今年1月に3rdアルバム「涙の落ちる速度」を発表、アルバムを引っ提げた全国ツアーでもさらに進化したステージを見せたnano.RIPE。さらに7月にはシングル「透明な世界」をリリースし、9月からは全国8か所を回る“2daysツアー”がスタート。2015年1月3日に行われるZepp DiverCity Tokyo公演からは、デビュー5周年イヤーに突入——このバンドはいま、結成以来もっとも充実した時期を迎えようとしているようだ。
——まずはニューシングル「透明な世界」について。この曲に対して、みなさんはどんなイメージを持ってますか?
青山友樹(Dr)「nano.RIPEらしい曲だと思いますね。爽やかで、夏らしい雰囲気もあって」
アベノブユキ(Ba)「早めのテンポで疾走感があって。いままでのシングルも、そういうタイプの曲が多かったし」
きみコ(Gt&Vo)「王道だよね」
——作曲を手がけたササキ(ジュン)さんも、“nano.RIPEの王道”を意識してた?
ササキジュン(Gt)「いや、そこまで意識していたわけではないんですけどね。自分が作る曲はわりと暗い曲が多いので、なるべく気持ちを明るく持って作りたいな、と…」
青山「自分との闘い?(笑)」
きみコ「どちらかというとあたしがポップ担当で、(ササキは)エモーショナル担当なので。でも、この曲は切なさが少なくて、本当に爽やかなメロディだなって」
——「キラッ 世界が生まれる」という光を感じさせるような歌詞も印象的でした。
きみコ「アニメ(『グラスリップ』)のエンディングテーマなので、作品の世界観ともリンクしていて。アニメの主人公には未来の欠片が見えるんですけど、監督さんからは『未来に対して、どういう道を辿るか。その過程が大事』と言われて。そこを強く押し出しながら、自分の言葉で表現してみたんです」
——なるほど。そして9月からは全国“2daysツアー”がスタート。
きみコ「各地を2daysで回るんですけど、両日、なるべくセットリストを変えようと思っていて。2日合わせると、最低でも30曲はやると思います」
アベ「ツアーのなかでもかなり内容が変わっていくと思うんですよ。まずは初日の東京のライブをやって、みんなで話し合いながらセットリストを組み替えて」
青山「メジャーデビュー後にリリースした曲も増えてきてるから、いろんな曲をやれるのは嬉しいですね」
——さらに来年1月3日(土)にはZepp DiverCity Tokyo公演も開催。ワンマンライブとしては、過去最大級ですよね?
きみコ「そうですね。Zeppには“最大級のライブハウス”というイメージがあるんですよ。最近は野外やアリーナで演奏することも増えたし、その魅力もわかってきましたけど、やっぱりあたしたちはライブハウスが好きなんですよね。Zeppでワンマンライブをやれるっていうのは、『やっとここまでたどり着いた』という嬉しさもあって」
ササキ「2daysツアーでもさらに成長できると思うし、いままでの経験を活かして、Zeppでもがんばろうと思います」
——しかもこのライブは、5周年のスタートいう意味もあって
きみコ「5周年の第1弾ですね。第2弾、第3弾も準備してるので、1年を通して、新しいnano.RIPEを見せていきたいですね!」
2015年1月3日(土) | Zepp DiverCity Tokyo | 16:00 開場 / 17:00 開演 | スタンディング ¥4,200(税込) |
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2014年9月27日(土)28日(日) | Shibuya WWW | 16:30 開場 / 17:00 開演 | スタンディング ¥4,200(税込) |
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【受付公演】 1月3日(土)Zepp DiverCity Tokyo 【先行先着受付期間】 9月9日(火)18:00〜10月2日(木)18:00 |
NEW SINGLE「透明な世界」
(Lantis)
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※通常盤
DISK GARAGE.com nano.RIPE アーティストページ
nano.RIPE オフィシャルサイト
nano.RIPE(2014.9月号掲載 DI:GA interview)