ネタバレになるけど書いてしまおう。今年のカフカのライブはガラリと変わる。見た目も音も、あっと驚く進化を遂げる。これは是が非でも、体感してもらわないことには始まらない。
カネココウタ(Vo.&Gt.)「いろんな楽器を全員でやるんですよ。今回のアルバムがそういう音なので」
ミウラウチュウ(Gt.)「ギターを弾かずにパソコンをいじってみたり、そういうことも入ってくるかも」
きっかけは、2月5日リリースのニューアルバム『Rebirth』。4人編成になって約1年、エレクトロニックなサウンドを大胆に取り込んだこの作品で、カフカは真の意味で“再生した”と言っていい。
カネコ「制作に入る前に“この4人なら何でもできる”と思った瞬間があって、その時に自分の体の細胞がRebirthするのを感じたんですよ。今までは“カフカはスリーピースのギターロックだから”とか、縛りがあったんですけど、“何をやってもいいんじゃないか?”と」
ヨシミナオヤ(Ba.)「作り方が楽しかった。コウタがいない時に僕がギターを弾いてリズムを入れて、あとで聴かせたら、2~3日後にその音をアレンジしたものが曲のどこかに入っていたりするんですよ。本当に自由でしたね」
フジイダイシ(Dr.)「やりたいようにできました。リズムのエディットを僕がやったんで、勝手にベースの音をいじったり(笑)」
ヨシミ「そこで“何でだよ!”とはならない。“これもありだね”って、柔軟に」
ミウラ「僕の家がスタジオみたいになって、いつも誰かがうちにいる(笑)。4人全員で作ってる感じがすごくありました」
カネコ「そうやって、今までとは真逆のことをしてるつもりなのに、なぜかカフカらしさがどんどん出てきて。まったく別のバンドみたいなものを作ってやろうと思ってたんですけど、行きついたところがカフカだった。“やっぱりそうなんだ”って安心した部分もあります」
そう、今回の“再生”のポイントはそこだ。変化することは、本来の自分を見つけること。それこそが“Rebirth”の意味なんだと、カフカは身をもって僕らに示している。
カネコ「再生というとすごく大きいことのように思えるけど、聴く人にはそこまで重くとらえないでほしい。“おまえのことだぞ”って言いたいです。気づいた時にそれを知っているのと知らないのとでは絶対に違うし、意識することによって何かが変わる。人はそういうきっかけを積み重ねて生きてると思うし、もっと意識して、自己中心的になってもいいんじゃない?と思うんですよ。今はみんな周りをうかがいすぎる人が多いと思うし、それぞれがRebirthして、もっとやりたいことをやってくれっていう感じ。まずは僕らが身をもって、“こんなに変われるんだよ”ということを見せるから」
その結果、ライブが大変なことになるんですけどね、と言って笑う4人。現在は新たな機材を前に猛練習中だそうだが、この4人ならきっとやってくれる。間違いない。
カネコ「来てくれた人に、その場で“Rebirthっていうこういうことか”と思ってほしい。僕と同じように感じてくれれば一番うれしいです」
2014年4月26日(土) | DAIKANYAMA UNIT | 17:30 開場 / 18:30 開演 | オールスタンディング¥3,150(税込) |
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受付期間:受付中~2月14日(金) 23:00 ※規定枚数になり次第終了 |
2014年2月15日(土) | TSUTAYA O-Crest (旧Shibuya O-Crest) |
18:30 開場 / 19:00 開演 | オールスタンディング¥3,000(税込) | GUEST:ヒトリエ / Halo at 四畳半 |
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4th Album「Rebirth」
(K's Factory Inc. & BRIDGE RECORDS&AGENCY)
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カフカ(2014.2月号掲載 DI:GA interview)