今年結成10周年を迎えたSUPER BEAVERがニューアルバム「愛する」を完成させた。真摯に生きること、そして、目の前の人と正面から向き合い、未来へと進んでいく意思を描いた本作は、彼らの新たな代表作と断言していいだろう。4月11日(土)からはアルバムを軸にした全国ツアー「『愛する』Release Tour 2015 〜愛とラクダ、10周年ふりかけ〜」がスタート。ファイナルの恵比寿LIQUIDROOM(7月11日/土)では10周年の節目に相応しいステージを見せてくれるはずだ。
——ニューアルバム「愛する」はエモーショナルなバンドサウンドと生々しい感情に溢れた歌がひとつになった作品。SUPER BEAVERの存在証明そのものですね、これは。
渋谷龍太(Vo)「10周年を意識していたわけではないんですが、図らずも節目らしいアルバムになりましたね。“これがいまの我々です”というものが如実に表れていると思います」
柳沢亮太(Gt)「ずっと根底にあったものが、さらに明確に出せたんじゃないかな、と。年月を重ねるたびに、歌詞もシンプルになってきてるんですよ。ライブを含めて、無駄な演出をしなくなったというか」
——表題曲「愛する」の「あなたが愛する全てを、愛する」という歌詞も、このアルバムを象徴するフレーズですよね。
柳沢「こんなこと歌ってしまって、次、何を歌っていいかわかんないね」
渋谷「ホントだよな(笑)。こういう歌詞を潔く歌えるのも、自分たちの成長だと思うんですよね。すごくパーソナルでもあり、めちゃくちゃデッカいテーマでもあるんだけど」
柳沢「自分たちのなかで確信が持てるようになったからこそ、ここまで言い切ることが出来たと思うんですよね。目の前にいる人はもちろん、その人が大事にしているものも雑に扱いたくないっていう…」
——それはオーディエンスに向けられた感情でもある?
柳沢「そうですね。ライブのMCで渋谷が言ってるんですけど、いつも“1対1”を意識しているので」
渋谷「パーソナルな対話こそ、いちばん強いと思うんですよ。近くにいる大事な人に向けて発信することで、もっとワイドなところにつながるというか。それもメジャーを離れてから意識し始めたことですけどね」
——リード曲「証明」の“誰も独りきりでは無い”というメッセージも印象的でした。
柳沢「ただ単にハッピーなことを歌っているわけではなくて、“あなたがいるからこそ、僕が成り立つ”ということなんですよ。これまでの活動のなかでそれを何度も痛感してきているし、だからこそ、ためらうことなく言い切ることができるんじゃないかなって」
——アルバムを引っ提げたツアーでも、“1対1”のステージが体感できそうですね。ファイナルは恵比寿LIQUIDROOMです。
渋谷「常に“その夜が最高”というライブを目指しているから、ファイナルだからといって特別なことをするつもりはないんですけどね。“支えてもらっている人がいるから、ステージに立てる”ということを意識して、40倍、50倍にして返すつもりでやりたいですね」
2015年4月11日(土) [SOLD OUT] |
千葉LOOK 対バン:MEANING |
17:30 開場 / 18:00 開演 | オールスタンディング ¥2,800(税込) |
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2015年4月12日(日) [SOLD OUT] |
Club Lizard YOKOHAMA 対バン:sumika O.A:Amelie |
17:30 開場 / 18:00 開演 | オールスタンディング ¥2,800(税込) |
2015年5月23日(土) | HEAVEN'S ROCK Utsunomiya 対バン:Rhythmic Toy World/D.W.ニコルズ |
17:30 開場 / 18:00 開演 | オールスタンディング ¥2,800(税込) |
2015年5月24日(日) | 水戸LIGHT HOUSE 対バン:Czecho No Republic/Rhythmic Toy World |
17:30 開場 / 18:00 開演 | オールスタンディング ¥2,800(税込) |
2015年7月11日(土) | LIQUIDROOM 【ワンマン】 |
17:30 開場 / 18:00 開演 | オールスタンディング ¥2,800(税込) |
NEW ALBUM「愛する」
([NOiD]/murffin discs)
4月1日(水) SALE
DISK GARAGE.com SUPER BEAVER アーティストページ
SUPER BEAVER オフィシャルサイト
SUPER BEAVER (2015.4月号掲載 DI:GA interview)