——全15曲、収録時間67分を越える新作アルバム『LIFE』はデビュー10周年の節目にふさわしい入魂の大作になりましたね。
金澤ダイスケ(Key)「そうですね。ただ、僕らのなかでは10周年ということよりも前作『VOYAGER』からどう変わっていけるのかということに意識がありました。フジファブリックはずっとそういうバンドだったと思うんですよ。1枚目から2枚目、2枚目から3枚目と、作品ごとに変化を意識していましたし、その連続の先にこの8枚目のアルバムがあるというか、自分たちとしては進むべき道を歩んでいるんじゃないかな、と」
——今回のアルバムの方向性は?
山内総一郎(Vo/G)「デビュー10周年を迎えて、過去の出来事を振り返りつつ、未来に向けて、希望や喜びを育て、つないでいくにはどうしたらいいかということを考えたんです。そして、その過程で思い浮かんだ『LIFE』を今回のテーマに、溢れる思いが言葉となって、形になっていったんですよ」
金澤「そして、今回の制作は以前と大きく違って、アレンジを詰める作業をスタジオではなく、山内くんの家に集まって、事前にメンバー3人だけで作ったんです」
加藤慎一(Ba)「しかも、今回は歌詞が先にあったので、アレンジを考えるうえでは、アイデアを膨らませやすかったですし、歌詞と曲の一体感が高まったアルバムになったと思います」
——歌詞と曲の一体感に加えて、このアルバムは、フジファブリックらしい音楽性の豊かさが発揮された作品でもありますね。
山内「そう。このアルバムは、歌いたい思いに突き動かされたシンガーソングライター的なたたずまいの曲を軸に、ヘヴィなバンドサウンドやフジファブリック流のダンスミュージックがあったり、音楽性に幅がありますよね。レコーディングでは、生命力が沸き上がってくるように、溢れるアイデアをそのまま素直に形にしていったんですけど、最終的には『LIFE』という作品のテーマが様々な楽曲を一つにまとめあげてくれたました」
——そして、アルバムリリース後、10月17日の仙台Rensaを皮切りに、全国13箇所を回る「LIVE TOUR 2014 “LIFE”」。そして、11月28日にはデビュー10周年を記念する日本武道館公演が予定されているわけですが、どんなライヴになりそうですか?
金澤「アルバム『LIFE』の曲が中心となるツアーは、ひさびさに行く場所が沢山ありますし、会場の大きさも様々なので、各会場でフジファブリックの色んな表情が見せられるんじゃないかな」
山内「そして、初めての単独公演となる最終日の武道館では、デビュー10周年の節目を念頭に、過去、現在、未来のフジファブリックを表現出来たらいいなと思います」
加藤「ツアーでしか観られないもの、武道館でしか観られないものがあるはずなので、どちらも楽しみにしていてください」
2014年11月20日(木) | HEAVEN'S ROCK Utsunomiya | 18:30 開場 / 19:00 開演 | スタンディング ¥4,500(税込) |
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2014年11月21日(金) | 水戸LIGHT HOUSE | 18:30 開場 / 19:00 開演 | スタンディング ¥4,500(税込) |
2014年11月28日(金) | 日本武道館 | 17:30 開場 / 18:30 開演 | 指定席 ¥6,300(税込) |
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【受付公演】 11月28日(金) 日本武道館 【先行抽選受付期間】 受付中〜9月16日(火)13:00 |
NEW ALBUM「LIFE」
(Sony Music Associated Records)
●9月3日(水) SALE
※初回生産限定盤
DISK GARAGE.com フジファブリック アーティストページ
フジファブリック オフィシャルサイト
フジファブリック(2014.9月号掲載 DI:GA interview)