のツアーも全部のバンドを食って、ALL OFFの名を広めてやろうと思ってるので、かつてないほど高い意欲をもったALL OFFをぜひ見に来て下さい」
2014年2月15日(土) | 名古屋・池下CLUB UPSET | 17:30 開場 / 18:00 開演 | スタンディング ¥2,500(税込) | a crowd of rebellion / THE Hitch Lowke / THE WASTED / ROOKiEZ is PUNK'D / ROACH / ALL OFF |
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2014年2月16日(日) | 心斎橋CLUB DROP | 17:00 開場 / 17:30 開演 | スタンディング ¥2,500(税込) | a crowd of rebellion / THE Hitch Lowke / HARVEST / ROOKiEZ is PUNK'D / Against All Enemies / ALL OFF 【DJ】K'(EvilDesign) |
2014年2月23日(日) | DAIKANYAMA UNIT | 16:30 開場 / 17:00 開演 | スタンディング ¥2,500(税込) | ALL OFF / ANGRY FROG REBRITH / ROACH / 04Limited Sazabys |
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受付期間:受付中〜1月13日(月・祝)23:00 |
1st E.P.「Soundtrack For Your Lonely View」
(No Big Deal Records)
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DISK GARAGE.com ALL OFF アーティストページ
ALL OFF(2014.1月号掲載 DI:GA interview)