結成20周年を迎えたコント・パンク・バンド“グループ魂”から、約5年ぶりのオリジナルアルバム『20名』が到着!15曲+5コントからなる本作は「津川雅彦」「彦摩呂」「高田文夫」などすべて人名タイトル。「竹内力」「チャーのフェンダー」など人名タイトルの名曲を生み出してきたグループ魂ならではのアルバムに仕上がっている。8月には11年ぶりの日比谷野外大音楽堂公演を含む全国ツアー「グループ魂の納涼ゆたか祭り」を開催!
――アルバム「20名」が完成しました!パンクサウンド、爆笑の歌詞、人名タイトルとグループ魂らしいアルバムになりましたね。
破壊(Vo/阿部サダヲ)「1回聴きましたけど(笑)、聴き応えがありますよね。『江戸家ばけ猫』なんてオリジナルのキャラクターもいて。アレやってるの、カヲルさんでしょ?落ち着いた役も出来るようになって」
港カヲル(46歳/皆川猿時)「そうね(笑)。『ラーメン二郎』を歌えたのも光栄でしたね。ただねえ、最近はあんまり行けてないんですよ、ラーメン二郎。ちょっと脂がね……まあ、ライブ前には行きたいですね。やっぱり仙川店かな」
――バイト君が歌う「村杉友一」もリアルな歌詞で。
バイト君(大道具/村杉蝉之介)「プロポーズソングみたいな感じですからね。いま、ホントに追い詰められてるんですよ」
破壊「魂のなかで最後の独身だからね。でも、若いファンとかもいないから、結婚しても大丈夫でしょ?」
バイト君「ファンふたりいるよ。人妻と女子大生」
港カヲル「俺、ひとりしかいないよ」
――「高田文夫」の「ラオックスで/ファクシミリ売ってたんだよ」という歌詞は破壊さんの実体験ですよね。
破壊「そうですね。自分のホントの体験が歌詞になることは初めてだから、新鮮でした。この曲は暴動(Gt/宮藤官九郎)とのツインボーカルで、俺は暴動のことを歌って、暴動が俺のことを歌ってるんですよ。やっぱり仲いいんですよね、俺達」
港カヲル「ヤキモチ焼いちゃうな〜」
――アルバムの最後は魂の小道具係をつとめている女性スタッフの歌「佐藤涼子〜おかげさまで20年〜」。魂の小道具係、やっぱり大変ですよね…。
港カヲル「そうでもないんじゃない?最近はコントも少ないし」
破壊「いや、大変だよ。下ネタだって日常会話のなかにバンバン入ってくるし、歌詞にもある通り、本当にセクハラまがいの事されてるんでしょ?」
港カヲル「僕なんか“殺すぞ”って怒られたこともあるしね(笑)」
破壊「でも辞めないでがんばってるのは偉いよね」
――そして8月には11年ぶりの日比谷野音ライブを含む全国ツアーが開催されます!
港カヲル「夏だからねえ。とにかく健康第一ですね」
バイト君「前回のライブDVDに付いている特典映像の撮影で体力測定したんですけど、ミュージシャンは体力があるんですよね。遅刻(Gt/富澤タク)とか、ニューロティカのあっちゃんとか」
港カヲル「破壊くんはいちばん肺活量がなかったんですよ」
破壊「無理してボーカルやってるんですよ、俺は(笑)。でも、新しい曲をたくさんやるツアーだから楽しみですね。お客さんも会場で戸惑わないように、アルバムの曲を覚えてきたほうがいいですよ」
2015年8月29日(土) | 日比谷野外大音楽堂 | 16:30 開場 / 17:30 開演 | 指定席 ¥6,000(税込) 立見 ¥4,500(税込) |
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NEW ALBUM「20名」
(Ki/oon Music)
7月15日(水) SALE
※初回盤DVD付、通常盤CD
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グループ魂 オフィシャルサイト
グループ魂 (2015.7月号掲載 DI:GA interview)