新藤「今まではカッコいいものを意識してたんですけど。今回は写真からも、3人が好きにやってるプロジェクトだということを感じてもらえたらと思って、なごやかなものにしました」
少年のような無邪気な笑顔の3人がジャケットに収まったシングル「B.B.」(TVアニメ『宇宙兄弟』OP曲)のリリースをもって、約2年ぶりにアルバム制作も始動。新藤晴一(Gt. /from ポルノグラフィティ)、SHOCK EYE(Dee-Jay/from 湘南乃風)、篤志(TrackManager)からなるTHE野党は、“これまでで一番ハッピーでリラックスした作品”と口を揃えるサード・アルバム『10:10 pm』を、5月28日にリリースする。
SHOCK EYE「ファーストの勢いにも近いし、セカンドでつちかった複雑な音楽性も入ってる。すごくいいバランスになってると思います。THE野党は今までやってきたものと全然違うジャンルやリズム感だから、難しいこともいっぱいあったけど、今は余裕が出て、より自由度が増してきてる。こういうトラックへの乗せ方がわかってきて、歌もディージェイ(*レゲエにおけるラップ/ボーカル)もすごく楽しくできました」
篤志「リラックスした状態で、気負いもなく、シンプルでスッキリしたかなと思ってます。それは3枚目ならではというか、いろんなものが精査されていった結果。プレッシャーなく制作できましたね」
こうなると、いやがうえにも高まるのがライヴへの期待。6月に全国3か所で行われるツアーの最終日、東京公演は6月15日のTSUTAYA O-EASTだ。
新藤「ライヴを重ねるにつれて、勝ちパターンとか、ファンとの偉大なる予定調和とか、そういうものが付加されていくものなんですけど、THE野党にはまだそれがない。毎回“今日は盛り上がるかな?”と思いながらやってるので、余計なパフォーマンスをしたり、無駄にしゃべっちゃったりするんだけど(笑)。まだそういう段階なんですよ」
SHOCK EYE「今はそれが少しずつ出来てきているから、今回のツアーでそこがもっと明確に見えて、プラス刺激的なものを提供できたらなと思います。いい演奏をしてちゃんと歌うことはもちろん大事だけど、そこに人間を感じてもらうことがもっと大事だと思うんですよ。俺らの顔、俺らの音楽、俺らの言葉を聴いて、“すごい楽しいでしょ?いいでしょ?”っていうことを、雑念なしにストレートに見せたいので。完璧な演奏の上に、人間らしいエネルギーを感じてもらうことを目指したいなと思います」
それぞれに築いた偉大なキャリアは別にして、THE野党としてはまだまだ伸び盛りの少年期。その過程を心から楽しんでいる3人の姿を、ぜひライヴ会場で間近に感じてほしい。そして、一緒に成長してゆく喜びを味わってほしい。
篤志「ライヴは、アルバムの雰囲気とリンクすると思うんですよね。制作ではリラックスしつつ、THE野党のカッコよさを自覚できるようになってきたので、ツアーにもそういう空気感を持って行けたらいいなと思ってます。おまえら2年間何やってたんだと言われないように、頑張りますよ!」
2014年6月15日(日) | TSUTAYA O-EAST(旧Shibuya O-EAST) | 17:00 開場 / 18:00 開演 | スタンディング ¥5,400(税込) |
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3rd ALBUM「10:10 pm」
(SME Records)
●5月28日(水)ON SALE
※初回限定盤DVD付
DISK GARAGE.com THE 野党 アーティストページ
THE 野党オフィシャルサイト
THE 野党(2014.5月号掲載 DI:GA interview)