常に最新のシステムを駆使し、常に斬新な企画を実行し、常に驚きと感動を提供してきたTM NETWORK。その姿勢は、デビュー30周年の今も変わらない。
小室哲哉「僕らもベテランという枠に入るようになったけど、昭和に留まったり、20世紀に居座る気持ちはありません。同じ音楽業界にいる専門家や同業者も含め、コンサートを観てくれた人たちを驚かせたいですね。10月から1月までの全国ツアー(TM NETWORK 30th 1984〜 QUIT30)でも、僕らなりに今、つまり21世紀の幕開けということですが、それを表現できたと思っています」
そのコンサートは、小室哲哉によるSFストーリーをベースにくり広げられる。ジャカルタやニューヨーク、香港や東京など、各地で撮影されたオリジナル映像が惜しみなく使われている。
木根尚登「自分たちのコンサートを自分で評価するのもおかしな話だけど、TM NETWORKらしいと思いますよ。2月のさいたまスーパーアリーナは、30周年ツアーのファイナルという位置づけだから、その“らしさ”がさらにダイナミックになりそうですね。で、自分たちのリーダーを僕が評価するのもおかしな話だけど、やっぱり小室哲哉って凄い(笑)。30年やってきても、50代になっても、デビュー当時と変わらず尖がってるもんね。そのことがわかるコンサートになるってことです」
木根尚登の予告どおり、さいたまスーパーアリーナに向け、システムも映像も演出もすべてが更新中。
宇都宮隆「実は、ツアー初日だけやって、温存している曲があって。それをさいたまスーパーアリーナで復活させるか。やるなら、セットリストのどこに入れるか。ツアーではやっていなかった曲をやるかどうかも含め、3人でいろいろ検討中です。全国ツアーで練り上げてきた部分と、ファイナルならではの部分、ある意味、繊細さと大胆さみたいなことだと思うけど、そこをうまく組み合わせることができたら、最高のコンサートになると思っています」
さいたまスーパーアリーナ公演のタイトルには、TOUR FINALの代わりにHUGE DATAという言葉が使われている。
小室哲哉「それは僕の造語です。ビッグデータ以上の情報量という意味。僕らがデビューした当時には、到底表現できなかった情報量を発信するコンサートになるってことです。80年代から、一般的なロックバンドと比べると、僕らは音楽的にも演出的にも何倍、何十倍の情報量を詰め込んだコンサートをしてきたつもりでいます。でも、さらにその何百倍、何千倍の情報量を詰め込める時代になりました。その時代をHUGE DATAという言葉で表現しているし、コンサートの中で使われている映像にしても、情報が溢れていて、そこでも情報過多の現在を表現しています。最初に言った“21世紀の幕開け”とは、そういう意味。精査される前の混沌というか…」
QUIT30。それはデビューから30年を経た、TM NETWORKを映し出す鏡。
HUGE DATA。それは昭和も20世紀も徐々に薄れている現代社会を映す鏡。
その2枚の鏡がもたらすreflection(リフレクション)がTM NETWORKさいたまスーパーアリーナ公演。何が起こるか。何が解き明かされるか。
2015年2月7日(土) | さいたまスーパーアリーナ | 17:00 開場 / 18:00 開演 | 全席指定 ¥9,000(税込) |
---|---|---|---|
2015年2月8日(日) | さいたまスーパーアリーナ | 16:00 開場 / 17:00 開演 | 全席指定 ¥9,000(税込) |
【抽選受付期間】 受付中~1月8日(木)23:00 |
NEW ALBUM「QUIT30」
(avex trax)
NOW ON SALE
※初回限定スリーブ仕様[2CD+DVD]・[2CD] 、通常盤[CD only]の3形態
※初回生産限定盤
LIVE Blu-ray&DVD「TM NETWORK 30th 1984〜the beginning of the end」
(avex trax)
NOW ON SALE
※初回生産限定盤、通常盤の2形態
DISK GARAGE.com TM NETWORK アーティストページ
TM NETWORK オフィシャルサイト
TM NETWORK (2015.1月号掲載 DI:GA interview)