——FAKE?主催の対バン型ツアーイベント『ROYAL INFECTIOUS TOUR』の第2弾が、3月30日の名古屋を皮切りにスタートする訳ですが、今回の対バン相手となるFUZZY CONTROLとは、以前から交流があったんですか?
Ken Lloyd(FAKE?)「いや。『ROYAL INFECTIOUS TOUR』の第2弾をやろうと思ってリサーチしてたら、いろんな人からFUZZY CONTROLの名前が上がったんです。それで、音を聴いてみたらすごくカッコ良くて。オファーしたら即答OKもらって。じゃぁ、対バン前に交友を深めよう!ってことで、1回一緒に食事をしたんです。そしたら、ウチのメンバーとも即意気投合しちゃって(笑)」
JOE(FUZZY CONTROL/Ba&Vo)「そうなんです!音楽の話をずっとしてて。ずっと話してても飽きないんです!」
Ken Lloyd「気が合わない相手とやっても楽しくないでしょ。でも、昔っから知ってたみたいに溶け込んで。3人とも若いのにすごく古い音楽の話とかも出来るから、メンバーもすごく喜んでたしね」
SATOKO(FUZZY CONTROL/Dr&Vo)「実は私だけ、そのご飯会に行けなかったんですよ…体調崩しちゃって。すっごい楽しかったって聞いて、めちゃめちゃ悔しかったんですよ!だから、私だけ今日が初顔合わせなんです」
——え!?顔合わせるのが今日で2回目とか、初とか信じられないくらい意気投合してるよね!
JOE「そうなんです(笑)。音ももちろん聴かせてもらってるんですけど、自分たちが音楽を始めるきっかけになったルーツミュージックを感じて。なんか初めて会った気がしないんです」
SATOKO「そうそう!FAKE?の音って今っぽいんだけど、ルーツを感じるんです。奥行きがあるというか。だから、すごく憧れるんです!」
JOE「解る。でも、Kenさんは“好き勝手やってるだけ”って言うんですよ!それが1番難しいんですよ、音楽って。好きなことを形にするのって本当に難しい。それが自然に出来る人って、天才だと思うんです!だから、Kenさんは天才なんですよ!」
Ken Lloyd「って言ってくれるんだけどね(笑)。僕から言わせてもらえば、そう言ってくれる言葉を、そのまま3人に返したいくらいなんだよ」
——FUZZY CONTROLって若いのに、青い音楽やってないですからね(笑)。
Ken Lloyd「そう。スキルもあるしね。いろんな人からオススメされたとき、第一声が“とにかく上手いから!”だったからね。アルバムをちゃんと聴いて、アルバムからもしっかりそれは感じ取れたし。とにかく音楽が好きなのが伝わってきたんだよ」
JUON(FUZZY CONTROL/Vo&Gt)「って言ってくれるんですよ(笑)!嬉しいですよね。光栄です!」
Ken Lloyd「逆にね、僕よりも古い音楽を知ってるし詳しいんですよ。実は僕、若い頃は新しい音楽が好きだったんで古い音楽が好きではなくて。“え?何コレ、ギター1本しか入ってないじゃん!”みたいに思ってたんです。だから、古い音楽の良さが解って好きになり始めたのってつい最近のことだから」
JUON「面白いなそれ。でも、たしかにFAKE?の曲って今っぽいですもんね。けど、なんでだろ?やっぱSATOちゃんが言ったみたいにルーツミュージックを感じる奥行きがあるんだよな」
SATOKO「だよね。ホント、純粋にカッコイイ!」
——逆にFUZZY CONTROLは、最近ちょっと年相応のロックになってきたよね。
JUON「そう。最新アルバム『ROCKS』は、まさにそうですね。俺は60年代70年代の洋楽のロックばっかり聴いてたから。バンドを始めて11年目になるんだけど、最初の頃はその時代への憧れが強くて、そこしか見えてなかったんです。けど、最近になってやっと自分たちの年齢に追いついてきたというか」
SATOKO「年相応になったよね(笑)」
Ken Lloyd「そうやって変化していけるバンドって、いいバンドの証拠でもあるからね」
JUON「嬉しいな。俺たちも、今の段階で『ROCKS』が最高のアルバムだって言えるし、辿り着きたかった場所にやっと辿り着けたって思っているから、そんなアルバムを出せた今、FAKE?と対バン出来ることがすごく嬉しいんです」
Ken Lloyd「そう言ってもらえるとすごく嬉しいね。FUZZY CONTROLの音は、きっとFAKE?のファンにも刺さると思うんだよね。だから、一緒にやれるのが本当に楽しみ。やっぱり観に来てくれた人たちを最高に楽しませてあげたいからね。今回のツアーは、それが出来ると思うんだよね。2組で1つのライヴを作り上げる感覚で出来たらいいよね」
SATOKO「はい!そう言ってもらえると嬉しいです!FAKE?のライヴは、いちファンとして観たいと思います!イベントライヴはビュッフェみたいな感じだけど、2マンは肉料理と魚料理が両方きちゃう感覚で、2つともしっかり堪能出来ると思うので、ぜひぜひ、お腹を空かせてきてほしいです!」
JOE「上手いこと言ったね!とにかく自分たちが楽しんで、もちろんみんなも楽しませて、みんなの記憶に残るようなライヴにしたいと思ってます!」
JUON「FAKE?のお客さんとFUZZY CONTROLのお客さんが、両方満足して帰ってもらえるライヴにしたいです!」
Ken Lloyd「既に両バンドが楽しんでいる状態なので、絶対にいいライヴになると確信してますから。来てくれたお客さんが笑顔になってくれたら、僕はそれで満足です。絶対に笑顔にさせる自信があるので、ぜひぜひ、遊びに来て下さい」
2014年4月6日(日) | 新宿BLAZE | 17:00 開場 / 17:30 開演 | スタンディング ¥5,000(税込) |
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FAKE?×FUZZY CONTROL ROYAL INFECTIOUS TOUR対談(2014.3月号掲載 DI:GA interview)