8年間で積み上げた走行距離は、約10万キロ(地球を2周半する距離!)。岡平健治のライフワーク、たった一人でクルマのハンドルを握り、小さな街までも歌を届けに行く“弾き語り自走ツアー”が今年も無事に終了した。ライブの盛り上がりはもちろん、移動中も無事故無違反の安全運転だ。おつかれさま!
「今年もがむしゃらに走りました。一番きついのは北海道と東北なんですよ。街から街の距離が長いから。関西と九州はコンパクトだから、近く感じますね。四国もコンパクトだけど、アップダウンが激しくて、特に高知道は天候が変わりやすくてちょっと怖いです。怖いといえば山口と九州の間とか、上信越道のトンネルとか、事故が多いから気をつけてます。……って、トラックの運転手の会話になってますけど(笑)」
走り続けたツアーファイナルの東京公演は、なんと5日連続というとんでもないスケジュール。にも関わらず「ちょっとくたびれましたね」と涼しい顔をする。この男、やはり鉄人だ。
「全部2時間40分以上やって、最終日は3時間20分。でも声が死ななかったんですよ。デビューして18年たつんですけど、ライブを一つも飛ばしたことないんで。衣笠とか金本みたいになって来てる(笑)。体が強いのはラッキーだなと思います」
そんな1年を締めくくるのは、今年で4回目を迎える恒例の“KENJI FES”だ。2年ごとに開催されるこのフェスは、岡平健治ソロとバンド形態の3B LAB.☆Sとの真剣勝負の場。3B LAB.☆Sでの縦横無尽のマイク・パフォーマンス、ソロではアコーステック・ギター、ピアノを中心に19、3B、ソロ・ナンバーを、曲順を決めることなくオーディエンスと共に創り上げて行くライブは、何が起こるかわからない感動のリアル・エンタテインメントだ。
「3B LAB.☆S とソロと、どっちが盛り上がるか?という戦いが楽しみです。2年前は、大阪ではバンドが勝ったんですけど、東京ではソロが勝ったんですよ。オーディエンスが盛り上がったかどうかで、勝ち負けははっきりわかりますね。特にソロは一人なんで、バンドに負けたくない!という気持ちは毎回すごく強いです」
会場は、あえて定番の東名阪を避け、神戸CHICKEN GEORGE、浜松 窓枠、そして12月5日のZepp Tokyo。神戸と浜松は、“弾き語り自走ツアー”で8年連続訪れている数少ない会場の一つとして、“思い出が詰まった会場でやりたい”という思いで選ばれた。今年の“KENJI FES”は、これまで以上に熱い思いのこもったものになるはずだ。
「やっぱりライブは勝負だと思うので、気持ちが伝えれたら勝ちかなと思います。ただ綺麗に演奏するだけじゃなくて、何かを伝えなきゃいけないし、僕は音楽という手段を使うメッセンジャーなので、そこはもっと頑張りたいなと思います。でもね、“KENJI FES”で一番楽しいのはバンドと一緒にいられることで、楽屋が一人じゃないのが最高にうれしい(笑)。みんなでワイワイしながら、クルマで移動するのも楽しいし。いいライブにしたいと思います」
2015年12月5日(土) | Zepp Tokyo 出演:岡平健治/3B LAB.☆S |
15:00 開場 / 16:00 開演 | 1F自由 ¥4,500(税込) 2F指定席 ¥4,500(税込) |
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岡平健治 (2015.11月号掲載 DI:GA interview)