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インタビュー

Caravan(2014.7月号掲載 DI:GA interview)



Caravan
2014.7.4 up

ここはCaravanの住む自宅から程近い、茅ヶ崎の雑居ビルの一角に作られた秘密基地のようなスタジオ。明るい採光に気持ちのよい板張りの床と木の壁、パソコンと楽器が置いてあるだけのこの部屋“Studio BYRD”で、Caravanの最近の作品は生み出されてきた。


「外スタジオに比べると、時間と予算を気にしなくていいぶん、できないことも多いんですよ。そこは逆手にとって、できることをやれば自然に個性的な音になると思ってます。今は安くていい機材があるから、宅録のレベルは上がったんだけど、みんな同じになっちゃって、クセがないじゃないですか?でも下がスナックで、窓のすぐ下をバスが走ってる、この部屋の匂いがここの音だと思うので、いい意味でクセのある音作りがこれからのテーマです」


今年はCaravanにとって、CDデビュー10周年にあたる記念の年。7年前にマネージメント・Harvestを、3年半前にこのスタジオを、2年前にプライベートレーベル・Slow Flow Musicを立ち上げ、Caravanの音楽人生は常に、より身軽でよりインディペンデントな方向へと進んできている。そんなCaravanの生き方と音楽の作り方に強い共感を覚える人は、2014年の今を生きる人々の中に、少なからずいるはずだ。


「いろんな意味で世の中も変わってきたと思うし、自分も迷いがなくなって、覚悟が決まったところはあるかもしれない。人がいっぱいいて、広く浅くつきあう世界にあまりなじめなかったんですよ。深くつき合える人が数人いればいいから、小さいコミュニティのほうが強いんじゃないかな?という解答が自分の中に出てきて、最小限のスタッフと、音楽を作れる空間があれば何とかなるんじゃないか?と。長くやっていくために身辺を整えるということですけど、そもそもインディペンデントなミュージシャンだったので、元に戻っただけなんですよね」


10月4日に渋谷公会堂で行われる10周年ライブ“光の舟に乗って”に参加する伊賀航(B)、椎野恭一(Dr)、堀江博久(Key)、市原“icchie”大貴(Tp&Tb)も、そんなコミュニティの仲間たち。渋公は2007年の九段会館以来、7年ぶり2回目のホール公演という珍しい機会でもあり、特別なセットリストや、手元に残しておける記念チケットの制作など、ファンと一緒にメモリアルな1日にする準備は着々と進行中だ。


「ライブに人が来てくれるというのは、本当にすごいことだと思うんですよ。自分でツアーを組んで、バーのマスターに泊めてもらって、“明日ライブできる場所ないですか?”って聞いたりしてた、それがたかだか10年前なので。その時は目の前のことでいっぱいいっぱいだったけど、だんだんいろんなところを回ってくると、初めて来た場所なのに一緒に歌ってくれたりしてる。自分の歌がみんなの生活に入ってるんだなということが、少しずつイメージできるようになってきて、そこで生まれる感情は、明らかに10年前にはなかったことだと思います。渋公はお祭りだと思ってるので、みんなに喜んでほしいし、おもてなししたいという気持ちですね」


インタビュー/宮本英夫


HARVEST 7th Anniversary Caravan 10th Anniversary Special "光の舟に乗って"

2014年10月4日(土) 渋谷公会堂 17:15 開場 / 18:00 開演 全席指定 ¥4,700(税込)
band member:伊賀 航(ba)/椎野恭一(dr)/堀江博久(key)/市原"icchie"大資(tp&tb)
一般発売:7月20日(日) SALE
HARVEST 7th Anniversary Caravan 10th Anniversary Special "光の舟に乗って" 公演詳細はこちら

GET TICKET先行抽選受付

抽選エントリー期間:受付中〜7月6日(日) 23:59



アーティスト情報

Caravan「Quiet Fanfare」

NEW ALBUM「Quiet Fanfare」
(Slow Flow Music)
●NOW ON SALE


Caravan(2014.7月号掲載 DI:GA interview)

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