NoGoDにとって初のSHIBUYA-AXにして最後のSHIBUYA-AX。全国ツアー『NoGoD PREMIUM TOUR-2014-【Gate of Seven】』のファイナル公演として5月28日に行なわれたライブは演奏が終わり、客電がついても彼らを呼ぶ声が鳴りやまず、ダブルアンコールが飛び出すほどの盛り上がりだった。
大声援の中、暗転したステージにKyrieのギターが響きわたり、幕が開いてメンバーが姿を見せる(団長は最後に壇上のセンターから登場)演出の中、演奏されたオープニングナンバーは「STAND UP!」。続いてインディーズ時代からの人気曲「愚蓮」とたたみかけるようにアッパーなナンバーが披露され、そのテンションの高さにフロアは早くも熱狂状態だ。「最初で最後のAXにご参加いただいてありがとうございます!ちょっとなめまわすように見てもいいかな」と笑わせて上手、下手とオーディエンスを見渡し、「ゆる~いウェーブやってみようか」とフロアにウェーブを起こさせる団長もかなりテンション高め。「今日はいろんなNoGoDを見せたくて、こういう構成になってます。うるさい曲ややさしい曲までひっくるめてNoGoD!」とMCで話していたが、この日のライブはバンドの核であるHM/HRから疾走感のあるR&R、アコースティックで切ない曲まで、まさにヴァリエーション豊か!NoGoDのフルコース的メニューで楽しませてくれた。
中盤ではKyrieが「今回のツアーでは新しい試みです」と前置きし、Shinnoと2人で椅子に座り、アコースティックギターによるインストゥルメンタル「夢の泡」を演奏。続いて、団長が登場し、「箱庭」をしっとりと歌い上げ、Kと華凛もステージにーー。インディーズ時代の曲を再レコーディング&リメイクし、新曲も加えた最新ミニアルバム『四季彩』の中から、「あの日の空は極彩で」がアンプラグド・スタイルで披露された。
ライヴ中、「今日は重大発表があります」とみんなをワクワクさせておいて、「5月28日は僕の妹の誕生日です!」と絶叫し、肩すかしモードにフロアをおとしいれた(笑)団長だったが、9月17日にニューアルバムがリリースされること、発売に伴い、9月から全国ツアーをスタートさせ、ファイナルが11月29日の品川ステラボールであること、6月19日にLIQUIDROOM ebisuで行なわれる氣志團現象2014「極東ロックンロール・ハイスクール第弐章」に対バン出演すること、7月に「JAPAN EXPO2014」に出演するため、フランスに行くことが矢継ぎ早に発表された。 「オマエたち、まだ暴れ足りないだろ!?」と煽った後半戦は、Kと華凛のリズム隊のグルーヴがNoGoDを加速させていった「Carnival」に始まり、激しいナンバーの連打にAXの熱気は上がる一方。フロアがヘドバンの嵐となった「啓発フラストレス」で本編は終了。
アンコールではど派手な衣装からツアーTシャツに着替えた団長とメンバーがスッキリした表情で登場し、バンドの代表曲「櫻」からメタル魂全開の「敬虔」へと。「あなたは神を信じますか?あなたは何を信じていますか?」と問いかけて煽り、ラストナンバーは期待を裏切らないキラーチューン「NoGoD」。華凛がKyrieとShinnoをアイコンタクトで誘い、階段上のセンターに並んで演奏する場面も飛び出した。オーディエンスに感謝の言葉を述べ、「14年間もバンドを支えてありがとうございました!」とSHIBUYA-AXに向けてもお礼を述べた団長。5人がステージを去っても熱いNoGoDコールは鳴りやまず、最後の最後は「祝福の唄」で締められた。
SET LIST
1. STAND UP! | 10. 箱庭 | アンコール #1 |
2. 愚蓮 | 11. あの日の空は極彩で | 19. 櫻 |
3. 憎愛アンチテーゼ | 12. アタリマエ | 20. 敬虔 |
4. 愚かな王 | 13. 球根 | 21. ノーゴッド |
5. The Power | 14. Carnival | アンコール #2: |
6. 浮世ROCKS | 15. 神風 | 祝福の唄 |
7. Frontier | 16. 絶望、バイバイ。 | |
8. IV-他者/Philosophia | 17. 恒星 | |
9. 夢の泡 | 18. 啓発フラストレス |
INFORMATION
メジャー4作目となる待望のNEW ALBUMを9月17日(水)リリース決定!
ALBUMより、新曲(1曲)を2ヶ月先行フル配信予定。
詳細はオフィシャルサイトへ!
NoGoD DISK GARAGE.com アーティストページ
NoGoD(2014.5月 Live Report)