日光観光スポット

旅の案内人

手塚由喜

下野新聞社 ASPO編集室リポーター

日光担当 手塚由喜さん

【下野新聞(しもつけしんぶん)】
栃木の最新ニュース・スポーツ・生活情報を県内約31万世帯にお届けします。
https://www.shimotsuke.co.jp/
【下野新聞の生活情報誌 ASPO(アスポ)】
「明日をポジティブに」の思いを込めて下野新聞と一緒ににお届けしています。
https://www.shimotsuke.co.jp/feature/aspo/

「日光」と聞いて、おそらく大多数の方が世界遺産である「日光東照宮」を思い浮かべると思います。
もちろん、一押しの見どころなのですが、実は、平成11年12月に「日光東照宮」「二荒山神社」「日光山輪王寺」とその周辺(日光山内)が、「日光の社寺」として世界遺産に登録されたのです。東照宮だけでなく、二社一寺およびそれを取り巻く遺跡(文化的景観)も一緒に世界遺産になったということです。
どうぞ、日光山内が持つ独特な空気感や樹齢を重ねた大木から漂うパワー、そして8世紀より続く山岳信仰の歴史を感じ取ってみてください。
また、せっかく日光まで来るなら、ぜひ行って欲しい場所が…それは奥日光方面! 夏は避暑地として多くの観光客が訪れますが、冬の奥日光もまた銀世界が織りなす独特の景観美やレジャーを楽しむことができます。
バスでいろは坂を登れば、中禅寺湖や華厳の滝、戦場ケ原に竜頭の滝、湯元や湯ノ湖と見どころが盛りだくさんです。
バスの終点、湯元にコンコンと湧く「硫黄温泉」はまさに極上の一言。いろいろな温泉に浸かってきましたが、奥日光湯元温泉を超える温泉にはまだ出会っていません。
そのほかにも、日光市にはB級から歴史あるグルメまで幅広く楽しめます。伝統工芸もいいですね。どうぞ時間の許す限り、日光を満喫してください。

【下野新聞(しもつけしんぶん)】
栃木の最新ニュース・スポーツ・生活情報を県内約31万世帯にお届けします。
https://www.shimotsuke.co.jp/
【下野新聞の生活情報誌 ASPO(アスポ)】
「明日をポジティブに」の思いを込めて下野新聞と一緒ににお届けしています。
https://www.shimotsuke.co.jp/feature/aspo/

PLAN.1 宿泊ありのじっくりコース

1日目…駅に着いたらバスで「奥日光」へ。

【東武バスと湯元温泉フリーパス】

東武バス

東武日光駅前から出発する「湯元温泉行バス」乗り場。

日光駅に到着したら、まず「湯元温泉フリーパス」(3000円)を購入しましょう!
JR日光駅の場合は同駅みどりの窓口、東武日光駅の場合は同駅ツーリストセンターで購入できます。
JR日光駅および東武日光駅から「湯元温泉行き」のバスに乗れば、終点の「湯元温泉」まで、約1時間15分で到着します。バスは1時間に1本、多い時間帯では2本出ており、二社一寺を経由しながら「いろは坂」を登り「奥日光」へと進みます。
「湯元温泉フリーパス」は2日間途中下車が可能ですので、上手に利用したいですね。主要バス停留所には「神橋」「表参道」「明智平ロープウェイ」「中禅寺温泉」「竜頭の滝」「湯元温泉」などがあります。
奥日光方面に行くと、カイロや飲み物など、ちょっとしたものを買う場所が限られてしまうため、バスに乗る前に購入しておくと便利です。

【いろは坂】

いろは坂

二社一寺のある市街地と中禅寺湖・奥日光を結ぶ「いろは坂」。上りと下りの専用坂があり、全部で48カ所のヘアピン状の急カーブがあります。
48という数字から「いろは48音」になぞらえたいろは坂。上り坂第1カーブの「い」から始まり、下り坂第48カーブの「ん」まで、各カーブにひらがながあてられています。
標高差は440m。秋は全国的に有名な紅葉スポットとして、多くのファンがドライブを楽しみます。冬は静かな銀世界が広がります。

【明智平ロープウェイ・明智平展望台】

明智平ロープウェイ・明智平展望台

いろは坂を上り切ると、山々に囲まれたドライブインが見えてきます。
ここからロープウェイ(大人往復730円。ロープウェイ乗車時間は片道3分)に乗り、「日光で一番」といわれる展望地点の明智平展望台(標高1373m)へ降り立つと、日光市街地のきらびやかな景色とは180度異なる壮大な自然のパノラマが広がります。
荒天時には運休する場合もあるので、事前確認がベスト。バスの停留所名は「明智平ロープウェイ」ですが、下車し損ねると一方通行のため、次の停留所から歩いて戻らなくてはならないため注意が必要です。

明智平ロープウェイ

運行時間:午前9時~午後3時
0288-55-0331
https://www.nikko-kotsu.co.jp/ropeway/
滞在時間:約30分~1時間

【中禅寺湖】

中禅寺湖

明智平を過ぎると、バスは「中禅寺温泉」に到着します。 左手には、周囲約25km、最大水深163mを誇る中禅寺湖が見えてきます。ただ、冬の寒さが厳しいため、中禅寺湖で楽しめる遊覧船やボートなどのアクティビティは冬期期間中、閉鎖してしまいます。
日本百景にも選定されている中禅寺湖は明治時代には避暑地として栄えました。バスの車窓から眺めるだけでも、十分その雰囲気は味わえます。

【奥日光湯元温泉】

  • 奥日光湯元温泉
  • 奥日光湯元温泉

「湯元温泉行き」バスの終点「湯元温泉」。バスを降りるとどこからともなく硫黄泉の臭いが漂います。
開湯1230年を迎える湯元温泉。勝道上人が発見したとされる白濁の硫黄泉は「日本で4番目に濃い」とされ、湧出量は毎分1788ℓを誇ります。温泉にはメタケイ酸が多く含まれ、美肌効果が期待されるほか、神経痛やリウマチに効くと言われています。
現在、奥日光湯元温泉旅館協同組合には23軒の宿泊施設が登録されており、すべての宿で源泉を引いています。日帰り温泉の利用を行っている宿も多く、観光で冷えた体を気軽に温めることができます。もちろん、お気に入りの宿を探して、宿泊するのもおススメです!

奥日光湯元温泉旅館協同組合

0288-62-2570
http://www.nikkoyumoto.com/
滞在時間:探索、日帰り入浴で約2時間。

番外編:アクティブ派におすすめスポット

【日光湯元温泉スキー場】

    日光湯元温泉スキー場

バス停「湯元温泉」から徒歩5分のところにある、ゲレンデです。
コースは全体的に緩斜面で、初心者向け。奥日光は例年、良質なパウダースノーが楽しめるので、思い切ってスキーやスノーボードを楽しんでみてはいかがでしょうか?
ウエアや板、ブーツまでレンタルが可能ですので、手ぶらで行って問題ありません。

栃木県日光市湯元温泉

平日および土曜:午前9時~午後4時
日曜:午前8時半~午後4時
(いずれも状況によって時短、延長あり)
0288-62-2532
http://www.nikkoyumoto-ski.com/index.html
滞在時間:約4時間

【雪上ナイトハイク(日光アストリアホテル集合)】

  • 雪上ナイトハイク
  • 雪上ナイトハイク

アクティビティ派にお勧めしたいのが、夜の奥日光で楽しむ「雪上ナイトハイク」。せっかく奥日光に来たのなら、1泊してぜひトライしてみてはいかがでしょうか?
「スノーシュー」という現代の「かんじき」を履いて、夜の雪の森を歩きます。ガイドには、主催でもある日光自然博物館のスタッフがつきます。
2月16日午後7時、光徳温泉日光アストリアホテル1階ロビー集合。約2時間かけて光徳周辺を探索。参加費2500円(スノーシューレンタル料含む)。
ダウンなどしっかりとした防寒着(厚手すぎるものは不向き)、スノーブーツなどの防寒性の高い履物、帽子や手袋、ネックウォーマーなどの防寒具、ホッカイロ、ライト(ヘッドライトが好ましい)持参。 先着20人程度で2月2日締め切り。下記フォームより申し込み可能。
>> https://form1ssl.fc2.com/form/
日光アストリアホテル宿泊者でなくても、どなたでも参加できますが、バスの運行を考えると、同ホテルに泊まるのがベストです。

日光自然博物館

バス停:光徳温泉・日光アストリアホテル下車
0288-55-0880
https://www.nikko-nsm.co.jp/
滞在時間:約2時間。

【日光アストリアホテル】

日光アストリアホテル

戦場ヶ原を湯元温泉方面に向かうと見えてくるリゾートホテル。日光国立公園内に位置するため、奥日光の大自然が美しく管理・保存されています。
冬は一面が銀世界となり、ホテル周辺がそのままクロスカントリースキーのコースになるから驚き。食事は和食会席膳料理が味わえるほか、日光湯元の豊富なお湯をそのまま引いた「源泉かけ流し温泉」が楽しめます。

日光市光徳温泉

バス停:光徳温泉・日光アストリアホテル下車
チェックイン 午後3時、チェックアウト 午前10時
0288-62-0585
http://www.nikkoastraea.com/spa/
滞在時間:探索、日帰り入浴で約2時間。

2日目…コンサートに行く前に。

奥日光の自然と上質な硫黄泉を満喫したら、いよいよ世界遺産の二社一寺に向かって出発です。とはいえ、まだまだ奥日光で見ておきたいスポット。何か所か押さえた上で、日光市街地を目指します。「湯元温泉」からの始発は午前7時35分「光徳温泉・日光アストリアホテル」からの始発は午前8時37分です。1時間に1本、時間帯によっては2本の運行です。
「JR・東武日光方面行」のバスに乗って、世界遺産「日光の社寺(二社一寺)」、そしてゲッターズ飯田さんのイベント目指して元気に出発しましょう!!
※イベント会場の「日光総合会館」は二社一寺の目の前。最寄りの停留所は「西参道入口」です。

【日光山中禅寺(立木観音)】

  • 日光山中禅寺
  • 日光山中禅寺
  • 立木観音

「中禅寺温泉」にて下車。
中禅寺湖のほとりにある、世界遺産「日光山輪王寺」の別院同寺。日光開山の勝道上人が784年に建立し、修業の場としたと言われています。坂東観音霊場33か所の18番目にあたり、まつられている仏像は、男体山の本地仏「立木観音(千手観音)」や波之利大黒天など特徴的なもの。
同寺のお札は、開運や安産、足止め(家出人の帰還や浮気防止)の御利益があると言われています。

日光山中禅寺

日光市中宮祠2578
午前8時半~午後3時半(受け付けは30分前に終了)
日曜:午前8時半~午後4時
0288-62-0013
http://rinnoji.or.jp/precincts/cyuuzenji
※御朱印あり。

【華厳ノ滝とその界隈】

華厳ノ滝

「中禅寺温泉」で 下車。真冬の奥日光で「滝」を見るのは寒さとの戦いでもあるのですが、ここだけは押さえておきたい滝(奥日光には竜頭の滝や湯滝などがあります)。 中禅寺湖の水が、97mの高さから一気に落下する滝のようすは圧巻で、和歌山県の那智ノ滝、茨城県の袋田ノ滝とともに「日本の三大名瀑」として知られています。
エレベーターで滝の展望台まで行きますが、入り口付近にはお土産屋や飲食店もあります。 また、近くに日光のさまざまな情報を案内する「栃木県立日光自然博物館」もあるので、バスまでの時間が余ったら、足を運んでみては?

華厳ノ滝

日光市中宮祠
午前9時~午後2時半(気象状況により変動あり)
0288-55-0030
http://kegon.jp/
滞在時間:約30分

栃木県立日光自然博物館

日光市中宮祠2480の1
午前10時~午後4時
0288-55-0880
https://www.nikko-nsm.co.jp/
※「日光足尾観光手形」も購入できます。

パワースポット~世界遺産・二社一寺~

【日光東照宮】(「日光の社寺」として世界遺産に登録)

  • 日光東照宮
  • 日光東照宮
  • 日光東照宮

言わずと知れた、日光を代表するスポット。1617年、徳川初代将軍徳川家康公をまつる神社として建立されました。
境内には国宝8棟、重要文化財34棟を含む55棟の建造物が並びますが、ほとんどが1636年の徳川3代将軍家光公による「寛永の大造替」にて建て替えられたもの。江戸時代の名工が手掛けた絢爛豪華な建物の数々には、彫刻、漆(うるし)、工芸、絵画などその時代の芸術のすべてが詰まっていると言っても過言ではないでしょう。それらは単なるデザインではなく、信仰形態や学問・思想をあらわしているそうです。
東京スカイツリーと同じ標高634mに位置する境内には、現在改修工事中の「三猿」を含め、参拝入口の「陽明門」、「眠り猫」や家康公の墓所など見どころもたくさんあります。

日光東照宮

日光市山内2301
午前8時~午後4時(受け付けは30分前に終了)。
0288-54-0560
https://www.toshogu.jp/etc/rengo.html
滞在時間:約1時間半
※御朱印は「陽明門」の奥など各所にて。

【日光山 輪王寺】

  • 日光山 輪王寺
  • 日光山 輪王寺

二社一寺(輪王寺、東照宮、二荒山神社)の中で最も古い歴史を持つ輪王寺。766年、勝道上人(しょうどうしょうにん)によって日光山に四本龍寺を建てたのが始まりです。その日光山こそ、現在、二社一寺が置かれる場所でもあります。
輪王寺は、本堂(三仏堂)・大猷院・慈眼堂・常行堂・中禅寺・大護摩堂・四本龍寺などのお堂や、15におよぶ支院の総称で、天台宗三本山のひとつ(東叡山、比叡山、日光山)に数えられています。
特に天台密教形式の本堂(三仏堂)と大猷院(徳川三代将軍「家光公」の廟所は押さえておきたい場所。
本堂は現在、大修理のため一部囲いで覆われていますが、圧倒的なスケールをぜひ目に焼き付けてください。

日光山 輪王寺

日光市山内2300
午前8時~午後4時(受け付けは30分前に終了)。
0288-54-0531
http://rinnoji.or.jp/
滞在時間:約30分~1時間

【日光二荒山神社】(「日光の社寺」として世界遺産に登録)

  • 日光二荒山神社
  • 日光二荒山神社

日本百名山の一つで、奥日光にそびえる男体山(なんたいさん)。別名、霊峰二荒山と呼びます。
その二荒山に神霊を感じ取った勝道上人が、790年に大谷川(だいやがわ)の北側に四本龍寺を建てたことが始まりです。その後、東照宮陽明門付近に社殿を移し、今に至ります。
祭神には
①福、縁結びの神である大己貴命(おおなむちのみこと)(男体山)
②子授け、安産、子育ての神である田心姫命(たごりひめのみこと)(女峰山)
③農業、漁業の神である味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)(太郎山)
の三神を持ち、特に縁結びのスポットとして人気があります。

日光二荒山神社

日光市山内2307
午前8時~午後4時(受け付けは30分前に終了)。
0288-54-0535
http://www.futarasan.jp/index.shtml
滞在時間:約1時間半
※御朱印あり。

PLAN.2 宿泊なしのお手軽コース

日光駅および東武日光駅から世界遺産「日光の社寺」(日光東照宮・日光二荒山神社・日光山輪王寺の二社一寺)エリアへのアクセス方法
  • 東武日光駅
  • 世界遺産めぐりバス
  • 世界遺産めぐりバス

【徒歩】

東武日光駅および日光駅は隣接しており、そこから約2キロメートルの参道が神橋(二社一寺のある日光山内へ入る橋)まで続いています。
お土産店や飲食店の並ぶ参道はゆるやかな上り坂になっており、ゆっくり歩いて約30分かかります。

【バス】

「世界遺産」ということで国内外からの観光客も多く、JRおよび東武日光駅前からバスは頻繁に運行しています。中でも、東武バス日光が運行する「世界遺産めぐりバス」は、JR日光駅、東武日光駅を経由し、通常の路線バスでは行けない二社一寺の入口「表参道」停留所を備えているためお勧め(大人片道290円)。 10~15分間隔で周回しているのも便利です。
東武日光駅ツーリストセンターで購入できる「世界遺産めぐりバス手形」(大人500円)を購入すれば、同めぐりバスが1日乗り放題に。通常の路線バス(湯元温泉行き、中禅寺温泉行き)にも一部利用でき「日光田母沢御用邸記念公園」などへのアクセスも可能です。

世界遺産めぐりバス手形

【タクシー】

JRおよび東武日光駅よりそれぞれ1300円くらいで行けます。

日光市は避暑地として栄えている場所。冬場は降雪も多く、気温も朝晩は氷点下を下回るなど、かなり低めです。厚手のダウンやマフラーなどでしっかり防寒対策をしましょう!! また、歩きやすい靴、または、降雪を考え長靴、ブーツなど滑りにくい靴をお勧めします。

日帰りで日光を楽しむ!~観光スポット~

【参道と日光郷土センター 日光市観光協会】

  • 日光市観光協会
  • 日光市観光協会

駅から続く参道を歩く。
ゆるやかな坂の参道が日光山の入口「神橋」まで続きます。 参道の中盤に差し掛かると見えてくる「日光郷土センター 日光市観光協会」。観光情報の入手はここで済ませると便利。「日光足尾観光手形」(500円)も購入できます。

日光郷土センター

日光市御幸町591
午前9時~午後5時
0288-22-1525
https://www.city.nikko.lg.jp/nikkokankou/shisetsu/kyoudo.html

【日光足尾ライトアップ観光手形】

ライトアップされた冬の日光をお得に楽しんでもらおうと、日光市の観光協会が企画した同手形(500円)があります。
一人につき1個の利用で、2019年3月31日まで何度でも利用可能。二社一寺をはじめ、多くの施設で割り引きや特典が受けられます(例えば、日光東照宮 五重塔心柱拝観梁100円引きなど)。旅のプランに合わせて、お得だと思う方は「日光郷土センター」や「東武日光駅観光案内所」「日光自然博物館(奥日光)」などで購入が可能です。

日光郷土センター
観光協会日光支部内「ライトアップ誘客実行委員会」

0288-22-1525
https://lightup.nikko-kekko.com/

【神橋】

  • 神橋
  • 神橋 勝道上人

参道を上りきり、神橋が見えるといよいよ「聖地にやってきた」という実感が湧いてきます。
表玄関を飾る朱塗りの同橋は、長さ28m、幅約7m、高さは水面より約11mあり、山間の渓谷に用いられた「はね橋」形式としては国内唯一の古橋とされています。
766年「勝道上人が霊峰二荒山(男体山)登頂を志すも、大谷川の激流に行く手を阻まれた際、神人が放った2匹のヘビによって橋が作られた」という伝説を持つ同橋。
おもに神事で使用されるため実際に歩くことはできませんが、周りには神聖な橋を見ようと多くの観光客が集まります。 ご朱印や勝道上人の像もあります。

日光二荒山神社

バス「神橋」下車
0288-54-0535
http://www.futarasan.jp/
滞在時間:約10分

【小杉放菴記念日光美術館】

  • 小杉放菴記念日光美術館
  • 神橋から右手の坂を上ること3分、日光の社寺や自然に調和する形でたたずむ瀟洒な建物が見えてきます。
    「自然へのいつくしみ」を基本テーマに、日光出身の画家、小杉放菴の作品を紹介する美術館です。小杉放菴だけでなくその周辺の画家や、近代(明治以降)の日光の文化についても紹介しています。
    館内にはカフェやグッズ売り場もあり、美術好きにはたまらないスポットです。

    小杉放菴記念日光美術館

    バス「神橋」下車
    日光市山内2388の3
    午前9時半~午後7時時(入館は午後4時半まで)月曜休
    0288-50-1200
    http://www.khmoan.jp/index.html
    滞在時間:約1時間

    【日光金谷ホテル】

    • 日光金谷ホテル
    • 日光金谷ホテル

    神橋から徒歩3分、ホテルへ続く坂を上ると、時間は一気に、明治時代へと戻ります。 1893(明治26)年に開業し、現存する西洋式ホテルとして国内最古の歴史を持つ同ホテル。避暑地として海外から多くの要人が訪れる中、創業者の金谷善一郎が宿を提供したことが始まりです。
    「日本奥地紀行」の著者イザベラ・バードをはじめ、アインシュタイン博士、ヘレンケラーなど多くの著名人のサインが残る宿帳。ロビーには、それらの宿泊記録を展示したコーナーもあります。
    2005年11月には、一部を除く本館、新館、別館、竜宮の4建造物が国の有形文化財に登録。特に本館には、開業当時ロビーとして使っていたメインダイニングがあります。ここでは本格フレンチが楽しめるのですが、今もなお残る円柱や柱頭彫刻を眺めていると、普段は感じない時間の重みさえも味わえます。
    日帰りランチ(お勧めは「季節のスペシャルランチ」(3600円)。肉か魚のメーンを選ぶスタイルで、サラダ、パン、デザート、コーヒー付き)はもちろん、ぜひ、1泊して趣ある優雅な時間を過ごしてください。

    日光金谷ホテル

    日光市上鉢石町1300
    0288-54-0001
    https://www.kanayahotel.co.jp/nkh/
    滞在時間:ランチは約1時間

    【日光田母沢御用邸記念公園】

    • 日光田母沢御用邸記念公園
    • 日光田母沢御用邸記念公園 謁見所
    • 日光田母沢御用邸記念公園 御玉突所

    1899年(明治3年)、日光出身で銀行家の小林年保氏の別邸に、旧紀州徳川家江戸中屋敷の一部を移築した御用邸。
    1947(昭和22)年まで、明治時代から3代にわたる天皇や皇太子が利用してきました。
    江戸時代後期、明治時代、大正時代の建築様式を持ち、2000年に記念公園として一般公開されるようになりました。
    国の重要文化財であるとともに「日本の歴史公園100銭」にも選定。冬には冬の幻想的な表情を見せてくれます。

    バスは「湯元温泉行き」「中禅寺温泉行き」「奥細尾行き」「清滝行き」にて「日光田母沢御用邸記念公園」下車。
    ※世界遺産めぐりバスでは行けません。世界遺産めぐり手形利用可能。

    小杉放菴記念日光美術館

    日光市本町8の27
    午前9時~午後4時半(受け付けは4時まで)
    0288-53-6767
    https://www.park-tochigi.com/tamozawa/
    滞在時間:約30分

    日帰りで日光を楽しむ!~グルメスポット~

    【湯沢屋】

    • あんみつ
    • 湯沢屋

    参道沿い、そろそろ甘いものが欲しいな…というころに見えてくる「まんじゅう」の文字。
    徳川11代目将軍家斉公の時代になると、一般町人にも「日光参詣」の文化が広がりました。その参詣者に「甘いものを」ということで「湯沢屋のまんじゅう」を売り始めたことが起源の老舗。1804年創業、200年の歴史を持ちます。
    一押しはやっぱり、二社一寺をはじめ日光御用邸にも献上されていた「元祖日光酒饅頭」(1個140円)。お土産にぴったりです。
    お土産を買ったら、同店に隣接する「湯沢屋茶寮」でお茶と一緒に甘味で休憩を。「酒饅頭抹茶セット」(540円)「水羊羹緑茶セット」(540円)「焼饅頭」(単品430円)「日光あんみつ」(緑茶付780円)などがあります。

    湯沢屋

    日光市下鉢石町946
    午前8時~午後6時(茶寮は午前10時~午後4時OS)不定休
    0288-54-0038
    https://www.yuzawaya.jp/

    【ゆば料理 さん・フィールド】

    • ゆば料理
    • ゆば料理

    旧日光市役所の目の前、白い壁と大谷石でできたモダンな建物が特徴です。
    日光市の名物「日光ゆば(湯波)」が食べられるお店の中でも、アットホームで入りやすいのがうれしい点。私を含めた、多くのリピーターが訪れます。
    お目当てはずばり「ゆば御膳」(1800円)。使用されるゆばは、明治時代から続く老舗「ふじや」「海老屋長造」より仕入れた質の高いものばかり。それぞれのゆばを、煮物、つくだ煮、酢の物など最適な方法で調理、あるいはそのまま盛り付けし提供される御膳は「日光でゆばを食べた」と自慢できる内容です。お財布にも優しく、心もお腹も大満足間違いなしです。
    御膳と一緒に味わいたいのが、とろけるような「ゆばの御刺身」(960円)。生ゆば独特の上品さは、時間を取っても食べておくべき一品です。

    ゆば料理 さん・フィールド

    日光市下鉢石町818
    午前11時~午後7時(午後6時OS)木曜休
    0288-53-4758
    http://www.mes005.com/nikko-yuba.html
    滞在時間:約30分~2時間(時間帯と混雑状況により異なる)

    【日光湯波 ふじや】

    • 日光湯波 ふじや
    • 日光湯波 ふじや

    明治元年創業の歴史をもつ湯波(ゆば)の老舗。煮物用のゆばから茶菓子としてのゆばまで幅広くそろいます。
    個人的なお勧めは「ゆばトロ」(990円)ですが、お土産として日持ちや数を考えると「串湯波」(10本入りで900円。16本入りで1360円)がお勧め。カリカリに揚がったゆばの中に、甘い特製の味噌が入っていて、子どもも喜びます。 宅配も受けてくれます。
    日光開山にともなって、僧侶にたちの精進食として栄えた「湯波」ですが、京都の「湯葉」とは製法が異なるため、「湯波」と書くようです。

    日光湯波 ふじや

    日光市下鉢石町809
    午前9時~午後5時 主に水曜休
    0288-54-0097
    http://www.nikko-fujiyayuba.com/
    滞在時間:約10分

    【日光名物 御膳湯波 海老屋長造】

    • 日光湯波 ふじや
    • 日光湯波 ふじや
    • 日光湯波 ふじや
    • 日光湯波 ふじや

    社寺をはじめ、山内御用邸、田母沢御用邸に湯波を納めていました。
    明治5年創業の歴史をもち、懐石料理や精進料理としての「御膳湯波」が購入できる老舗店です。
    人気は、なめらかな口あたりの「さしみ湯波」(2本入り1140円~)や煮物用の「揚巻湯波」(15個入り2180円)。調理法や食べ方など、お店の方が気軽に教えてくれます。
    週末の午後にもなると完売する可能性があるため、お土産を考えているなら事前予約か午前中の来店がお勧め。宅配も受けてくれます。

    海老屋長造

    日光市下鉢石町948
    午前9時~午後6時 主に水曜休
    0288-53-1177
    https://www.nikko-ebiya.com/index.html
    滞在時間:約10分

    【西洋料理 明治の館】

    • 西洋料理 明治の館
      「乱れ石積み」の外壁で作られた洋館。当時の空気感を今もなお触れることができます。
    • 西洋料理 明治の館
      ホーン氏が住んでいたダイニングや客間を生かした店内。暖炉も健在。
    • 西洋料理 明治の館
      一番人気の「オムレツライス」。日本人の口に合う西洋風の日本料理(洋食)の代表。

    明治後期、「日本蓄音機商会」のアメリカ人創設者、FWホーン氏の別荘として建てられました。
    3階まである建物の外壁はすべて「乱れ石積み」と呼ばれる技法が用いられ、日光石が敷き詰められています。表情豊かで当時の粋な外壁は、地元の石工、相ヶ瀬森次氏の手によって作られたことが分かっています。
    その後、時代の流れを経て、1977年に洋食を提供するレストランとしてオープン。2006年に、登録有形文化財に登録されました。
    一番人気メニューは「オムレツライス」(1600円)。コクのあるデミグラスソース、酸味のあるケチャップライス、とろける卵は専門店ならでは。ぜひ文明開化に想いを馳せて、西洋料理を楽しんでみてください。

    西洋料理 明治の館

    日光市山内2339の1
    午後11時半~午後7時半 不定休
    0288-53-3751
    http://www.meiji-yakata.com/meiji/

    日帰りで日光を楽しむ!~お土産スポット~

    【伝統工芸 日光彫 村上豊八商店】

    • 村上豊八商店
    • 日光彫
    • 日光彫
    • しおり

    東武日光駅から徒歩で約3分、参道沿いに店を構える「村上豊八商店」。創業120年余りの歴史を持つ「日光彫」の老舗です。
    店内には、贈り物に最適な「しおり」などの小物から、伝統工芸品としての芸術的作品がズラリと並びます。
    予約制ですが「自分で彫ってみたい!」という人にはピッタリの「日光彫体験」も実施しているので、興味のある方はぜひ!日光彫に欠かせない「ヒッカキ刀」を使って、難しさと楽しさを体験してみてください。

    村上豊八商店

    日光市松原町256
    0288-53-3811
    https://www.toyohachi.net/
    滞在時間:体験は、フォトフレーム、手鏡、デスクBOXから選択。約90分。1300円。
    作品は持ち帰り。小学4年生以上。

    【御朱印帳 TEN to MARU】

    • TEN to MARU
    • 御朱印

    「日光の社寺」といえばパワースポットでもあるのですが、パワースポット巡りに欠かせないのが「御朱印」。
    参道入り口近くに店を構える同店では、その御朱印を納める「御朱印帳」をメーンに販売する雑貨屋さんです。 現在、県内外で作られた約30種類の御朱印帳を扱っており、中でも、地元の日光彫店「村上豊八商店」の女性職人が彫る御朱印帳は「他にない」と男女問わず人気(4500円~。オーダー可)。色は5色(赤、黒、緑、青、生うるし)あり、神橋や眠り猫、菊などの絵柄が書かれています。
    この機会に御朱印デビューしてみませんか?
    帳を収める布製ケースやオーナーの渡辺さんこだわりの雑貨にも注目。

    TEN to MARU

    バス「総合会館前」または「西参道・東武観光センター前」下車
    日光市安川町4の23
    午前11時~午後4時(日によって変更あり)。不定休
    080-1224-8630
    https://www.facebook.com/tenmaru.nikko/
    滞在時間:約20分

    日帰りで温泉やスパを楽しむ!~その他おたのしみスポット~

    【花衣の館 日光千姫物語】

    • 花衣の館
    • 花衣の館 日帰り温泉

    「世界遺産散策は絶対に外せないスポット」とはいえ、2月の寒さはあなどれません。 そこでお薦めするのが、政府登録国際観光旅館の「花衣の館 日光千姫物語」。二社一寺周辺に広がる「日光温泉」を楽しむことができます。しかも、今回、ライブが行われる日光総合会館のすぐ隣に位置する宿ですので、アクセスも抜群です。
    日帰り温泉の利用は午後1時~同4時までで1500円。タオルとバスタオルがついてくるので、手ぶらでも入浴できるのがうれしいですね。
    無色透明の単純アルカリ泉は「美肌の湯」とも言われ、敏感肌の人も安心して入浴できます。なんといっても、手入れの行き届いた美しい宿で楽しむ温泉は「姫」気分。
    寒さが苦手な方は、二社一寺を巡ったら、ここで温泉とランチを一度に楽しんでしまうのも手です。湯波料理も楽しめるランチコースもあります(ランチは要予約。昼食御膳「千の絢」3500円(税別)から。ランチ利用者は温泉500円引き)。
    ほかにも、離れでは、ヒノキパウダーを使用した「酵素風呂」(要予約制。20分で3500円)などのリラクゼーションメニューもあります。

    花衣の館 日光千姫物語

    バス「総合会館前」下車
    日光市安川町6の48
    0288-54-1010
    http://www.senhime.co.jp/
    滞在時間:日帰り温泉で約1時間(午後1時から)
    酵素風呂は着替えなどを含み、トータル約1時間

    ※日帰り温泉は団体貸切などが入る場合もあるため、事前確認をお薦めします。

    着物を着て日帰り観光を楽しむ!~その他おたのしみスポット~

    【着物レンタル・販売 うたかた‐UTAKATA‐】

    • 着物レンタル・販売 うたかた ‐UTAKATA‐
    • 着物レンタル

    普段、なかなか着る機会のない着物ですが、江戸や明治の名残を持つ日光には着物がよく映えます。
    参道の真ん中、着物を着たマネキンが目を引く同店。ここでは着物や袴(はかま)のレンタルサービスを行っており、必要なもの(着物、帯、バッグ、草履、足袋など)と着付けがセットになっているので手ぶらで利用することができます(男性は袴のレンタル)。
    着物は100着ほどあり、選ぶのも楽しみのひとつ。1日着物レンタルで3800円、時間レンタルの場合は1時間1500円で利用することができます。
    オプションでヘアセット(1500円)があるほか、寒いようなら羽織(1000円)もあるので上手に利用してみて。

    うたかた ‐UTAKATA‐

    日光市中鉢石町918
    午前10時~午後5時半 不定休
    0288-53-6465
    https://www.luxe-nikko.com/
    滞在時間:着物選び、着付けで約1時間(ヘアセットが入るとプラス30分)