tricot、新段階に突入!3人体制になっての初アルバム『A N D』は、複数のドラマーの参加が彼女たち独自の変拍子サウンドを広げる方向に作用しているのだ。それでいて、歌詞のとおりいきなりサンバのリズムになる「庭」など、突き抜けたtricotも健在。つまりは最高!なのである。
中嶋イッキュウ(Vo.&Gt.)「ハチャメチャやったな、好き放題やったな、って。ちょっとやり過ぎたかな?ぐらいの手応えを感じてます(笑)」
ヒロミ・ヒロヒロ(Ba.&Cho.)「ドラマーの方たちの手助けもあって自分たちの引き出しも広がったし、今までと違う感じの曲もあるし、『消える』なんて結成してすぐの頃に作った古い曲だし、バラエティに富んだアルバムになったかなと思います」
キダ モティフォ(Gt.&Cho.)「アルバムできるのかな?って思ってましたけど……できちゃいましたね(笑)。いっぱい助けてもらって、自分たちと自分たち以外の人たちと作ったような感じがします」
中嶋「今回は、せっかくだから違うことをしてみようと思ったんです。だから6人のドラマーに叩いてもらったし、今までは<せーの!>で作ってたのを、半分近くの曲は3人でパソコンでドラムを打ち込んでデモを作ったし。おかげで1曲1曲の個性が強くなったと思いますね」
――曲調に幅があるのは、あえて目指したわけではなかったんですか?
中嶋「いや、そういうわけでもないんです。3人で作るようになってから<もうちょっとダラダラした曲を作ったほうがいいんじゃないかな>と思って、『QFF』というめちゃくちゃ長い曲を作りましたけど。ほんとにそれぐらいで、ほかは自然に生まれた曲ばかりです」
――これがまだ2枚目のフルアルバムですけど、世界ツアーも経験してるし、結成から4年半、いろいろやってきましたよね。
中嶋「ただ、今思うと、昔の自分たちは恥ずかしかったですね(笑)。気持ちがすごいトガってたなって思う。でも、いい思い出です(笑)」
ヒロミ「いい思い出はいっぱいありますね。丸くなったところもあるし、うまくなったなとも思いますし(笑)。でも<最初にトガってたから今の自分らがいるんやろな>ともすごく思います」
キダ「大人になったなと思います。結成当初はライヴでも<聴けや!><お前ら殺すぞ!>という気持ちだったんですけど(笑)、今はそれを音にちゃんと込められるようになってきました」
――次のツアーの東京公演はZepp Diver City(TOKYO)、大きい会場になりますね。
中嶋「結成当初に<2年後にZeppでワンマンする>って目標にしてたけど全然ムリで(笑)、やっとやれることになりました。でも実は、いざ決まった時は、絶対ムリや、イヤや!と思ったんです。恥ずかしいことになりそうな気がして(笑)。だけどこうしてアルバムができた今は<大丈夫な気がする!>って思ってます。『庭』とか『食卓』『走れ』はライヴでの反応がいいし、今は<Zeppでサンバ踊れたらいいな!>とワクワクしてます(笑)」
2015年4月18日(土) | Zepp DiverCity(TOKYO) | 17:00 開場 / 18:00 開演 | オールスタンディング ¥3,500(税込) |
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【先行先着受付期間】 受付中~3月7日(土)23:59 ※規定枚数になり次第終了 |
2nd Album「A N D」
(BAKURETSU RECORDS)
3月18日(水) SALE
※初回限定盤(2CD)、通常盤
4th single「E」
(BAKURETSU RECORDS)
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tricot (2015.3月号掲載 DI:GA interview)