NoGoDが、前作『V』から約1年半ぶりに全曲新曲で固められたニュー・アルバム『Make A New World』をリリースした。ノー・コンセプトで制作に挑んだと言う今作について、ボーカルの団長と七弦団員のKyrieに話を訊いた。
——今回のアルバムはどういう流れから着手していったの?
Kyrie「今回制作に入る段階で既に17曲くらい曲があったんです。いつもなら、それをみんなで聴いて、そこで“今回はこういうアルバムにしよう”って、もう一度みんなで揉み直していくんだけど、今回は、そういうプロセスを一切踏まず、いきなりそこからアルバムを作り始めていく形だったんですよ」
団長「そんな風に、コンセプトとかテーマを立てずに作ったのは初めてで。ナチュラルというか、ここまで出たとこ勝負な作り方は本当に初でしたね。コンセプトがないから言い訳がきかないんですよ。“今回はこういうコンセプトだから、こういう曲を作った”って言えないからね。バンドを10年近くやってきた今、純粋にバンド力だけでアルバムを作れるんじゃないか?ってとこへの挑戦でもあった気がしますね。サウンド的にはエッヂが利いてるけど、メロディとしては、ポップな印象のアルバムになったんじゃないかなと」
——「BANZAI!!!」の歌声は団長の声に聴こえなかったよ。
団長「ナゴムレコード的なとこを意識したんですよ!これもコンセプトがなかったからこそ出来たことだったのかなと。ギリギリ恥ずかしい歌詞とかギリギリ恥ずかしい歌い方を出来るのもNoGoDらしさなのかなって」
Kyrie「今回はやれるところまでおもいっきり吹っ切ってみようっていうのも、意識したとこではありましたからね。コンセプトが無いからこそ、1曲1曲に対して曲としての形を突き詰めることが出来たというのが、いつも以上に強かったと思いますね」
団長「コンセプトが無かったからこそ、歌詞も1曲1曲で歌いたいことを探していくという作業だったんで、“何を書いていこう”って悩み過ぎて、アルバムを制作し始めた直後に歌詞が頓挫しちゃったんです。そんなとき、偶然Plastic Treeの竜太朗さん(Vo.有村竜太朗)に会って、ふとそんなことを口にしたら、“そんなもんだよ。そんなときはメンバーに書いてもらったらいいんだよ”って言われて。気持ちが楽になってKyrieに書いてもらったんです。コンセプトとしてKyrieに書いてもらったことはあったんですけど、そのときとは違う、俺が絶対使わない言葉や読めない漢字が入ってる、俺は絶対書かない歌詞だけど、不思議とNoGoDらしい歌詞が上がってきて新鮮に向き合えたんです!」
Kyrie「9月27日からは、そんなアルバムを引っ提げてのツアーも始まってるんで、また新しい感覚でNoGoDのライヴを楽しんでもらえるんじゃないかなと思います」
2014年10月4日(土) | BAYSIS | 18:00 開場 / 18:30 開演 | スタンディング ¥4,000(税込) |
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2014年10月5日(日) | 水戸LIGHT HOUSE | 17:00 開場 / 17:30 開演 | スタンディング ¥4,000(税込) |
2014年11月15日(土) | 高崎 club FLEEZ | 17:30 開場 / 18:00 開演 | スタンディング ¥4,000(税込) |
2014年11月16日(日) | HEAVEN'S ROCK Utsunomiya | 17:00 開場 / 17:30 開演 | スタンディング ¥4,000(税込) |
2014年11月29日(土) | ステラボール | 17:00 開場 / 18:00 開演 | スタンディング ¥4,500(税込) |
2014年12月23日(火・祝) | HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 | 17:00 開場 / 17:45 開演 | スタンディング ¥4,000(税込) |
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NEW ALBUM「Make A New World」
(KING RECORDS)
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NoGoD(2014.10月号掲載 DI:GA interview)