女王蜂 アヴちゃん(Vo)×KEYTALK 小野武正(Gt)対談

2015.11.26 up

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女王蜂 アヴちゃん(Vo)×KEYTALK 小野武正(Gt)対談

KEYTALKと女王蜂、Tommyと女王蜂、チームしゃちほこと女王蜂、minus(-)と女王蜂、怒髪天と女王蜂——という、「濃すぎるにもほどがある!」と言いたくなる女王蜂主催の対バンイベント『蜜蜂ナイト』が、リキッドルームにて12/10からスタートする。その1回目のゲストであるKEYTALKの小野武正(Gt)と女王蜂のアヴちゃん(Vo)に対談していただき、お互いの接点や当日への意気込みなどについてうかがいました。


アヴちゃん「今年の5月のツアー中の福岡で、私たちがDRUM Be-1の日に、隣のDRUM LOGOSがKEYTALKで。普段CDを渡すということは、奥手なのでなかなかしないんですけど、勇気を出して」


小野「いただきました。でも僕、高円寺のHIGHってライヴハウスでバイトしてた時がありまして、その頃にライヴを観ていて」


アヴちゃん「ええっ!?嘘ぉ、あかんわそれ!あの日、めちゃくちゃでしたよね?」


小野「いや、『すっごいバンドだなあ』って衝撃を受けた記憶があります。自分もバンドやってるし、HIGHでいろんなバンドを観てたけど、こんなバンド観たことないと思って」


アヴちゃん「まだ神戸から東京に通ってた頃ですね。初めてのバンドが女王蜂で、楽器を始めたのも女王蜂だったので、誘われるライブ全部『バス代が出るんやったら行こう』みたいなスタンスだったんですよ。で、出るとだいたい対バンがハードコアなんです(笑)。たぶん、HIGHをいちばん汚したバンドが女王蜂だと思うんです。当時すごいラメとか金粉とか塗ってて、終わったあと床がギラギラで、鳥を殺したあとみたいに羽根がちらばってて」


小野「ああ、それ、掃除しましたね(笑)」


アヴちゃん「すみません!でもKEYTALKは、私たちができなかった青春を、すべてやってらっしゃるっていうか。やりたい曲があって、コピーして、オリジナルも作るようになって、動員が増えて……っていうのを経験してないんです、私たち。最初にライヴやった時って楽器ができなすぎて、“もののけ姫”とか歌ってたんですね。で、お客さんに生霊をとり憑かせるとかやってたんですよ」


小野「(笑)えーっ!?怖い!」


女王蜂 アヴちゃん(Vo)×KEYTALK 小野武正(Gt)対談

アヴちゃん「怖いことをやりたいとかじゃなくて、とりあえずチケット代をもらって30分パフォーマンスをするんだったら、なんとしてでも爪痕を残さないといけないというか。自分が飽きない、まわりが飽きないことってなんだろうって考えたら、そういうふうになっていって。でもKEYTALKは、歌もので、ふたりボーカルがいてすごく声がよくて、ギターもボーカルと張り合うぐらいすごく歌ってるバンドで、男の子バンドで……青春って言うと簡単ですけど、すごい憧れだなあと思って。ギターで、クリーントーンでここまで歌い倒してる方って、今のシーンでほかにいらっしゃらないと思ってて」


小野「ボーカルを食ってやるぞという気迫が伝わったみたいで、うれしいです」


アヴちゃん「ボーカルと絡み合うぐらいならまだわかるけど、抑えにかかってる瞬間とか」


小野「ありますね。完全にボーカルとぶつかってる音とかありますからね。あと、ギターの音色も、普通だったらもっとハイ寄りにするところを、わりと人の声に近いところにして、より目立たせるようにして」


アヴちゃん「だから3人歌ってる感じがすごくして」


小野「それが理想ですね。歌をミュートしても聴けるくらいのつもりで弾いてます」


アヴちゃん「あと、転調がすごい好きなんですよ」


小野「ああ!転調、いいですよね」


アヴちゃん「上がると思いきや上がらないとか、大好きで。私たちの曲も、12回転調したりするんですよ。KEYTALK、転調がすばらしくて」


小野「うれしいです、そう言っていただけると。一音半転調をよく使うんですけど——」


アヴちゃん「(大きくうなずく)」


女王蜂 アヴちゃん(Vo)×KEYTALK 小野武正(Gt)対談

小野「AmからAに変わるとか、すごいグッとくるので、多用してますね」


アヴちゃん「あと、踊らせるって生半可なことではないと私は思っていて。ライヴの映像を観せていただいたんですけど、『すごいな、この人たちはこのメロディが鳴ったら必ずこの動きをするんやな』とか思うと……そこまで行くのってすごい難しいことだと思うし。自分が死んでもできないことをやってらっしゃる」


小野「でも、女王蜂がやっていることも、僕ら絶対できないと思います。すごい刺激受けますし……2マンライヴっていうのがまたいいですよね。VS感が出るというか」


アヴちゃん「そうなんです。あの、私、対バンて世の中の縮図だと思ってるんですよ」


小野「そうかもしんないですね」


アヴちゃん「きっと、競い合う気持ちを転化したものがスポーツで。で、対バンというのは芸術なので勝ち負けはないけど、こっちの方が印象に残ってるとか、でも私はこっちの方が好きだとか、語り草になるようなものが絶対やりたいなと思って」


小野「たぶんこの対バンは、お互いのお客さんがアウェイになっていくと思うんですけど、そこをどう持っていけるか……そういう方が燃えますし、音楽に勝ち負けはないと言いつつも、勝負どころなのかなっていう」


アヴちゃん「バンドって独立国家っていうか、国をひとつ作るぐらいのことだと私は思ってるんですけど。4人バンドだったらその4人にしかわからないようなこと、多くないですか?」


小野「バンド内のルール、ありますよね」


アヴちゃん「うちもけっこうわけわかんないことしてるんですよね。ライブ終わったあと(手をパンと叩いて)『イケた!』『今日イケなかった!』とか言うんですけど。終わったあとニヤニヤしてるから『どうしたの?』ってきいたら『今日ノーパンでライヴやったったわ』って。ベースの子なんですけど」


小野「あはははは!」


アヴちゃん「めっちゃ美人で性格もいいおねえさんなんですけど、そこネジ抜けてるんですよね」


小野「それを知った上で観るライブは、違いそうですねえ(笑)」


アヴちゃん「その子の格言として、『パンチラ怖くてギャルバン組めへんやろ』って(笑)」


女王蜂 アヴちゃん(Vo)×KEYTALK 小野武正(Gt)対談

インタビュー:兵庫慎司
photo:横井明彦

女王蜂主催対バン企画 蜜蜂ナイト LIQUIDROOM

最終決戦 〜超!仁義なき戦い〜

2016年3月25日(金)
EX THEATER ROPPONGI
VS 獄門島一家
18:00 開場 / 19:00 開演
オールスタンディング ¥4,500(税込)
[オープニングアクト]ベッド・イン with パートタイムラバーズ
●2月20日(土) SALE
〜超!仁義なき戦い〜 公演詳細はこちら

チケット先行受付

【受付期間(抽選)】
受付中~2月8日(月)23:59
こちらの受付は終了いたしました。

獄門島一家

[Past Live]

〜キーワードは、DANCE〜

2015年12月10日(木)
VS KEYTALK
18:00 開場 / 19:00 開演
オールスタンディング ¥4,500(税込)

KEYTALK

[Past Live]

〜♡January15!!!! dream come true♡〜

2016年1月15日(金)
VS Tommy heavenly6
18:00 開場 / 19:00 開演
オールスタンディング ¥4,500(税込)

Tommy heavenly6 or Tommy february6

[Past Live]

〜チーム蜂ほこ〜

2016年1月29日(金)
VS チームしゃちほこ
18:00 開場 / 19:00 開演
オールスタンディング ¥4,500(税込)

チームしゃちほこ

[Past Live]

〜掛け算♡引き算〜

2016年2月7日(日)
VS minus(-)
17:00 開場 / 18:00 開演

minus(-)

[Past Live]

〜漢字三文字最強説〜

2016年2月26日(金)
VS 怒髪天
18:00 開場 / 19:00 開演
オールスタンディング ¥4,500(税込)

怒髪天
蜜蜂ナイト特設サイトオープン!

アヴちゃんから各対バン相手へのメッセージ、ライブレポートなど続々アップ!
https://www.diskgarage.com/feature/zv-mitsubachinight/


女王蜂 INFORMATION

女王蜂

RELEASE

女王蜂「失神」

NEW EP「失神」
(女王レコード)
NOW ON SALE


女王蜂 オフィシャルサイト


KEYTALK INFORMATION

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RELEASE

KEYTALK「スターリングスター」

6th SINGLE「スターリングスター」
(Getting Better/ビクターエンタテインメント)
NOW ON SALE


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