2014年の上半期はアコースティック・ツアー「まちなかオンリー!」で全国を回った中村一義が、9月にバンド編成での全国ツアー「RockでなしRockn' Roll」を開催。さらに11月には、中村の地元である江戸川区での特別公演も決定している。それぞれのライブに向けて、展望を語ってもらった。
――9月に開催されるツアーには、Hermann H. & The Pacemakersの岡本洋平さんと平床政治さんがバンド・メンバーとして参加されるそうですね。昨年「中村一義 meets Hermann H. & The Pacemakers」としてもライブをされていましたが、一緒にやるようになったのは何がきっかけだったんですか?
「去年の11月にヘルマンのイベントに出させてもらったんですけど、結構早い段階から声をかけてもらっていたので、〈じゃあ、一緒にやる?〉みたいな感じでした。他のイベントにも一緒に出て、そのままヘルマンのイベントになだれ込んでいくみたいにしようって、何回も飲みながら話しましたね(笑)」
――デビュー15周年のときにはくるりやBase Ball Bearとも共演をされていましたし、その延長線上と言えるかもしれないですね。
「そうですね。自分の曲とかバンドの曲をいろんな人とひとつになってやることってなかなかないんで、面白いなって。ニール・ヤングとかときどきそういうことやるじゃないですか?DEVOとやったりとか(笑)。そういうことができるぐらい、フットワークが軽くなってきたっていうことかもしれないです」
――ヘルマンのメンバーと一緒にやることの面白さはどんな部分ですか?
「サーカスみたいな感じなんですよね(笑)。洋平くんとか、まあ動くんですよ。〈自由にやってよ〉とは言ってあるんですけど、さっきまで遠くにいたと思ったら、パッと向いた瞬間もう背中と背中がくっついてますから(笑)。もともとは〈ディズニーのカントリーベア・シアターみたいなのがやりたいね〉って話をしていたので、今回のツアーもそこを目指してやるっていうのはあるんですけど、あんまりかっこつけてもしょうがないので、〈様を見てくれ〉っていうか、駆け抜けるような曲を繋いで繋いで、全体で一曲みたいな感じでできたらいいなって思います」
――そして、11月には地元・江戸川区での特別ライブもあります。
「江戸川でライブをやるのは僕のデビューからの念願だったんですけど、来年からまた新しいフェイズに突入する前に、〈まちなかオンリー!〉でお客さんと濃い関係を築いてこれたことの集大成として、〈僕の地元に来てみない?〉みたいな感じですね。最近若い子たちも見に来てくれるようになったので、そういう子たちに僕の過去を紹介するっていうか、〈『金字塔』から聴いてね〉っていう(笑)」
――中村さんの楽曲には江戸川にまつわる曲がたくさんありますもんね。
「僕は江戸川から離れることはないですし、まさに〈永遠なるもの〉っていうか、普遍性みたいなことも見せたいと思っていて。これから〈年に一回の江戸川祭〉みたいにしていければいいですね」
2014年9月5日(金) | TSUTAYA O-EAST(旧Shibuya O-EAST) | 18:30 開場 / 19:30 開演 | スタンディング ¥5,500(税込) |
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2014年11月8日(土) | 江戸川区総合文化センター | 17:00 開場 / 17:30 開演 | 全席指定 ¥5,800(税込) |
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先行抽選受付期間:9月6日(土)12:00~9月15日(月・祝)23:00 |
中村一義(2014.9月号掲載 DI:GA interview)