THE MODSを愛するすべての人に伝えたい。森山達也は元気だ。一昨年から悩まされてきた原因不明の痛みが脊髄終糸症候群と診断され、治療のためほぼ1年間活動をストップしていたが、昨年12月25日のTSUTAYA O-EASTでライブ復帰。いよいよ、活動再開へのゴーサインが出た。
「だんだんいい感じになって来たから、試しに一回やってみようと思ったのが12月のライブ。日常生活とライブは別ものだから、そこで判断しないと。それが出来てやっと、モッズだからね。すべてはライブ次第で、出来たらツアーをやるし、駄目だったらキャンセルするつもりだったんだけど、まあなんとなく出来たから。じゃあやってみようということです」
復活ライブに合わせてリリースされたセルフカバー作『NEW BREED“GUNNERS”』に続き、新曲も制作された。ツアー会場と、通販限定でリリースされている4曲収録EP『BADLAND』。2曲のボーカルをメンバーに任せ、THE MODSならではのソリッドなロックンロールの中に、リラックスした楽しさも感じさせるゴキゲンな作品だ。
「やっとギターを握れるようになって、曲を作って、リハビリに近い感覚でスタジオもやってみようと思ったんだけど、割といいものが出来たと思うよ。メンバーのボーカル?もうちょっと頑張ってほしいね(笑)。でも普通のリリースとは違うし、こういう時は遊べるから。個性は出てると思いますよ」
すでにスタートしているツアーのタイトルは、THE MODS 2015“PAROLE TOUR”。治療を続けながらツアーに挑む自分の姿をパロール=仮釈放と名づけ、シリアスな状況を笑い飛ばすセンスがいかにも彼らしい。セットリストも一切妥協せず、ベストの選曲でガンガン飛ばして行くという。
「今回のツアーは、本当の意味でもう一回出来るかどうかを知りたいから、ストレート中心に投げて行きますよ。うまくいったら、あと何年かはこの投げ方で行けるなということだから。前のアルバム『ROCKTIONARY』のツアーは結局出来なかったから、その中からもやりたいし、『NEW BREED“GUNNERS”』からもやりたい。いま一番自分の気持ちの入りやすい世界観を持った曲を選んで行くと思いますね」
久しぶりにツアーをやれる喜びと、久しぶりだからこそ体がもつのかという不安を、森山は率直に口にする。だが、結論は“やるしかない”。なぜ?そこに、THE MODSを待っている熱いハートの人間たちがいるからだ。
「何で俺たちがずっとやれてるかという、一番はそこだから。よくついて来てくれてるし、感謝しかない。だからライブでも言うよ、おまえたち馬鹿やねって。俺たちを好きになったがために、キツい思いしてライブに来なきゃいけない。俺もずっと立ったままだけど、おまえらも立ったままでキツイだろって(笑)。でもやっぱりうれしいよ。12月のライブも、SEが流れる前の声援がすごくて、アドレナリンがガンガン出てくるのがわかった。イカンイカン、あんまり興奮したら体に良くないと思いながら聞いてたけどね(笑)。あの声援は本当に力になる。何よりも、あれが薬やね」
2015年4月25日(土) | Zepp DiverCity(TOKYO) | 17:30 開場 / 18:30 開演 | 1Fスタンディング ¥5,000(税込) |
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New Mxi Single「BADLAND」
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BEST ALBUM in NEW RECORDENG 第二弾
「NEW BLEED “GUNNERS”」
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THE MODS (2015.4月号掲載 DI:GA interview)