朝霧JAMをはじめとする野外フェスへの出演も増え、有機的かつ肉体的なグルーヴによって全国各地のオーディエンスを熱狂させているインストバンド・RIDDIMATESがニューアルバム『JOY』をリリース。ポップな側面を押し出した本作によって、その存在はさらに幅広いリスナーに共有されることになりそうだ。5月4日(日・祝)には渋谷クアトロでアルバムのリリースパーティ「QUATTRO ONEMAN 題して“クアマン”」を開催、さらに8月8日(金)にも自主企画イベントが決定。オーガニックなバイブレーションを放ちまくる彼らのサウンドをぜひ、ダイレクトに味わってほしい。
——アルバム「JOY」はどんなテーマで制作されたんですか?
TANAAMI DAISUKE(Ba)「テーマは“ポップ”ですね!音色、曲の構成を含めて、ポップなアルバムにしたかったので。1曲1曲のサイズもキュッとなってるし」
——インストバンドといえば「アドリブ的なソロが続く、長尺の曲が多い」というイメージもありますが、このアルバムはポップスみたいに楽しめますよね。THE BEACHESのボーカリスト、ヒサシ the KIDさんをフィーチャーした「サングラスとボルサリーノ」もあるし。
黒須遊 / CrossYou(Tenor Sax)「長い曲も好きなんですけど、今回は(リスナーの幅を)もっと広げたいということもあったし、3〜4分くらいのカッコいい曲を作りたかったんですよね」
akirag(A.Sax&Flute)「スタジオでも“もうちょっと展開を加えたいけど、それをやると5分半くらいになっちゃうからな”みたいな話をしていて(笑)」
黒須「推し曲の『HOT SONG』もそうなんですけど、少し抑えることで“もっと聴きたい!”って思ってもらえたらいいな、と」
Buchi*(Trumpet,Sampler)「そのぶん、ライブではガッツリやりますからね」
——ソウル、レゲエ、スカ、ラテン、ジャズなどが自然に混ざり合ったアンサンブルも印象的でした。
黒須「メンバーのルーツはバラバラなんですけど、どんなジャンルでも“やってみようか”みたいなムードが合って。あと、ジャンルに関わらず、カッコいいものって共通してると思うんですよ。そこに近づける作業もスムーズにやれましたね」
——5月4日(日・祝)のリリースパーティ、8月8日(金)の自主企画イベントも楽しみです!
黒須「リリースパーティに関しては、サプライズも用意してます。少しでも気になったら、ぜひ遊びに来てほしいですね」
akirag「俺も見たいな、このライブ(笑)」
黒須「(笑)8月8日のイベントは“米の日”として定着させたいんですよね。“LOVE&米粒残すな!”がキャッチフレーズなので」
——どうして“米粒残すな!”なんですか?
黒須「子供の頃から母親に言われ続けてる言葉なので(笑)。でも、“米粒残すな”だけだと怖いってメンバーに言われて」
Buchi*「説教されてるみたいだからね(笑)」
——“LOVE&米粒残すな!”って、“命を大切に”というメッセージにもつながってるような気がします。
黒須「そういうことを重くならないように、センス良く言いたいんですよね。ポップに表現しないと、なかなか広まらないので」
2014年8月8日(金) | 下北沢 GARDEN 〈出演者〉RIDDIMATES/and more |
18:00 開場 / 19:00 開演 | スタンディング ¥2,880(税込) |
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NEW ALBUM「JOY」
(BRASS ROCKERS RECORDS)
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RIDDIMATESオフィシャルサイト
RIDDIMATES(2014.5月号掲載 DI:GA interview)