――2ndアルバム『Boys & Gentlemen』がリリースされたばかりのULです。
MCU「かなり自由度高くやれたと思います。とは言え、独りよがりな作品になってなくて、『Boys & Gentlemen』な部分が出せたかな?」
LITTLE「二人で呑みに行ったときの話が、そのまま形になっていたり。独りよがりではないけど、二人よがりな感じだよね(笑)。」
――近年、二人の関係性に変化はあります?
MCU「何も変わんないですね。真面目なことを話すこともあるけど、頭の中身は小6くらいから変わっていないんで(笑)。」
LITTLE「20代の頃みたいに「ああなりたい、こうなりたい」ってのは減って。「次のアルバムではこんな曲がやりたい」とか、具体的な話をするようになった気はしますけどね。」
――「馬ッ鹿者 feat. 増子直純(怒髪天)」ではそれでもってところで、<馬鹿げた夢と愛を抱いて>と歌う歌詞にグッと来ました。
LITTLE「最初、増子さんが俺たちに合わせてくれているのかな?と思ってたんだけど、出来上がってみたら全然そんなことなくて。」
MCU「あの人こそ“Boys & Gentlemen”だと思うし、男として憧れるし。あの曲は増子さんの歌があってこそというところで、お願いする前から見えてたところもあって。“男”ってコンセプトもこの曲ありきでした。」
――メタルギターで始まる振り幅のある作品というのも最初からあった狙いだった?
MCU「いや、本当に自然な流れでひとつずつ形になっていったらああなった感じで。全体像みたいなのは全然見えてなかった(笑)。途中、“男”ってテーマさえ忘れてたもんね?」
LITTLE「そう。「あんまり男っぽくないね」って言われて、「あ、そうだった!」って(笑)。」
――ワハハ。キャリアを重ねる中、例えば10年前と状況の変化を感じる部分はあります?
LITTLE「音楽業界全体があまり良い感じじゃないからかも知れないけど、チヤホヤはされなくなりましたね(笑)。あとは周りを見ても好きでやってるヤツしかいない感じもして、セールスに走るよりパーソナルなところに特化して、俺らも含めて、本当に自分のやりたいことを楽しくやれている感じはありますね。」
MCU「特にここ最近かもね。「音楽売れなくなった」って話さえしなくなった(笑)。だから前は10人聴いて、10人に伝わるか?って考えたけど、今は「3人に伝わればいいや」と考えるようになって、すごく楽になったし。」
――でも、その3人に深く伝わる作品になっていて。ライブは男の子にも観て欲しいです。
LITTLE「ライブはカトウタロウくんに増子さん、Full of Harmonyも出演するんですが。シンガーとの共演は初めてなので楽しみで。」
MCU「それも楽しみだし、タロウくんのギターも最初からライブを想定して作った曲だったので、生で絡めるのがすごく楽しみですね。」
LITTLE「男ももちろん来て欲しいけど、これを「良い」って言ってくれる女の子がいたら、それだけで好きになっちゃいますね(笑)。」
2015年6月17日(水) | DAIKANYAMA UNIT | 18:30 開場 / 19:00 開演 | スタンディング ¥3,800(税込) |
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2nd ALBUM「Boys & Gentlemen」
(rhythm zone)
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UL (2015.6月号掲載 DI:GA interview)