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——8月にリリースした2ndミニアルバム『JAPONiCA!!2』は、オリコンインディーズチャート1位等、数々の記録を樹立しました。

プールイ（Vo）「これは7月に『42日間連続予約インストアマラソン』をやって、たくさんの人に予約していただいた結果で。全てファンのみなさんのお陰です！でも、この企画をやったことでメンバー同士も仲良くなれたよね？」

テンペスト竹内（Gt）「そうだね。しょっぱなはプールイがBiSの活動と並行で忙しかったから、あまり会話も出来なかったけど、インストアマラソンが終わる頃には仲良くなってて。最終日の8月19日、下北沢シェルターでバンド編成でオールナイトのワンマンライブをやったんですけど」

小原 just begun（Ba）「プールイの生誕祭ということもあって、すごく盛り上がったし、面白かったですね」

——みんなで試練を乗り越えて、上手いこと言うと、プールイさんの誕生日でありながら、バンドの誕生日と言える日になったのでは？

プールイ「でも、本当にそうですね。BiSも解散して、2ndミニアルバムはバンドとしての改たなスタートみたいな作品になったし」

竹内「1枚目も一生懸命録ったけど、バンドとしては正直、何も見えていない状態で作っていて。2枚目は遠慮なく弾かせてもらえたし、バンド感もすごく出ていると思っていて」

小原「プールイがどんなボーカルかも分かった上で作れたので、意識は全然違いましたね」

——音源聴いて、プールイさんのボーカルにすごく力があるなと思ったんですが。BiSの時とは違った気持ちで歌に臨めている？

プールイ「はい。BiSの時は忙しすぎて、『歌が好き』って気持ちも忘れかけていたんですが。バンドになって心の余裕も出来て、『やっぱり歌が好きだ！』と思えたんです。バンドはずっとやりたかったし。アイドル出身ということでナメられたり、弱みになることもあると思うんですけど。そこも強みに出来るのが私なので。今は本当に楽しく歌えています」

——大人の都合による“ビジネスバンド”なんて資料にありますが、メンバー間の結束も感じますし。プールイさんの歌や歌詞はある意味、BiS以上に裸になれてると思いますよ。

プールイ「だったら、すごく嬉しいですね！」

竹内「関係もだんだん変わっていった感じだよね。42日間ライブなんて、『これはビジネスだ』なんてテンションじゃ絶対出来ないし」

プールイ「楽曲って曲の良さだけじゃなくて、物語がないと成り立たないと私は思っていて。バンドの物語がだんだん生まれてきてるから、ここから生まれてくる曲にもそれが絶対、反映されると思うし。BiSが苦悩の歴史だったから、LUI◇FRONTiC◆松隈JAPANの歴史はどうにか多幸感溢れる物にしたいんです！」

——すごい切実な願いですね（笑）。

プールイ「それを心に決めてるのに、1月11日のワンマンは“活動休止”を賭けてるってところが矛盾してるんですけど（笑）。これが最後の試練だと思って、なんとか大人を打ち負かして。2015年は、自分たちが本当にやりたいことをやっていきたいと思ってます！」