自分らしく生きることの意味とそこで生じる葛藤や希望を映し出すような歌、そして、色彩豊かな感情や風景を想起させるバンドサウンドによって、確実に支持を広げ続けているGOOD ON THE REEL。昨年12月にリリースした6thミニアルバム「6番線の箱舟」を中心にした全8公演の初の全国ワンマンツアーツアー「TOUR 2015 HAVE A“GOOD”NIGHT Vol.19〜26『8つの箱舟』」(ファイナルは3月5日(木)東京・EX THEATER ROPPONGI)を開催中のメンバーに話を聞いた。
——久々のワンマンツアーの手ごたえは?
宇佐美友啓(Ba)「ワンマンライブ自体が一昨年の11月以来なんですけど、お客さんに求めてもらえているというか、“楽しみにしてました”という感じが伝わってきますね」
岡崎広平(Gt)「このバンドのワンマンはしっかり世界観を作って、1本の映画みたいな感じにしたくて。メンバーで話し合いながら、試行錯誤してるところです」
高橋誠(Dr)「1本目が名古屋だったんですけど、そこでしっかり手ごたえもあったし」
伊丸岡亮太(Gt)「いい緊張感をキープ出来てると思います」
——ミニアルバムに続き、ツアータイトルにも“箱舟”という言葉が使われていますね。
千野隆尋(Vo)「ある駅の6番線から、僕の実家のほうに向かう電車が出てるんですよ。自分は夢を追って東京に出てきたんだけど、ときには苦しくなったり、つらくなることもあって。そういうときに実家に帰れる電車を見ると“僕をここから救い出してくれる箱舟みたいだな”と思うんですね。そこから“当たり前のようになっている痛み、苦しみを歌うことで、少しでも救い上げることができたら”と思って。今回のツアーは8公演なので、それを8つの箱舟にたとえて、会場に来てくれる人たちの心が少しでも救われたらいいなと思って、このタイトルにしました」
——このミニアルバムを聴いてると、かさぶたが剥がれるような感覚もあるんですよね。ふだんは見ないようにしている自分の弱さ、痛みに気づかされるというか。
千野「だから、ギリギリだと思うんですよ。要は“それは言われたくない”ということでもあると思うので。そういう面では賛否両輪があると思いますが、表現者としてはそれを歌いたいんですよね」
——歌をしっかり伝えることに焦点を当てたサウンドも印象的。ちなみに観客を踊らせる、盛り上げるために曲を作ることってありますか?
千野「いや、それはないですね」
伊丸岡「結果的に(盛り上がる曲に)なることはありますけどね」
千野「そうだね。踊れる、踊れないよりも、いい曲を作る、いいメッセージを伝えることが大事なので」
——3月5日(木)の東京・EX THEATER ROPPONGIのツアーファイナルも楽しみです。
岡崎「ツアーのなかで曲が育って、変化する部分もかなりあると思うんですよ。ファイナルはさらに成熟したライブを見てもらえるんじゃないかな、と」
千野「大きい会場ならではの演出も考えているので、ぜひ楽しみにしてほしいですね」
宇佐美「3月以降の活動にも弾みがつくようなライブにしたいです!」
2015年3月5日(木) | EX THEATER ROPPONGI | 18:00 開場 / 19:00 開演 | オールスタンディング ¥3,000(税込) 指定席 ¥3,000(税込) |
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NEW MINI ALBUM「6番線の箱舟」
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GOOD ON THE REEL (2015.2月号掲載 DI:GA interview)