――3rdミニ・アルバム『ビヨンド・ザ・ベーリング』から1年。ドラマチックアラスカにとってのこの1年はどんな期間でした?
ヒジカタナオト(Vo,Gt)「ドラマチックな1年でしたね(笑)。まず大きかったのはギターが脱退して、仮ギターが入ったこと。あと前作を出して、ツアーをしっかり回ってライブも成長しつつ、製作期間もない中、ライブの合間を縫って新曲を作り溜めて。5曲は前のギタリストだったトバが録っていて、残りの2曲を仮ギターの安田くんが録っていて。リード曲の『世界の始まり』が一番最後に出来たんですが……。」
――新しい始まりを予感させる曲ですよね。
ヒジカタ「繰り返し聴いた時、トバが作った7曲目『マイヒーロー』で終わって、『世界の始まり』でまた新しく始まる感じが作れて、そこにもドラマがあったり。ドラマチックアラスカの第一章が終わって第二章が始まる、今の僕たちが表せた一枚になったと思います。僕はやっぱりドラマがあるバンドが好きやし、長く応援されてるバンドってそれぞれにドラマがあって。僕らも今、そんなドラマを作れているのかな?と思って。結局、いつもリード曲になるのは、バンドの今を歌ったバンド・ソングだし。その時々で自分が歌いたいことが歌えてることに、すごく満足してます」
――サウンド面の成長もしっかり出ています。
ヒジカタ「特に『世界の始まり』にはいま出来る限界、いままでの活動や製作で得たことを全部詰め込めたので。現段階のマックスが込められた曲になったと思っています」
――『アンカレッジ・シティー・ポップ』という題名、新しい表現にも挑戦したかった?
ヒジカタ「シティー・ポップでは全然ないので、そこは大嘘ですけど(笑)。四つ打ちの踊れるロックが出尽くした感のある中、良いメロディと親和する歌があれば気持ちを躍らせることが出来るし、そういう曲こそ残っていくんじゃないかと思って。ど真ん中をちょっとハズした新しい表現にはなってると思います。これまでトゲトゲしい曲が多かったけど、今回は生活に溶け込める、耳触りの良いポップなアルバムに仕上がったなと思うので。今作で聴いてくれる人が広がるんじゃないか? という自信もあります。ジャケットのような、街中の昼間の風景にも似合う作品になったので、たくさんの人に聴いて欲しいです」
――そんな今作を掲げて、渋谷クラブクアトロへのワンマンを控えています。
ヒジカタ「これまでよりも規模の大きなツアーになるし、僕たちにとって最大規模でのワンマンライブなので。少し不安もあったけど、作品やライブを通してバンドとして仕上がってきている自信も上がってきていく中で、どんどん楽しみになってます。まだワンマンの具体的な構想は見えていないですけど、安田くんの本業がキーボーディストだったりもするんで、安田くんが入っての初ワンマンでいつもとは違った試みも挑戦したいと思っていたりもするんで。期待して下さい!」
2015年9月21日(月・祝) | 渋谷CLUB QUATTRO | 17:00 開場 / 18:00 開演 | スタンディング ¥3,000(税込) |
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GET TICKET先行抽選受付 |
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2015年8月22日(土) | TSUTAYA O-EAST[他5会場] | 全会場自由 ¥3,500(税込) |
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4th MINI ALBUM「アンカレッジ・シティー・ポップ」
(Living,Dining&kitchen Records)
7月8日(水) SALE
DISK GARAGE.com ドラマチックアラスカ アーティストページ
ドラマチックアラスカ オフィシャルサイト
ドラマチックアラスカ (2015.7月号掲載 DI:GA interview)