――「変わらない空」は、TVアニメ『純情ロマンチカ3』のエンディング主題歌として作られた曲だったの?
PON(Vo.&Gt.以下同)「そうなんです。お話をもらって、先方から【爽やかで、疾走感のあるラブソングを書いてほしい】というオーダーを貰って。製作期間が決まっていて、少しタイトやったんです。何も無いところから、歌詞もアレンジもすべて揃っていなくちゃいけなくて。テンポ感のオーダーくらいはいままでにあったんですけど、内容とかも指定されて作るというのは初だったし、ラブソングがそんなに得意ではないのもあって、すごく悩みましたね。でも、いろいろと考えていくうちに、恋愛を描くことだけがラブソングじゃないなって思えてきたんです。家族や友達を想うこともラブソングになるんじゃないかな?そう思ったらラックライフの歌って全部がラブソングなんじゃないかな?って思えて。そんな気持ちの切り替えもあり、“ちゃんと言葉にして伝えないと、気持ちは伝わらないんだよ”というテーマで作った1曲になりましたね。今回、そんな新たな経験に向き合ったことで、いろんなことに気づかされました。カップリングの『メイキング』も、ちょうどそんなときに出来たんです。曲作りが好きでバンドをやっているわけではなくて、伝えたいこととか、顔を見て話したいことがあるからバンドをやっているんだよ、っていうことをすごくシンプルに伝えたくて作ったんです。僕はシンガーソングライターでありたいけど、作曲家になりたいわけじゃないからってことを、気づかされたというかね」
――「変わらない空」を作るときに、いつもと違う作り方で向き合ったからこそ、自分の原点に改めて目を向けることが出来たんだね。
「そうなんですよ。“いい曲かかなくちゃ”“キャッチーな曲書かなくちゃ”って、自分をすごく追い込んじゃってたんですよね。でも、それがあったことで、自分が作るべき曲が見えた気がしたんです。そこを乗り越えたからこそ、もっと気楽に、伝えたいことを伝えていけばいいんだって」
――メイキングっていうタイトルの意味は?
「僕らね、タイトルを付けるときいつも連想ゲームするんですよ(笑)。『メイキング』も、みんなで、“この曲は、【どうして歌い始めたか?】っていう根っこの部分を書いた話やから、根っこのあるモノをタイトルにしよう!”って話になって。そこから、根っこのあるモノ=ジャガイモ=メイクイーン=クイーンって連想してて、“クイーンええんちゃう?俺ら男やし、キングにしよか!”ってことで、メイクイーン=メイキングになったんです!メイクするって作っていくってことやし、いいなと思って(笑)。ま、ちょっとダジャレっぽいんですけど、そんなラフさも大事やなと思うんですよね。みんなと一緒に、1番居心地のいい場所をラックライフで作っていけたらなって思ってます」
2015年9月5日(土) | TSUTAYA O-Crest | 18:00 開場 / 18:30 開演 | スタンディング ¥2,500(税込) |
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3rd Single「変わらない空」
(I WILL MUSIC)
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ラックライフ (2015.8月号掲載 DI:GA interview)