メロン記念日解散後、ソロで活動していた柴田あゆみが、ロック・ヴォーカリストayumi shibataとしてRestart をきる。昨年末、事務所移籍とともに再びソロ活動を始動させた彼女。2月19日にリリースする移籍第一弾となるNew ROCKカバーアルバム『kick start』ではLINDBERGの「今すぐKiss Me」を始め、相川七瀬の「BREAK OUT!」、白井貴子の「CHANCE!」、久宝留理子の「男」など歴代のそうそうたる女性ROCKヴォーカリストたちのヒット曲を堂々カバー。
「ほとんどが初めて聴いた曲でした。まずはみなさんの迫力ある歌声に圧倒されて。なかでも浜田麻里さんは歌も曲もすごいなと思いました。カバーさせていただいた「Retern to Myself」は衝撃的でしたね。カッコよすぎて。毎日のように聴いてました。レコーディングのときは大きな会場で歌ってるところをイメージして、どの曲もパンチのある歌声でガツンときめたいなと思いながら歌いました」
そもそも、なぜ柴田あゆみがROCKなのか…。事実、メロン解散後に彼女がソロで歌ってたのはポップスだ。
「そのときは老若男女に聴いてもらえるようなポップスを歌いたいと思ってましたから。でも(やってみたら)……もの足りなかった。なんか違う。“ぬるいな〜”と思ったんです」
ポップスにはポップスが求める歌がある。それをテクニカルにのせていく歌唱法はこれまで散々やってきた。ポップスが持つメロディ、リズムが求める歌を正確無比に歌う事が快感だった。だが、メロン解散前後。音楽が起こした“奇跡”を目の当たりにしてしまってから、柴田のなかで何かが変わった……。
「あのときまで音楽の力っていっても“そんなものないでしょ”と私だって思ってたんですけど。でも、それを目の当たりにしてしまったんです。あまり詳しくはいえないんですが、お医者さんが治せないといったことが音楽の力で治っていくのを。そんな“奇跡”を身近なところで経験してしまったら“音楽に本当に助けられた”“音楽の力って凄い”って本気で思うようになって。その気持ちをしゃべるのが下手な私は歌でガツンと残すしかないと思うようになっていったんです」
こうして音楽に対してポップスの枠からはみ出してしまうほどのエナジー、エモーショナルなパッションを抱くようになった柴田がROCKに惹かれたのは必然といえる。
「ROCKは感情表現、自分の心を開放して気持ちの中の喜怒哀楽全てを歌にぶつけられる。だから、気持ちいいんですよ。歌ってて」
ポップスシンガーとして長年培ってきた優等生な自分と新しいROCKシンガーが化学反応を起こし、“ayumi shibata”が誕生する2月22日の渋谷WWWでのバースデーライブ。
「等身大の自分をぶつけてこの日を楽しみたいです。フリフリの衣装?着ないです(笑)」
2014年2月22日(土) | Shibuya WWW | 14:00 開場 / 14:30 開演 18:00 開場 / 18:30 開演 |
オールスタンディング ¥4,000(税込) |
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NEW COVER ALBUM「kick start」
(SMC RECORDS)
●2月19日 ON SALE
大ヒット女性ROCKボーカルカバー楽曲、全10曲収録!!
【収録曲】
1.DEAR FRIENDS 2.私は嵐 3.BREAK OUT! 4.Return to Myself 5.天使の休息
6.今すぐKiss Me 7.男
8.CHANCE! 9.世界でいちばん熱い夏 10.フレンズ
ayumi shibataオフィシャルサイト
DISK GARAGE.com ayumi shibata アーティストページ
ayumi shibata(2014.1月号掲載 DI:GA interview)