昨年活動を再開し、今年8月に実に5年ぶりの新作『OUT OF BLUE』を発表したAPOGEEが、10月に「実質10周年イベント」を兼ねたリリース・パーティーを開催。さらには、来年3月のワンマン・ライブも発表されている。中心人物の永野亮に、これまでの歩みとライブの展望について訊いた。
——8月のリキッドルームでのライブで、「休んでいて10周年イベントができなかった」という話をされていたので、「実質10周年イベント」の開催決定は驚きでした。急遽決定したようですが、どのような経緯で開催が決まったのでしょうか?
「学生がバンドにいるということもあり、スケジュール上なかなかライブハウスをブッキングできない中、青山月見ル君想フにたまたま空きが出て、ライブがやれることになりました。単純に『OUT OF BLUE』のリリース・パーティーのようなものにしようと思ってましたが、8月にライブをしたリキッドルームも10周年、月見ルも10周年、僕らも活動してなかった3年間を差し引けば大体10年か!と偶然気付かされたので、急遽そういうことにしたというか(笑)」
——山あり谷ありの10年だったかと思いますが、端的に言えば、この10年はバンドにとってどんな10年でしたか?
「これは難しい…10才というと、人で言えば小学4年生くらいですかね?感覚的にはAPOGEEくんは高校に入学したくらいの気分ですが(笑)。実った恋もあれば、敗れた恋もある10年間でした。敗れた恋の方が圧倒的に多いけど。オリジナル・メンバーで続けられているのは奇跡的なことだなと改めて感じてます」
——8月のリキッドルームでは『OUT OF BLUE』からの曲も多く演奏されていましたが、ライブで演奏することで新たな魅力を発見した曲はありますか?
「どの曲もライブで演奏することを考えながら作っていたのですが、想像以上にどの曲も演奏していて気持ちのいいものでした。これから演奏を重ねることによって、また色んなアレンジが生まれていくと思います」
——一方、過去曲の中で、今演奏していても古びた感じがしない、逆に新鮮味を感じるような曲はありますか?
「ほとんどの曲がそうですね(笑)。ですが、“夜間飛行”と“ゴースト・ソング”は個人的には特別な存在です。新鮮味というか、二度とこんな曲は作れないだろうなという意味ではすごく貴重ですね」
——まだ少し先ですが、3月のワンマン・ライブはどんなライブにしたいとお考えですか?
「まだ漠然としてますが、去年の10月に活動を再開して、4枚目のアルバムを作り…という、このタームの集大成にしたいなと思ってます。リキッドルームでワンマン・ライブをやるのは初めてなので楽しみです」
——最後に、APOGEEにとっての理想のライブとは、どんなライブだと言えますか?
「見てる側も演奏する方も、それぞれが個人的に楽しんでいるんだけど、単純にバラバラということではなく、それが偶然大きなひとつのうねりになっているというか、そういう光景が見たくてライブを続けているのかもしれません。勿論楽しませることも大事ですが、自分が心の底から楽しめるライブをやっていきたいですね」
2015年3月22日(日) | LIQUIDROOM | 17:00 開場 / 18:00 開演 | オールスタンディング ¥4,320(税込) |
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【受付公演】 2015年3月22日(日) 【抽選エントリー期間】 10月6日(月)10:00〜10月16日(木)18:00 |
2014年10月18日(土) [SOLD OUT] |
月見ル君想フ(青山) | 18:00 開場 / 19:00 開演 | オールスタンディング ¥4,320(税込) |
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APOGEE(2014.10月号掲載 DI:GA interview)