2012年1月、デビューアルバム『マジルヨル:ネムラナイワクセイ』で、ロックバンドをめぐる既存のフォーマットに一切とらわれない比肩なき音楽世界を提示してみせたHello Sleepwalkers。昨年5月にはメンバー全員で地元の沖縄から上京。ライブ活動と平行して密度の高い制作を行っていた。そして、ついに2ndアルバム『Masked Monkey Awakening』が完成した。ライブを強く意識したというアルバムに込めた思いと、5月に開催されるQUATTROワンマンの意気込みを聞いた。
——バンドの根幹にあるオルタナティブ性は健在だけど、楽曲のフォームがぐっとシンプルになりましたね。
シュンタロウ(Vo&Gt)「ライブと平行してずっと制作をやっていて。でも、シングル『円盤飛来』から1年半以上もリリースが空いたのは作っていた曲をボツにしたからなんですね。その理由はシンプルというところに繋がってくるんですけど。今回は変拍子とか転調はなるべく排除して、必要なところしかいれないようにしたんです。それがバンドがいまやるべきことなんじゃないかと思って」
ナルミ(Gt&Vo)「いままでは家でヘッドフォンで聴いて楽しかったり刺激的な曲が多かったと思うんです。聴けば聴くほど面白いし、そういう曲に対する愛着もあるんですけど、ライブのときはお客さんがポカーンとしていることがよくあるんですよね(苦笑)。そこをもうちょっとお客さんが踊れたり、ライブで聴きたいと思う曲に寄せていけたらと思っていて」
タソコ(Gt)「これまでの曲が難しい哲学書みたいな雰囲気があったとしたら、今回はハリウッド映画的な派手さと迫力があると思うんですよね。だからこそ、ライブでも楽しんでもらえると思うし」
——イギリスのロックバンド、HARD-Fiのフロントマンであるリチャード・アーチャーを共同プロデューサーに迎えているのも重要なポイントですよね。
シュンタロウ「リチャードと一緒にアルバムを作れたことはかなり大きかったです。直球のメロディやサウンドのよさで勝負しようと思った結果、よくも悪くもストレートな曲が多くできたんですけど、リチャードの協力によってシンプルさのなかにも強いインパクトを生むことができたり、音の広がりも増しました。ライブでいい反応を得られるアルバムになったなと思います」
——5月18日に渋谷CLUB QUATTROでのワンマンライブが決定しました。ここでこのアルバムの真価を体現できそうですね。
シュンタロウ「ライブの内容に具体的なことはまだ決まってないんですけど、(メンバーに向かって)どんなライブにしようか?」
ユウキ(Dr)「ワンマンということもあって既発曲もかなりできると思うので、新しいアルバムの曲と一緒に楽しめるものにしたいですね」
マコト(Ba)「未発表の新曲もやりたいし」
シュンタロウ「いいね。ワンマンに向けてまず1曲書きます。ワンマンだからこそできるような曲を作りたいですね。もちろん盛り上がることも重要なんですけど、お客さんも僕らも、どういうライブになるか予想がつかないような要素も大切にしたいんですよね。そういうスリリングさは失いたくないですね」
2014年2月12日(水) | Shibuya WWW | 18:30 開場 / 19:00 開演 | スタンディング ¥2,500 | 出演者 Hello Sleepwalkers / ecosystem / BYEE the ROUND / reading note |
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2014年5月18日(日) | 渋谷 CLUB QUATTRO | 17:00 開場 / 18:00 開演 | スタンディング ¥3,000 |
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受付期間:受付中~2月21日(金) 23:00 ※規定枚数になり次第終了 |
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2nd Album「Masked Monkey Awakening」
(A-Sketch)
●2/19 On Sale
Hello Sleepwalkersオフィシャルサイト
DISK GARAGE.com Hello Sleepwalkers アーティストページ
Hello Sleepwalkers(2014.2月号掲載 DI:GA interview)